見出し画像

【生物工学部門】過去問 (2021年 II-1-2 セルフリー技術)

II-1-2 「セルフリー技術」の利点、欠点を論じ、具体的な応用例について述べよ。

回答例:
セルフリー技術は、DNA、タンパク質や代謝経路等を人工的に設計し、in vitroの新たな生体反応系として実現する技術である。
この技術の利点として、必要な反応経路に絞って導入するため単純設計が可能であること、デジタル技術との親和性が高いことが挙げられる。さらに、細胞系よりも合成速度が速く、効率よく高純度の産物が得られるという利点がある。
一方で、増殖・再生機能がないためスケールアップが困難であること、複雑な反応経路の実装が困難であることなどの欠点がある。
・セルフリー技術の具体的な応用例

ここから先は

909字
この記事のみ ¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?