◆令和3年度 再生可能エネルギーの導入等の推進(農水省r210211)

本事業は「営農型太陽光発電等、バイオマス利活用施設の導入等を支援」に関する事業です。対象は「民間事業者・農林漁業者・地方公共団体等」です。本事業の中に、営農型太陽光発電等、事業系食品廃棄物エネルギー、バイオマス、畜産バイオマスなどが色々入っています。公募は、別個に出てきます。既に発注されているものもあります。特に注目すべきは「2.バイオマス利活用施設の導入等の推進 ①バイオマス利活用高度化対策」です。バイオマスの調査・設計等に使用できます。

・内容:営農型太陽光発電等、バイオマス利活用施設の導入等を支援
・対象:民間事業者・農林漁業者・地方公共団体等
・お勧め度:〇民間事業者・農林漁業者・地方公共団体等 ◎太陽光販売業者 ◎バイオマス関連業者 ◎コンサル 

【内容】
「グリーン社会」の実現に向けて、営農型太陽光発電等の地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入、家畜排せつ物等を活用した、災害に強く、エネル
ギーの地産地消に資するバイオマス利活用施設の導入等を支援します。

【対象事業】
1.持続可能な循環資源活用の推進
① 持続可能な循環資源活用総合対策事業 2,800万円
ア 地域資源活用展開支援事業
地域資源を活用した再生可能エネルギーの導入体制構築等の取組、バイオマス産業都市等の先進的な事例や知見をシェアリングする取組を支援します。
イ 営農型太陽光発電システムフル活用事業
営農型太陽光発電で発電した電力を自らの農業経営の高度化に利用し、営農型太陽光発電のメリットを最大限に発揮するためのモデル構築を支援します。
ウ 事業系食品廃棄物エネルギー利用対策調査事業
下水汚泥バイオガス施設で食品廃棄物を混合利用する取組を支援します。

② メタン発酵バイオ液肥等の利用促進(食料産業・6次産業化交付金で措置) 18億円の内数
メタン発酵後の残渣をバイオ液肥等として地域で有効利用するための取組を支援します。

2.バイオマス利活用施設の導入等の推進
① バイオマス利活用高度化対策(新)(食料産業・6次産業化交付金で措置)18億円の内数
バイオマス利活用の高度化に必要な、生産基盤強化モデル施設、地域一体モデル施設、スマート技術モデル施設の導入や、調査・設計等を支援します。
ⅰ)バイオマス利活用高度化の推進(ソフト)
ア 事業化の推進
バイオマス利活用施設の導入に向けて、関係者との調整、事業性の評価、設計等を支援します。
イ 効果促進対策
整備済みのバイオマス利活用施設において、災害時の稼働方策、熱の多面的利用、発電効率の改善や原料の多様化等、施設の導入効果を高めるための実証・検証等を支援します。
ⅱ)バイオマス利活用高度化施設整備(ハード)
バイオマス利活用の高度化のため、以下の施設整備を支援します。
ア 生産基盤強化モデル
農業生産活動から発生するバイオマスを活用したエネルギーと肥料等の複合利用等
イ 地域一体モデル
地域が一体となった地域内へのエネルギー供給(地産地消)及び災害時のレジリエンス強化等
ウ スマート技術モデル
新たな資源・新技術を活用した新たな利用モデルの構築

② 畜産バイオマス地産地消対策事業 【令和2年度第3次補正予算】9.86億円
家畜排せつ物等を活用したバイオガスプラント等の施設・機械の導入を支援します。

【対象者】
1.①:農林漁業者の組織する団体、民間事業者等
1.②:民間事業者、農林漁業者、地方公共団体等
2.①:民間事業者、農林漁業者、地方公共団体等
2.②:地方公共団体、民間団体等

【補助】
1.①:10/10
1.②:10/10
2.①:1/2(ⅰ調査・設計)、1/3(災害時のエネルギー供給or中山間地等の条件不利地域は1/2)(ⅱハード)
2.②:1/2

【予算】
令和3年度:19.22億円
令和2年度第3次補正:9.86億円

【公募期間】
1.①:令和3年2月3日~2月18日(公募中、2/4配信)
1.②:2月ごろ
2.①:未定
2.②:令和2年12月23日~令和3年1月20日(終了)

【HP】
https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r3kettei_pr36.pdf
1.①:https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/shokusan/210203_181-1.html
1.②:https://www.maff.go.jp/j/g_biki/hojyo/02/04/200_0409.html(R.2)
1.②:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/attach/pdf/baio_yosan-79.pdf
2.①:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/attach/pdf/baio_yosan-80.pdf
2.②:https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/shokusan/201223_181-1.html
2.②:https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/attach/pdf/baio_yosan-74.pdf

【まとめ】
※「1.①」は現在、募集中です。準備していないと難しいです。予算規模も小さいので、難しいです。
※「1.②」は2月に募集予定です。例年ある事業です。液肥の需要がある地域だと、面白いかもしれません。
※「2.①」は、バイオマス利活用に向けた事業性の評価、設計等に使用できますので、お勧めです。このような事業は以外とありません。
※「2.②」は畜産系なので、該当する案件は少ないです。
※以上から、「2.①」がお勧めです。

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