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AI 描画:宇宙画を題材にしてCheckPoint ファイルの表現差 を描画させて比較しました。

CivitAI で感激するほどの良く描かれた宇宙画を拝見し、使用されている
CheckPoint をダウンロードして、プロンプト、ネガティブ・プロンプト
を使ってStable diffusion web UI(AUTOMATIC1111版) や
NMKD StableDiffusion GUI で描画させてみましたが、処理出来ません
でした。(前者では処理なしで終了、後者では「CheckPoint に互換がない」
エラーで終了)

CivitAI で感激した作例はSDXL 系の描画でした。

この宇宙画はSDXL 系のCheckPoint ファイルで描画されており、GeForce
RTX4060 搭載のノートPC を持ってしても、GPU のメモリに不足があり
描画が出来ないようです。SDXL 系のCheckPoint ファイルを使えない次善案
として、mage.Space の無償SDXL で描画させる折衷運用をしている一方で、
ローカルPC で動作する手持ちのCheckPoint ファイルで、そのSDXL 作例に
近い表現をするものがどれか、描画させて比較してみました。

プロンプトは次の通りです。

(single, only one), (extremely detailed derelict abandoned destroyed broken spaceship, space station in orbit in space, giant planet background), (4k, 8k, extreme detail, ultra quality, HD, high definition, HDR, high dynamic range, octane render)

CheckPoint ファイルの名称は動画画面の下方にテロップで出ます。
中には「このCheckPoint ファイルはエロ画を描かせるためにダウンロード
入手したんですかい(^^;)?」という名称のものも含まれますが、邪推 (?) は
ご容赦ください。
何よりそれらのCheckPoint が、merge 作成の元となったCheckpoint の
底力により名称(CheckPoint 作成者の恐らくはムフフな意図)とは
異なる素晴らしい描画を見せることに着目頂きたいものです。
(….と、お茶を濁す^^;)

6 画像で1 枚に纏めたものだけでも多数あり、静止画を貼り付け公開
するのは断念して動画化しました。(全 6 分1 秒)
(全画面表示で、解像度設定は1080p [HD] でご覧ください。)

最も作例に近い描画をしたのは、kanpiromix_v20.safetensors の3 つ
の画と…。

kanpiromix_v20.safetensors による画(1/3)
kanpiromix_v20.safetensors による画(2/3)
kanpiromix_v20.safetensors による画(3/3)

それらとbeautifulRealistic_v7.safetensors からの画ですかね…。
(ただし下方の余計な部分を若干切り落とし済)

beautifulRealistic_v7.safetensors による画

他もそれぞれ個性のある描画をしますが、東洋系美人の描写に特化した
beautifulRealistic_brav5.safetensors、beautifulRealistic_v60.safetensors、
beautifulRealistic_v7.safetensors の濃厚な描写は、それ以前のバージョン、
beautifulRealistic_brav1.safetensors、beautifulRealistic_brav3.safetensors、
beautifulRealistic_v40.safetensors とは一線を画する印象です。
このシリーズはbrav5 以降、内容が大きく変わったことを今回の試行で
実感しました。

先のこの記事において、宇宙船の画風の再描画のTXT2IMG 処理に 
beautifulRealistic_brav5.safetensors を使ったのは正解だったのでした。
それ以前のバージョンを使っていてはきっと望む効果は出られなかった
でしょう。

当初の目的である、手持ちのCheckPoint ファイルの中で、最もSDXL 系
に近い描写をするものを絞り込むのは、kanpiromix_v20.safetensors と beautifulRealistic_v7.safetensors だと決め打ちはせず、これからこの
動画を見てじっくり考えます。
当初の想定より、それぞれのCheckPoint に個性があって、実力伯仲して
いるためでした。一見は目的に沿わない画であっても、次の場面として
使える想像外な表現なども沢山見ることが出来ましたので。

この画など同じプロンプトから生まれた画像とは思えないほどです。starlike_v20.safetensors による画で「abandoned destroyed broken
spaceship」の内部からの視点のようです。

starlike_v20.safetensors による画

題材がファンタジーではなくハードSF なので、テクニカル・エラー
を指摘するとすれば、物が床に全部落ちていることでしょうか。
廃棄された壊れた宇宙船は宇宙空間を漂っているようで、実は宇宙
が見えるどこかの大地(重力下)に在ると善意に解釈しましょうか(^^)。

動画化したことで、現時点でランキング判断してしまうより、描画する
時点でこの動画を振り返り、その都度判断することが出来、自身に
とって有用になったかと考えます。

ちなみに上掲のプロンプトをmage.Space の無償SDXL で描画してみると…。

上掲のプロンプトをmage.Space の無償SDXL で描画
上掲のプロンプトをmage.Space の無償SDXL で描画

描画タッチが他と大きく異なりますが、迫力があります。
やはりSDXL 系描画はSDXL に任せよ、という感じもしますかね….。


ご覧いただきありがとうございます。



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