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唖然....。でも逆に言えば、これはTensol.Art の存在意義と言えますか。(1/2)

これらの記事の続きになります。

「平凡な日中で晴天、街中の背景」での描画特性を見る作業に
一旦区切りをつけた後も、Tensol.Art の膨大な CheckPoint ファイルを
試して行きましたが、アニメート(動画作成)では用意されてなかった XXMix_9realisticSDXL - v1 は、唯一無二と言える独特の柔らかい描写
がとても魅力的でした。

Tensol.Art の XXMix_9realisticSDXL - v1 による柔らかい描写 (再掲)

今回の記事を書くにあたって、追加で描画させてみました。

Tensol.Art の XXMix_9realisticSDXL - v1 で新たに描画した画 (01)
Tensol.Art の XXMix_9realisticSDXL - v1 で新たに描画した画 (02)
Tensol.Art の XXMix_9realisticSDXL - v1 で新たに描画した画 (03)

それをローカルPC 上にダウンロード導入出来ないか試してみました。
それが可能であれば、ローカルPC 上で動画作成も出来るかと考えました。

CivitAI にありました。作例画像もTensol.Art 掲載のものと同じです。
名称からはSDXL 系のCheckPoint ファイルらしく、これまでローカルPC
では動いた試しがありませんが、とにかくダウンロード入手しました。
(過去にはStable Diffusion Web UI ではメモリ不足エラーなのか処理
開始せず、NMKD Stable DiffusionGUI では互換なしエラーが出ました。)

XXMix_9realisticSDXL - v1 がCivitAI にありました

試行中のプロンプト描画の設定のまま、そのxxmix9realisticsdxl_v10.safetensors で静止画描画を実行してみました。

おっ。意外にも処理が走りました。
それまでの作業の設定のまま、うっかり複数枚を連続描画する設定
にしていたので、途中状況をキャプチャしておきました。
描画がされているようです。

ローカルPC で描画中の XXMix_9realisticSDXL - v1 (01)

Tensol.Art での出力のように柔らかい描写に、半ばプロンプト無視な
背景が描写されている経過が見えます。

ローカルPC で描画中の XXMix_9realisticSDXL - v1 (02)

12 画の描写がようやく終わりつつあります….。

えっ?

えっ?全部真っ黒….。

12 画、全部真っ黒….。
処理終了直前まで真っ黒な描画の気配はありませんでしたが。

再実行しても次の12 画も全部真っ黒。
メモリ不足のための現象かと考えて描画サイズを小さくして、
描画数も1 に設定しましたが。結果変わらずでした。

描画サイズを小さくして再度描画中の XXMix_9realisticSDXL - v1
やっぱり真っ黒…。

がっかりしました。ぬか喜びでした。
これならメモリ不足エラー(処理始まらず)でもよかった。
GeForce RTX4060 (GPU VRAM 8GB )では能力不足だったようです。

しかし各画の処理完了直前まで描画はしっかり出ていましたので、
各画の最終段階でわざと黒く塗りつぶされたかのような理不尽です。

まるで2.5 次元系 CheckPoint ファイル、breakdomain_M2150.safetensors
や starlike_v20.safetensors の彩度が描画中は普通なのに、終了と同時に
ストンと落ちるのと似た感じで真っ黒になりました。

CivitAI には古い2つのバージョンもありましたが、いずれも容量が
同じ6.46 GB なので、きっと結果は変わらないでしょう。

その後、先人様の Stable Diffusion Web UI (AUTOMATIC1111 版)
v1.6 以上へのSDXL 導入記事も拝見して、専用のVAE ファイルや
Refiner ファイルを導入の上、記事と差異がないように環境調整
しましたが、結果変わらずでした。

専用のVAE ファイルやRefiner ファイルが必要になることを
知らなかったので、描画終段で真っ黒になるのは、これこそが
原因かと思ったのでしたが…。
なので原因は GPU VRAM 8GB にありそうで回避不能です。
(その参照記事ではデスクトップ機で12 GB の GPU VRAM を
使っておられました。)

まあ逆に言えば、これこそ Tensol.Art を使う意義の一つと言えそうです。
1.8 ポイント / 画なので、これだけを使うとして、100 ポイント / 日の
無償利用では、55 画 / 日使えることになります。
ちょうど同じくローカルPC で動かない SDXL 1.0 をmage.Space で
無償利用できるのと同じ位置づけに出来ます。

ついでながら、上掲の静止画を Leonardo.Ai の Image to Image 処理で
取り込み、簡易動画化してみました。
(再生解像度によっては、MP4 ⇒ GIF 化に伴う網目ノイズが見える
場合あり。ブラウザの表示倍率を少し上げることで解消します。)

上掲の静止画を Leonardo.Ai の Image to Image 処理と簡易動画化で (01)
上掲の静止画を Leonardo.Ai の Image to Image 処理と簡易動画化で (02)
上掲の静止画を Leonardo.Ai の Image to Image 処理と簡易動画化で (03)

次の動画は3 回ほどやり直しました。右目の動きが不自然でしたので、
簡易動画化の変化量を「4」に下げての3 度目がこれでした。
まだ少し違和感がありますかね….。

上掲の静止画を Leonardo.Ai の Image to Image 処理と簡易動画化で (04)

SDXL 系でない、せいぜい4 GB 未満サイズのCheckPoint ファイルで、
Tensol.Art 内でなくローカルPC 側で描画させてみたいものが出てくれば、
また導入検証してみます。

追記:GIF 変換後の動画に網掛けノイズが消えない環境もあるので、
変換前のMP4 をYouTube に纏めて1 本化して登録しました。
ショート動画になってしまうと大きく表示されないので、一部、GIF で
記事公開していないものも含めて、1 分以上の長さになるようリピート
させています。




ご覧いただきありがとうございます。




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