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秋の短期集中バニーホップ(4)合宿 その2200本目で判ってきたこと。

 雨が降る前の日の土曜日にバニ100をまた重ねてきました。 思うことがあって試したかったというか身体に教え込みたかったのですが、

・ジャンプ力が足りない
・ジャンプ持続性が足りない
・良かったのは40本目まで

 自分のバニーホップの癖というか直したくても直せない部分について気が付いたことというか、なるほどこうか、という感覚を得た部分。
 どうしても脚を使えないというか脚でジャンプするパワーを掛けられなかった複合的な理由に気が付いたのは前回のバニ50の時。 趣向を変えてモアハイヤーではなく形と動作の確認、しっかり飛ぶ、速度は遅め、でやった分で速度が遅い分身体の使い方に余裕が出たというか間に合うようになったような感覚。
 今までは前輪が目標物を越えてから後輪か最高の高さになるタイミングに併せて突入速度を決めていたのだけどそれは手癖で跳んで車速に併せようという考えそのものが欠落していた事。
 角材ホップをやることによって後輪が前輪の浮いた場所まで行くのにどのくらいのタイミングであるかが少し掴めたこと、 とまあ色々あって出来なかった事が出来るようになり得たモノがあったのです。 脚を伸ばし腰を高速に上げるタイミング、つまり脚のジャンプのタイミング。

 脚のジャンプのタイミング、というと腕のジャンプや頭のジャンプがあるんかいと言うと、厳密に言うとあります。
 そもそもバニーホップがなぜあんなに高く跳べるのか、普通に垂直跳びをするより高いものを越えられていると思います。 近年計っていないので判りませんが。
 垂直飛びだって、腕を振り腰を落としてリズムを取って最高にバネが使えるタイミングで跳ぶと思いますが、バニホも同じで使えるモノは全て使って跳ぶという手順に込められた、この進化した謎文化を紐解いた人はそうたくさん居ないのではないかと思いますが、一番最初のタメの部分、伏せてからバーを下から前へ鬼プッシュから始まります。 それももう上に向かう力であり腕によるジャンプと言えます。 両腕程度ではたかだか前輪を20センチも上げられたら上出来なものですが、さらに身体を使ってウィリーでもするように更に前輪を上げます。 上半身でのジャンプと言えます。 前輪を上に上げ、ペダルに体重を乗せ、後輪を軸に回転していくフレームの上でさらに脚でジャンプするのですがここのタイミングが一番重要だと考えてきました。バニホが形になり始めた頃、あまりの速さになにも判らないけど兎に角上への気持ちだけで跳んでいた頃はピアノの両手が同じ動きしか出来ない子の様に腕でのプッシュと脚の伸び上がりがかなり同時でほぼポゴ(前後輪同時に跳ぶやつ)と同意だったものから少しずつ前、後ろと上げれるようになりそのままより強く跳べば高さを上げられると信じてテニス肘になりました。 ハンドルバーを腕で引いて上げてはいけません。

 身体でバーを引いてフロントを上げている時、フレームはペダルでさらに後輪に加圧するテコの原理状態にあると思っていますが、初めの頃はバーを早く引きさえすればそのフレームを捏ねる力だけで跳べると思っていたし、実際30センチくらいまではそれで到達しました。 脚は跳んでいるというより踏ん張っているだけという具合だったと思います。 その30センチの壁に当たりしばらく記録が伸びずあきらめかけたり色々調べたりして自分のバニーホップは違うと思いもっと後ろへ引いて、後輪をしゃくって上げる、というあたりに到達します。 これで40センチまで上がり狂喜乱舞していました。 ですがこのあたりで腕が壊れ始めます。 自分ではバーを引き上げていないつもりだったのだけど、今のと見比べると圧倒的に引き上げています。 フロントを上げたい気持ちが全力で現れています。 具体的にはテニス肘という症状で、この辺のアクティブ自転車にはあるあるあるぽいですがテニスでいうバックハンドを酷使しすぎると肘で起きる腱鞘炎みたいな感じかと思います。 悪化すると大変らしいのでセーブせねば、と思うところもありますがこれ、結局バーの引き方を間違っているのですよね。 バーを引き上げるモーションは使わない、マニュアルで真後ろに引いてフロントを上げるきっかけを作ったら腰でフロントを上げる。 伸び上がる際にバーを太股へ引き寄せると上に引き上げる動作はありません。 なおその後差しに入ろうとするとかなりバーを腕で持ち上げるような感触になるのでこれも間違っているのでしょう。 まだ重くてまともに差せません。

ジャンプ力が足りない事は薄々気付いていました。上の分解写真で三番目あたりで力が最も入るように跳びたいのだけれど、実際には二番目の時点で腕と共に脚も伸びてしまう。 ピアノ習いたての子が右手と左手が同時に動いてしまうそれのように。 でも以前のエントリでも書いたようにそれがKAIZENしつつある。 理由はバーを換えてポジションが良くなった事。 そして一番欲しいところで脚力を炸裂させる事が出来る事が10%くらいの確率である。 決まるとハッキリと判る、自転車がすごい勢いで浮いてリヤタイヤが尻にバチィ~ン⭐って当たる。 この勢いなら簡便に差せるのかもしれない。 ウヒョウ! って気持ちでもう一回! もう一回!ってまた覚えたての小僧のような感じでやっていると出来なくなる。
 100バニはいつも、最初はペットボトルから5~10本跳んで今日の調子を確認したら40センチから、20本ごとくらいで5センチずつ上げていくのだけれど最近は30本目くらいで調子が出てきて50本目の頃には筋力を使い果たしている。 いつもビデオは50本目から回すのだけど既に死人でござる。 以前は70本目くらいが一番調子よく80本目から惰性になり90本目からは引っかけずに最後の10本を跳びきるとかやってたんだけど今回は80本の時点でバーを5センチ下げざるを得ないほど疲労してしまい、なんとかどうにか跳んでいるという始末。 つまり一番良かったのは40本前後という事になり、45センチとか跳んでいる場合ではなかった。 100バニシークエンスを組み直さないといけないなあ。 

全く新しいバニホバーWide900

 前回、再起不能な位にジョイントが折れてしまったバニホバーを更新。 30センチバーを二本繋いで60センチだったものを45センチバーを二本にして90センチとした。 なぜ45センチバーを継ぐのかというと、リュックに入るのが45センチまでだからです。 ものすごく跳びやすく、引っかけてもバーが逃げるように作ったつもりだったけどグダグダになるとやはり折ってしまう。 継ぎ手を4つくらい買ったけど全部折ってしまった。 やはり一本モノにすべきかなあ。 あとサムネのとおり、靴がほんとうにグリップ低下していて、調子が悪いときほど片足外れたりズレたりしてヒャンってなる。 次回こそはニューを履いていこう。

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