「組織が変わる、最初の一人、最初の一手」
組織を「変える」のではなく、「組織が変わる」。
経営者であっても、他の人の協力がなければ、一人で組織を「変える」ことはできない。
組織が「変わる」起点は、想いを持つ「最初の一人」。
役職・役割・権限とは関係なく、そこに熱量のある当事者の存在。
組織が変わり始めるために必要なのは、具体的な「最初の一手」。
「どんな組織になってほしいか?」「具体的に何をするのか?」を考え、具体的な一手を繰り返す。その結果として、自ずと組織は「変わって」いく。
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自然(じねん)経営塾、という講座を始めるにあたって、
「これは誰のためのものなんだろう?」
「終わったときに、何が実現していて欲しいのだろう?」
を話している中で、「組織が変わる、最初の一人、最初の一手」というタグラインに落とし込まれました。
そもそも自然(じねん)経営って?
自然経営とは、一言で言えばあるがままに委ねる組織の運営です。
もう少し詳しくいうと、自然(じねん、自ずから然る)に沿って、3つの大きな要素が含まれています。
① 組織に関わる当事者1人1人が「自ら」活動する、そこに委ねる
② 組織そのものも「自ずから」変わることに委ねる
③ 世界の捉え方が自然(しぜん、nature)ではなく自然(じねん)である
自分たちが追求したい組織の姿を「自然経営」と呼び始めたのが約3年前。色々な想いや実感値が積み重なっていて、「自然経営とは何か?」を言葉で表現しきれずにきました。
ここ最近になって、ようやく言葉で整理でき始めています。現時点では、全体像をこのように捉えています。自然経営塾の中でも解説していきます(時間制限の中で、できる限り…)
「自然経営塾」とは?
この塾で目指すことは、「組織が変わる、最初の一人、最初の一手」というタグラインに集約されています。
自然経営研究会という組織を立ち上げたときから、自然経営や、それに近しい方向性の組織作りを志す人を支援したい、という想いはずっと持っていましたが、ようやく、その形が作れてきました。
自然経営においては、「土壌を整える」「種を植える」「見守る」という3つの局面がぐるぐると循環しながら変化していく、という見立て方をします。それは「計画と実行」でもなく、「指示命令」でもありません。(それがNGではなく、必要があれば使えばいいけど)
「あるがままに委ねる」姿勢で組織運営を進めると、
・変化の準備をし(土壌を整える)
・変化のきっかけを起こし(種を植える)
・変化が起こる/起こらないのを待つ(見守る)
ということを何度も繰り返します。
組織全体の変化も、この循環が大きくなることで徐々に実現していきます。
最初の起点となる「一人目」の中で、「土壌を整え、種を植え、変化を見守る」ことが起こり、次に熱量を共有できる少人数の仲間を作る。
その仲間の中でまた、「土壌を整え、種を植え、変化を見守る」ことが起こる。
そして、徐々にその循環の輪が広がっていく。
この自然経営塾では、組織の変化が起きる循環の「最初のきっかけ」、すなわち「一人目」の支援を目指しています。
「最初の一人」を支援する
「一人目」となる人は、まずは自分自身で、「どんな組織になってほしいか?」「具体的に何から始めるのか?」という2つの違った方向の問いに向き合う必要があります。
しかし、「一人目」であるがゆえに、それを一緒に考え、対話できる相手が同じ組織の中にいるとは限りません。
(むしろ居ないことのほうが多い、1人でも居たら幸運・・)
自然経営塾という場では、参加者それぞれがこの2つの問いに向き合う機会を作りたいと思っています。
組織が「変わる」ことに向き合うのは、時間が掛かる長い道のりになります。その道のりを進み続けられるように、
・自然経営とは何か?についての説明
・自然経営研究会の過去の実践
・既に取り組んでいる実践者の実例
・参加者同士の互いの実践の紹介
などを、色々な形で盛り込んでいきます。
最後に:ご案内
具体的な講座の中身は、以下の説明会にてご紹介します。ご興味がある方はぜひご参加ください(興味があるがスケジュールがどうしても合わない、という方は、個別にお問い合わせ下さい)
【イントロダクション・ダイアログ】
8/26水 19:00-20:30 イントロダクション・ダイアログ
9/5土 19:00-20:30 イントロダクション・ダイアログ(追加日程)
※ 内容はどちらも同じです
【自然経営研究会 第0期】
<DAY1> 2020年9月16日(水) 19:00-21:00
<DAY2> 2020年9月23日(水) 19:00-22:00
<DAY3> 2020年10月28日(水) 19:00-22:00
<DAY4> 2020年11月25日(水) 19:00-22:00
※ 各会オンラインでの開催となります。
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