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遅ればせながらLeonardo.Ai を試してみましたが...。(2/2)

直近記事の続きです。

ユーザコミュニティ内で公開されたCheckPoint の asface lean 

直近記事でも触れた、ユーザコミュニティ内で公開された
CheckPoint の asface lean ですが、改めてサンプルにあるように
「cute asian girl 」を指定して、赤ボディスーツのプロンプトを
描画させましたら…。

「cute asian girl 」を指定して赤ボディスーツのプロンプトを描画させましたら…。

うわぁ….。

asface lean による赤ボディスーツのプロンプトの描画
asface lean による赤ボディスーツのプロンプトの描画

がっかりげんなりです。作例は誇大表現では?

あと、仕様のバグでしょうか。こんなお得(?)な現象を見つけました。
今のところ全てのAlchemy V2 前提のCheckPoint で再現します。
ユーザにとってはトークン節約に好都合ではあります。

このようにAlchemy V2 (16 トークン要/1 画)のCheckPoint 以外の描画
の後、Alchemy V2 を併用するCheckPoint を選ぶと、その時点では
「3 トークン必要」とあるのに…。

CheckPoint を選んだ時点では3 トークン必要とのこと。

手動でAlchemy V2 のスイッチ(画面左端)がON にすると、16
トークン必要の表示が出ますが、先の記事の通り、それを手動でOFF
にしますと…。

なぜか描画に2 トークンで済むようになる

なぜか描画に2 トークンで済むようになります。
Alchemy V2 のスイッチをON/OFF するだけで描画に必要な
トークンが1 つ減るようです。

画像サイズによって必要トークン数が変わるのか、大きな
画像サイズの再指定で、再び3 トークン要に戻ります。
このあたり仕上がり画質も踏まえてうまく使いたいものです。
(小さい画像サイズだと記事中の縮小公開でも解像感が不足
します。)

節約術ばかりでなく、Alchemy V2 スイッチのON/OFF で、
どれだけの描画の差があるかも見てみました。
複雑な描画のほうが差を見易いかと考え、直近記事の冒頭の画の
プロンプトを再度使ってみます。

まずは上述のトークン節約操作をしたAlchemy V2 スイッチ手動OFF
での描画です。

上述のトークン節約操作をしたAlchemy V2 スイッチ手動OFF
Alchemy V2 スイッチ手動OFF での描画

her body exposed and flayed, revealing translucent skin and visible muscles,

とのプロンプトにも関わらず肌の質感が濁って暗く、全体の解像感も
甘い気がします。それでも描画として充分な対象もあるとは思いますが
この対象には不足感が否めません。(解像感はもしかしたら上述の画像
サイズ指定の関係もあるのかもしれません。)

Alchemy V2 スイッチを手動でONにしました。16 トークン/ 1 画の
描画です。

Alchemy V2 スイッチ手動でONにした16 トークン/ 1 画の描画

流石に上述の不満足が全て解消された画になっています。
直近記事冒頭の質感と同等で、この題材にはAlchemy V2 のON 設定が
必要そうです。

ただAlchemy V2 のON 設定の画にしても、mage.Space の無償SDXL を
使った元描画を超える仕上がりにはなっていません。

mage.Space のSDXL を使った元描画(再掲)

それにどんな雰囲気を目指すかによって、その差が大きく重要に
なる場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。

1 トークン/1 画で済むDreamShaper V7 やAbsolute Reality V16 
でも間に合う雰囲気というか用途も少なくないかもしれません。
少なくとも違った表現が出来るという意味では、トークン使用量
と表現の格の上下評価は異なるもの、と感じます。

同じプロンプトで描画させてみました。
しかし、これはよほど特殊な演出下でないと使え無さそうです….。

DreamShaper V7 によるサイバー描画
Absolute Reality V16 によるサイバー描画

プロンプトから japanese を外しましたら、幼い表情の顔が邪悪な
印象に変わりました(^^)。

Absolute Reality V16 によるサイバー描画

ちなみにSDXL 0.9 (Alchemy V2 OFF)で描かせた赤ボディスーツの
プロンプトによる画はこんな仕上がりになりました….(うーむ^^;)。

SDXL 0.9 による赤ボディスーツのプロンプトの描画

その他、過去のnote 記事やブログ記事で公開した作例で使った
プロンプトで描画をしました。

AlbedoBase XL をCheckPoint に選びAlchemy V2 スイッチを手動OFFした描画
LeonardoDiffusionXL をCheckPoint に選びAlchemy V2 スイッチを手動OFFした描画
LeonardoVisionXL をCheckPoint に選びAlchemy V2 スイッチを手動OFFした描画
SDXL 0.9 をCheckPoint に選びAlchemy V2 スイッチを手動OFFした描画
DreamShaper_v7 による描画
AbsoluteRealityV16 による描画

LoRA ファイルを用いての演出に沿った表情造りを追い込めないため、
状況設定に表情がちぐはくな印象などをどうにも出来ない感じが
実用的ではない印象です。(mage.Space と違って一応全機能の
お試しが出来ている範囲の中に、その機能が無い。)

今回のお試しでは直近記事の冒頭で記した通り、少なくとも現時点では、
人物をローカルPC のStable diffusion web UI(AUTOMATIC1111版)
で描画させて、メカが主体となる背景事情の状況説明画には、
mage.Space で無償利用できるSDXL を使う運用(画風が揃わ
なければローカルPC のNMKD StableDiffusion GUI でIMG2IMG 処理
を使って再描画する)のバランスに対して、Leonardo.Ai をあえて
追加する必要性までは至りませんでした。

ローカルPC での人物画にも、mage.Space の無償SDXL のメカ画にも
どちらもLeonardo.Ai で超えるものを得られなかったからです。

というか、夏風邪ダウンでの自室自主隔離の時間持て余しで偶然
知ったAI 描画で、クラウドサービスのmage.Space なら、低速PC
でもメカ画や他惑星開発現場などハードSF・サイバー題材は描ける、
と知ったものの、人物画はいまいちだなあ、とモヤモヤしていた
夜の寝酒(夏風邪ダウンで投薬中なのに^^;)中に突然飛び出した
「nightmare」だけのプロンプトから出た画に遭遇しなければ、
そして高速GPU 搭載PC を持っていなかった時期に4 時間でも
待てば描画をしてくれたNMKD StableDiffusion GUI (Stable
diffusion web UI のように門前払いせず)が世に存在してなければ、
私はこの世界を諦めてスルーしていたと思えば、人との出会いの
ご縁に似た流れを不思議にも感じます。

諦め掛かったAI 描画の世界に強引に引き戻されたmage.Space のSDXL による
「nightmare」

最初の入り口がmage.Space でなくLeonardo.Ai だったら、きっと
この世界にそれほどの興味は持てなかったように思います。
どこか仕上がりや道具立てに玩具感が否めず、「画を描けない
自分が一足飛びに思い通りに描けるようになった」というレベル
の満足感には至らなかっただろうと考えます。

そんな感想をもってLeonardo.Ai のお試しを終了します。

まあ1 トークン/ 1画の描画なら1 日150 画も描けるのですから
存在を無視することもなく、お遊びで併用することも悪くは
ないでしょうが、mage.Space の無償SDXL のように、
Leonardo.Aiにしか描けない題材だ、と頼りにする局面は
きっとこれからもありそうにはありません。


ご覧いただきありがとうございます。



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