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小癪な小細工 BMX

 消耗品の交換や気分転換的な部品の話

 ステムのキャップが割れた。

メリメリっと

 割れたというかなんというか、バーの角度などをいじくっては締め、を割と繰り返していた締め付けの時、左上ボルトだけ延々と手応えがなく締まるのだ。
 取り付けボルトに(純正のGen1ボルトが高すぎる為)中華製のグレードの低いチタンボルトを使用しているのだが、締めすぎると割と呆気なく折れるのでトルクレンチを用いてトルク管理をするなどといった、到底BMX乗りの風上にも置けないような繊細な整備をしてきたにも関わらず、なのだ。(BMX乗りの尊厳を守るために言うと皆、イメージや見た目よりかなり細かく整備するし、大切にしている)

これはもうダメだね

 トルク管理といってもM6ヘッドキャップスクリューは25Nm、ホイールアクスルナットを40Nmで統一しているだけであるが、低グレードチタンボルトはテストで30Nmに達する前に折れたので、23Nmとしてあった。
 BMXでトルク管理しようにもどこにも数値が見つからないのでボルトの規格を頼るしかない。 あとは経験かな。 ステムとか適当に締めると突然バーが明後日向いたりボルトが折れたりアルミが割れたりしがちである。 あとペググラインド遊びをしていたらアクスルナットごと回って緩んだこともあった。

普段はこの辺で整備している。

 締めすぎたのか疲労が蓄積したのか何らかのダメージがあったからなのかは判らないがとにかくこのまま使う気持ちにはなれないので、幸いMADERAのステムは使っていないサイズのものが予備として使えるのでそれにしたが、なんともポリッシュ仕上げのステムキャップである。

ポリッシュもロゴもこれが好きだが、色合わせ的に練習車一号には似合わない。 赤、黒、金、代、バーのみRawシルバーだが。

 消費したステムキャップはとりあえずProfileに注文入れておくとして、この銀色ステムキャップを黒にしたい。
 塗装、ラッピング、アルマイト加工?

ガンブルー 腐食系黒錆みたいに言われるやつのアルミ版。

 テカテカでもなく、古い拳銃のそれの味のある黒に綺麗に染まった。 ステム本体は黒のアルマイトなのでそれも精度の必要なところを除きアルマイトを剥がしてガンブルー化した。

なかなかいいかんじ

 さて、補修部品がProfileから届いたので少し雰囲気を変えようとおもう。

スプロケットをガード無しの25Tのゴールドに。 回転軸は金。

 別に壊れたりすり減ったりしていたわけではないのたけれど、軽量化をして本気でやりたくなったので、ファッションで付けていたペグも外し、余計なものを無くしより軽い物を。

アクスルナットを17mm頭ボルトから6mmキャップスクリュー、ボルケーノキャップ仕様に。
リヤはボルケーノキャップが上手く座らなかったので鍋頭ボルト仕様にした。 足を引っかけても危なくないかも。 エンドガードも外そうかどうしようか悩んでいる。 G-SPORTのクロモリ製なので重い。
あとペダルをOdyssey twistedからOdyssey Grandstand V2に。 Maroon色がフレームに合ってていい。 スプロケットは交換前のガード付きのMADERA Sygnet 25T

 これだけ軽くすればきっとバニーホップが70センチを超えるであろう。 事を祈って。

タイやの空気圧が落ちるのが早い。 それはブチルチューブの時もそうだったけれど、60psi程入れておいても数日で40psi程に落ち着いてしまう。 72psiくらい入れても着地の歳にはリム打ちしそうな雰囲気なので気をつけないといけないが、いささか御老体の関節にはよろしくない。 できれば60psiでお願いしたいところである。

 今回のビルドは特にどこも急激に緩んでこないので安心して乗れる。 前のクランクとかは1日遊ぶとボルトが緩んでクランクがカクカクしたりしていた。 値段相応というやつなのか。

2.1"のタイヤの方がかなり軽いが柔らかい着地をする余裕がないのでリム打ち回避にエアボリュームをとって2.3"幅のタイヤ。

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