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2032年に求められる「組織」を描く

2032年。
あなたは何歳になっているでしょうか?
パートナー、ご両親やお子さま、友人など、あなたの大切な人は?
そして、日本という国は、地球環境は、どのような姿になっているのか?

2032年。
そのときの日本では「組織」というものはどのような姿であってほしいか?
そして、2032年までの12年間、どのような変化を促していくことが望ましいのか?

そんな問いに、多様な切り口から、多様な人と一緒に向き合う、そんなイベントを企画してみたいと思っています。

「2020年を象徴する日」にふさわしいテーマ

2019年2月。書籍「ティール組織」が出てからちょうど1年が経ち、日本の中で「ティール」という言葉が急速に広がりました。メディアに登場して有名になる会社もいくつか出始めました。
一方で、メディアに出る「いい話」だけではなく、「実際のところどうなの?」ということも良く問われるようになりました。

そこで、自然経営研究会として独自に実態調査を実施(プレスリリースはこちら)。さらに実践企業として有名になっていた4社(ISAO、ネットプロテクションズ、ソニックガーデン、ダイヤモンドメディア)の経営陣に登壇してもらうイベントを企画し、「ぶっちゃけたところどうなんですか?」を話していただきました。
結果的に、オンライン含めて207名の参加があり、メディアに記事も掲載して頂きました

振り返ってみれば、このイベントを行った2月12日は、自然経営研究会にとっては2019年における「象徴的な日」になりました。「ティール組織」という言葉によって、「次の組織のあり方」を色んな人が考えるようになっていたところに、具体的な実例や実態を提示することで、みんなのイメージをさらに一段深める。そんなことに貢献できた1日だったのではないかと想います。
では、今年、2020年に「象徴的な1日」を実現するならば、そこにふさわしいテーマは何なのか

それが冒頭に挙げた「2032年に向けた方向性を描く」ことではないかと思っています。

組織も、組織のパラダイムも、簡単には変わらない。

なぜ「2032年」なのか。

これからも、今までとは違った組織のあり方が求められる流れは、変わらずに強まっていくでしょう。
一方で、人が変わることは、基本的には長い時間が掛かります。人の集まりである「組織」であれば、なおさら。すぐに変化する、すぐに成果が出るようなものではないため、試しにやってみた結果として痛い目を見る(そして結果として元に戻る)ようなケースもきっと増えています。

そして、自然経営やティール組織など、新しい「組織のパラダイム」が広がるには、途方もなく長い時間軸で考える必要があります。

事実を知り、考え、対話する。

まだまだ素案でしかないですが、今のところこういう内容のイベントをイメージしています。

【基調講演】2032年の「事実を知る」
マクロ指標で知る日本の実態(人口動態、経済指標など)
地球環境の実態(2030年を目指したSDGsとその後、など)
テクノロジーの実態(確実に普及していること、不確実な可能性、など)

【テーマ別分科会】多様な第一人者と 2020→2032 を「考える」
様々な分野の第一人者をお呼びし、その方の立場から「いま何を考えているのか」「これから先にどのような変化が起こりそうか」を提示していただく。そのうえで、参加者も交えて2020→2032の変化を考える。

【ダイアローグ】何を目指し、何を始める?を「対話する」
参加者が一堂に会したダイアローグ。基調講演で「事実を知り」、テーマ別分科会で「考え」たことを踏まえて、「対話」をしながら2032年に向けた方向性を描く。
共同でプロジェクトを立ち上げるのかもしれないし、それぞれの持ち場で進めていること同士が連動し始めるのかもしれない。

色んな方を巻き込んで、しっかり準備して企画したいし、一方で「2032年への12年間」を考えたら、2020年の前半にはやりたい(そして7-8月は東京オリンピックなので避けたい。笑)
ということで、おそらく6月頃を目指して、これからメンバーを募って企画し始めます。

昨年のTeal Journey Campusの「世話人」による運営のように、このイベントも、参加者と企画者、という区分をなるべく行わず、色んな人が少しずつでも関わりながら作り上げるものにできればと思っています。

少しでも関わりたい、一緒に作りたいと思っていただける方は、ぜひお声がけください。(もしくはライトに様子を見たいのであれば、自然経営研究会の FacebookグループSlackにご参加ください)

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