想像して行動することが大切

結局、想像力が大事だよなーと思ったので、そのことについて書いていきます。

仕事をするうえで、想像力ってめちゃくちゃ大切なんです。

資料を作るときに相手の目線になって、「この表現だとわかりにくいかな?」、「相手はどこまでの情報を求めているかな?」と想像することによって、相手にとってわかりやすい資料になります。

想像力がない人だと、じぶんが盛り込みたい情報を詰め込んだ内容になってしまいます。
よくあるのが、じぶんの努力自慢になっちゃうような資料ですね。
結論にあまり関係ないのに、あれも、これもと色々検討した結果を詰め込んじゃうと、わかりにくくなります。

あと、そもそも資料にする必要があるのか?
という疑問を持つのも大切です。

相手が求めているものに対して、短い文章をメールで送るだけで必要十分な場合は、資料を作るのはじぶんの労力を無駄に使うことになります。
確かに、資料を作ると相手に丁寧な印象を与えるかもしれませんが、過剰サービスではないか、ということも考えたほうがいいです。
メールで事足りるなら、その方が良い。
そして、余った時間を他に時間をかけるべきところに当てたほうがいいわけです。

これは、うちの後輩のエピソードをもとにしているんですけど、後輩がお客さんに提出する資料を作成するよう上司に言われて、夜遅くまで残業して作っていたんです。

ぼくは、上司に言われているっていうのを知らなかったから、「なんで、資料を作成したの?この内容ならメールでも十分だったんじゃない?」と後輩に質問したんです。

そうすると、「上司に言われたから」という回答が返ってきました。

「じぶんは、資料にする必要があると思った?」と質問すると、「メールでも十分だと思っていたし、営業からもメールでいいと言われていた」と返ってきました。

どこまで、後輩がこの件について考えていたのかわかりませんが、たぶん上司が言うなら、資料にしたほうが良いんだと簡単に考えてしまったのだと思います。

また、資料を作成するための時間的なコストまでは頭に入れてなかったかもしれません。

じぶんがそう思っていて、営業からも資料はいらないと言われているなら、上司に反対するだったと思います。

これは、想像力とはまた別の問題ですが、心理的安全性が低かったために、後輩は上司に意見を言えませんでした。
後輩はまだ信頼されておらず、意見を言っても上から意見を抑え込まれるような立場にありました。

心理的安全性が低いことについては、上司や職場の問題ですが、後輩個人としては、じぶんの意見を通すためにはどう動けばいいのか、という視点が不足していると感じました。

じぶんが意見を言っても、聞いてもらえないなら、既に信頼のある人の力に頼るのも一つの手です。

営業が資料がいらないと言っていたなら、「営業が言ってたし、ぼくも不要だと思う」と、営業の発言力に頼ったら良い。
それで不十分なら、ぼくの力も頼ったら良い。

じぶんの力でどうしようもないことは、人に頼り、うまく利用していけばいいんです。
人に頼ることが悪いことだと考えてしまう人もいると思いますが、人に頼れるのもその人の才能です。

ぼくも、めちゃくちゃいろんな人に頼ってますし、頼らないと全然仕事ができません。

後輩には、困ったことがあったら、もっとぼくや営業に頼って利用してくれればいい、と伝えました。


想像力を働かせて、どうしたらいいのか考えることが大切です。

資料がいるのか、いらないのか。
相手は何を求めているのか。
じぶんが支払うコストはどれくらいか。
じぶんの意見が通せない場合は、どう動けばいいか。

上司に言われたから、という理由だけで動いてはいけません。
上司も普通に間違うことがある。

じぶんの意見があるなら、それを伝えたほうがいい。
聞いてくれないような上司でも、「どうせ言っても無駄だ」と諦めずに、じゃあ、どうやってそれを伝えたらいいのか、ということを考えて動きましょう。

当然、そのような上司にも問題があるんですけど、上司の問題は上司にしか解決できないので、じぶんが気にしても仕方がないことです。

上司を変えるためには、どうしたらいいか?と考えても、上司は変わらないので、じぶんの行動を変えていくことで、うまく仕事ができるようになりましょう。

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