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大人の英語学習にも応用できる!赤ちゃんの言葉の学び方

昨日、娘の成長でびっくりさせられたことがありました。


我が家では私の母をグランマ、夫の母をナンと呼び分けしています。

というのもイギリスでは"おばあちゃん"の呼び方が二種類あるから、じゃあわかりやすくてちょうどいいね、とそのまま

・grandma(granと省略されることも)
・nan

を採用したのです。

(ちなみにおじいちゃんはgrandadのみ)


ちょうど昨日、私の母が届け物のため立ち寄ってくれて、「グランマ来たよ〜」といいながら、娘を抱っこして連れて行くと

娘「ナナ!ナナ!」

"ナナ"は夫の母の"ナン"という呼び方が
まだできない娘の表現で

私は一瞬、「え!間違えてる!?」と驚いてしまったのですが、

いつもなら「あっ!あっ!」と興奮するところを「ナナ!」と言葉にするということは、"おばあちゃん"という概念を認識をできからなのでは…?

そう思ったらブワ〜っと感動しちゃって。
すごい瞬間を見てしまったな、と。


後で調べてみたところ、子供は大人の語彙の適用範囲より広く意味を捉えることがあるそうです。それを「過大般用」といいます。

確かに、娘は犬のことを"ワンワン"と指を指すけど、猫や他の動物もワンワンと言うし、テレビにアメリカの大統領選が映った時はトランプ氏を指差して「ダダ!」(ダディー)と叫んでました。

カテゴリーとしての認知が発達してきていることにより、このように考えることができる。

そうして、随時軌道修正をして大人のカテゴリーの使い方に近づいて行くのだそうです。


子供は言葉の認知を

りんご=赤くて丸い食べ物

のように名詞で覚えて行くんだと思っていたけど、そうとは限らないんだ。


では、これを"英語を話すこと"に応用したらどうでしょう。

例えば、

イチゴ=小さくて赤く甘いフルーツ
バナナ=長くて黄色い熱帯地域で育つフルーツ

というように私たちは物と言葉を一致させて覚えます。

でも、実際に英語でしゃべるとき、"物・内容"は知っていても

単語が出てこない!
英語で何というかわからない…!

という時があります。

そんなときは”フルーツ"というカテゴリーを念頭におけば

・How do you say the tropical fruit that is grown in Okinawa? It has dark purply skin, yellow flesh, lots of seeds and sour taste.

・Oh, whatchamacallit! What is the name of the fruit which has light green skin and soft texture, a bit similar to an apple?

のように質問できて、会話が続けられます。
(↓何のフルーツについてかの回答は下記をご覧ください↓)

英語で会話をする上で、出てくる単語全ての意味を知っていることは不可能です。

このグループ化・カテゴリー化して会話することはとても役立ちますし、実際英語がしゃべれる人はよく使う手段なのです。

子供は毎日の生活の中で、物と言葉のイメージの軌道修正を日々行います。

英語で話すことも、毎日ちょっとずつ調整すれば、前に進んでいけます。ぜひやってみてくださいね〜!



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上記の質問の答えは

①パッションフルーツ
②洋梨

でした!

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