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【英語学習】100日間パラプライングリッシュ試してみた

※2021/5/30  学習方法について加筆

私は現在、外資系企業の日本支社でエンジニアとして働いています。
前職は日本企業の通信会社でSEとして働いており、2020年3月から今の会社に転職しました。
もちろん外資系企業に入るということで、英語力が必要なわけですが、転職前から英会話レッスンに通っており、ある程度お金と時間をかけて勉強してきたつもりでした。
そんな私がパタプライングリッシュを始めた理由と、実際に100日間、ほぼ毎日トレーニングした現時点の感想をお話ししようと思います。
※本記事の内容は、あくまで個人的な感想ですのであしからず。

英会話レッスンの効果は限定的

初めから賛否のある書き出しかと思いますが、私の正直な感想です。
この記事を見られている方でも、少し共感された方もいるのではないでしょうか。

英会話を2年間ほど続けてきて、私が感じたことは以下の二点です。

1. レッスンをただ受講するだけだと成長が頭打ち
咄嗟の一言や、覚えてきたフレーズを実践する場としては最適だと思いますし、1ヶ月、2ヶ月・・・と続けていくと、ある程度の成長を感じられるのも事実です。
ただレッスンを受けているだけだと、やった気にだけなって比較的早い段階で成長曲線が頭打ちになると思います。
私の1年目と2年目の英語レベルを比較すると、それほどレベルアップがあったとは言えないと感じています。
つまり、英会話レッスンは実践の場であり、それまでに入念な準備(知識のインプット)を行なって、初めて効果が最大化されるものなのです。

2. 自分が得意なフレーズに頼ってしまう
英会話レッスンでは、リアルタイムの会話となるため、どうしても自分が知っているフレーズに頼りがちになります。
言い換えをする能力はすごく重要なものですが、同じ表現や限定された単語のみで会話をしていると、表現力の向上を見込めません。

上記のことを感じ始めた時に、思い切って”英会話ではない英語学習法”に目を向けるようになりました。

どういう勉強方法が良いのか

とはいえ、世の中には英会話レッスン以外の方法がたくさんあります。

・サブスクリプション系アプリ(スタディサプリなど)
・英語コーチング(TRAIZなど)
・教材での独学

そんな中で私が注目していたのは、”教材での独学”です。
理由は2つです。
・自分に不足している能力に対してピンポイントでアプローチできること。
・買い切りであり、投資する金額が明確であること。

特に私が課題だと感じていたのは、”長いセンテンスを話そうとすると途中で詰まってしまう”ということでした。
簡単な質問や受け答えは問題ないのですが、どうしても長いフレーズになると、口に馴染まないというか。。。
これはいくら英会話レッスンを受けていてもなかなか上達している感覚はなかったところです。

なぜパタプラを選んだのか

理由はシンプルで、Webサイトで紹介されていた、パタプラの考え方や仕組みに納得したからです。

例えば、、、

スピーキングは「技能」スポーツと同じです
スコアが高くても話せない人は「勉強」しています。
しかし、スピーキングの習得に必要なのは「勉強」ではありません。
スポーツや車の運転と同じ「トレーニング」です。
詰まってしまう人の話し方
日本語で一度考えてから、全文英語に訳す
・ 反応が遅くなる
・ 覚えた同じ表現を多用する
・ 場面が変わると言葉が出ない
ネイティブの話し方
とりあえず話し始めて、チャンクを組み合わせて補足していく
・ 瞬発的に反応できる
・ 組み合わせで多様な表現が可能
・ 場面が変わっても対応できる

一通り目を通してみると、理屈としてはその通りだなと率直に感じました。
値段も3万円程度で買い切り、かつ、2ヶ月返金保証があったのではじめてみようと思いました。

レッスンの進め方

以下のルールを決めて勉強してきました。
なので、もっと集中的にレッスンを実施することで、更なる効果を期待できると思います。

ルール
・一日1レッスンを必ず実施すること。新規 or 復習レッスンのどちらでも可。
・一度目は聞き取れない単語があっても、音声で聞こえたまま発音するよう努力する。(音声を聞きながら、スクリプトを見ない)
・レッスンが終わった後、聞き取れなかった単語をスクリプトで確認し、自身の口に馴染むまで発音する。
・2, 3回分の新規レッスンが終わったら、次のレッスンには進まず、復習レッスンを実施する。
・それ以上の勉強は、気が向いた時に実施する(これが重要)

やってみてわかったいい点、もう少しな点

概ね満足しています。
難易度もちょうど良く、レッスンを重ねるにつれて、一回目ではうまくリピーティングできないような文章が出てきます。
「悔しい。できるまでやろう。」という気にさせてくれます。

ただ、良かった点、”もう少し”と思う点がそれぞれあったので、まとめていきます。

良かった点
・音声だけで完結するため、スキマ時間で実施しやすい。(二回目以降は復習に特化した音声で実施可能)

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・レッスンが全部で62レッスンあり、例文の数が豊富。また、ダウンロード可能なテキスト(チャンク集)があるため、英作文の練習も可能となっている。

・何度も反復しているうちに、英語のリズムや抑揚を身につけられる。

・比較的長い文が多いため、きちんと身につくまでには、必然的に何度も復習が必要となる(簡単すぎない)。

・何度復習したかが可視化されるため、取り組むべきレッスンが一目でわかる。

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もう一歩な点
・テスト機能があるが、回答が学んだフレーズと完全一致である必要があるため、使い勝手がイマイチ。

「スケジュールについて議論するのはどうか?」という例があった場合、例え意味としては同じであっても、片方はNGとなります。
1. Why don't we discuss the schedule? -> ◯
2. What if we discuss the schedule? -> ×
※あくまで例文ですので、実際のテスト内容とは異なります。

・アプリ版が存在しないため、ブラウザを開いてレッスンを実施する必要がある。(最近アップデートがあり、30日間ログイン情報を保持できるようになったので、ブラウザでも使い勝手が良くなりました)

・口に出してトレーニングすることが重要であるため、家族がいるスペースなどではやりづらい。(パラプラ内では”ささやき法”や”サイレントリピーティング”といった、声に出さないでトレーニングする方法も紹介されてしまいますが、やはり声に出して発音する場合と同じレベルでの効果は得られないと感じています)

最後に

始めた頃よりは、口に英語が馴染んだ感覚がありますが、まだ劇的な効果が現れたかというとそこまでではありません。

ただ、継続することで、チャンク単位に考える癖と、英語のリズムへの適応はできていると感じているので、継続してトレーニングしようと思います。



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