令和3年度 建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化のための高機能換気設備導入・ZEB化支援事業(環境省m210118)
本事業は、環境省の令和3年度事業で「ZEB実証事業、既存建築物・上下水道施設における設備改修等」に関する事業です。対象は、「民間事業者・団体、地方公共団体等」です。この事業は令和5年度まで実施される事業です。なお、「(1)レジリエンス強化型ZEB実証事業」は、令和2年度第3次補正、令和3年度で同様の事業があります。
・内容:ZEB実証事業、既存建築物・上下水道施設における設備改修等
・対象:民間事業者・団体、地方公共団体等
・お勧め度:◎民間事業者・団体、地方公共団体等 ◎建築関係(ZEB設計・工事) ◎電気工事 ◎コンサル
【内容】
(1)レジリエンス強化型ZEB実証事業
災害発生時に活動拠点となる、公共性の高い業務用施設(地方公共団体庁舎等)において、脱炭素化と感染症対策を兼ね備えたレジリエンスを強化したZEBに対して支援。
(2)ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業(経済産業省連携)
地方公共団体所有施設及び民間業務用施設等に対し省エネ・省CO2性の高いシステム・設備機器等の導入を支援。
(3)既存建築物における省CO2改修支援事業(一部国土交通省連携)
①民間建築物等における省CO2改修支援事業
②テナントビルの省CO2改修支援事業
③空き家等における省CO2改修支援事業
(4)国立公園宿舎施設の省CO2改修支援事業
国立公園内で宿舎事業を営む施設に対し、省CO2性の高い機器等の導入を支援。
(5)上下水道・ダム施設の省CO2改修支援事業
上下水道・ダム施設における再エネ設備、省エネ設備等の導入・改修を支援。
【対象経費】
(1)設計費、設備費、工事費(ZEB、再エネ設備等、第一種換気設備の導入、EMSの導入等)
(2)設計費、設備費、工事費(ZEB、再エネ設備等、第一種換気設備の導入、EMSの導入等)
(3)①:CO2削減に寄与する空調、BEMS装置等の導入費用
(3)②:CO2削減に寄与する省CO2改修費用(設備費等)
(3)③:CO2削減に寄与する省CO2改修費用(設備費等)
(4)再エネ設備、省CO2改修費用(設備費等)
(5)上下水道・ダム施設における発電設備等の再エネ設備及び附帯設備、高効率設備やインバータなど省CO2性の高い設備機器等の導入・改修にかかる費用(設備費等)
【対象者】
(1)民間事業者・団体、地方公共団体等
(2)民間事業者・団体、地方公共団体等
(3)民間事業者・団体、地方公共団体等
(4)国立公園事業者(宿舎事業者)
(5)民間事業者・団体、地方公共団体等
【補助】
(1)ZEB:2/3 Nearly ZEB:3/5 ZEB Ready:1/2
(2)ZEB:2/3 Nearly ZEB:3/5 ZEB Ready:1/2
(3)①1/3(上限5000万円) ②1/3(上限4000万円) ③1/2
(4)1/2(太陽光発電設備のみ1/3)
(5)1/2(太陽光発電設備のみ1/3)
【予算】 60億円
【公募期間】 未定
【HP】
http://www.env.go.jp/guide/budget/r03/r03juten-sesakushu/022_r0312.pdf
http://www.siz-kankyou.jp/2020co2.html(令和2年度の状況)
【まとめ】
・(1)は、令和2年度第3次補正、令和3年度で同様の事業があります。
⇒ZEBの補助金は、環境省と経産省にあります。本事業の対象は「災害時に活動拠点となる公共性の高い業務用建築物であって、延べ面積10,000㎡未満の新築民間建築物、延べ面積2,000㎡未満の既存民間建築物、及び地方公共団体所有の建築物(面積上限なし)」となっています。経産省の補助金は、「延べ面積10,000㎡以上の新築民間建築物、延べ面積2,000㎡以上の既存民間建築物」となっています。
・(2)は、2,000㎡未満のZEB Readyは補助対象外となっています。
・(3)(4)(5)は令和2年度も事業ありました。(5)のダム施設は新規に追加されました。
⇒(3)①は狙い目です。(3)②はややこしいスキームの補助金です。
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