見出し画像

おっしゃるとおり、財政なんてわかんないから、読んだ本

読書記録です。
『「財政が厳しい」ってどういうこと?』今村寛さんの本を読みました。
いわゆる、地方自治体の財政についての本ですが、私のようなまともに公務員試験の勉強もせず中途で入ったような財政のざの字もわかんねーわ、って人にはうってつけの内容でございました。
欲を言えば、もう少し詳しく書いてほしいところもありましが、詳細は自分でちゃんと勉強しろよってことで、財政嫌いにはならないし、課内でみんなが話していることにも今後、知ったぶりや、話ふられたらやばいわーってはらはらしなくても済みそうです。

ということで、この本のおすすめ読者
・財政課ってなんだよ、って人
・一財ってなに?何の略?って人
・公務員なりたての人
・市役所とかがやっている事業に不満がある人

内容としては、とにもかくにも、高齢化社会やら公共施設の老朽化やらで自治体は金がない。金がない割には、自分で稼がないから、収入と支出の関係をよくわかってない輩が多く、金クレクレ、これやりたいからお願い、なんでやらせてくれないの?という悪循環。
それを解決するには、既存事業の見直し、そしてそれをするには、対話と説明責任と選択と集中。そして、そのための情報共有、客観的なデータ、基準やビジョンの共有。

これって、民間企業では当たり前のことではありませんか?いや、民間企業ではなく、私の生活でも当たり前のことなんだよなぁ。
自分や家族のライフプランを考えるときは、目先のことだけではなく、将来のビジョンをもって、現状も満足しつつも浪費せず、将来へ向けても貯蓄や投資をしていくこと。そのためには、いろいろ勉強したり、家族で話し合って、予算(家計)の配分を決めたりする。
難しく考えなくても、みんな結構やっていることだったりする。
それが、なんだか難しく感じるのは、やはり、「他人事」だからなのかもな。

そう、私が感じたことは、自分の住んでいる市のことは「他人事」ではありません。あなたとあなたの子孫に関わるクリティカルマターです。だから自分の家計を考えるように、いつも考えると疲れるけど、時々は市の財政にも目を向けてみましょうね。私自身も財政課じゃないけど、市の家計簿きにします。