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連載1・四大元素でタロットを理解する

日本では一般的に、
「タロットを学ぶならまずは大アルカナ!」
というアプローチが主流なんじゃないでしょうか?

そういえば35年近く前、
私が14歳の時、初めてタロットを知って
「自分で描きたい!」と思った頃

お店で見つかったタロットは
22枚でワンセットになった
大アルカナだけのデッキがほとんでで

「78枚のコンプリートセットは
なかなか見つからないから魅惑的」と思ったものでした。

80年代の当時、
日本でタロットを紹介する雑誌でも
とりあえず大アルカナが重要だから
それさえ知っておけば良い、ということを示唆する記事も
多かったような気がします。

大アルカナは
人生の岐路に対するアドバイスや
宇宙やハイヤーセルフからのメッセージ、のような
大きな視点から人生に向き合うお手伝いをしてくれるものなので

確かに重要なカードということは
疑いようがありませんが

大アルカナだけがタロットの真髄だと思い込んでしまうと
小アルカナを重要だと思えなくなって
使わないうちに苦手意識を持ってしまう可能性が
高くなってしまいます。

実際、私の講座にいらっしゃる方の中には
ナンバーカードはとにかく枚数が多くて覚えられないし
コートカードになると「どんな人物」がどのように
相談内容に関わってくるか分からない!
だから小アルカナは使いこなせない、と感じる方も
多くいらっしゃいます。

けれども
実は小アルカナこそが
日常の視点からのガイドラインや
人の感情や思考パターンの細かい機微を表して

心に寄り添って
タロット鑑定で深みをもたらすものなので
使わないのはもったいないです!

そこで、大アルカナも小アルカナも
もっと総合的にシンプルに理解してもらえるように

四大元素思想についてお話をしていきたいと思います。


一般論になりますが、
人は、この世を理解するために
なるべくシンプルに情報や物事を
分類して、パターン化して
「自分の理解の引き出しを作る」傾向があります。

そんな情報の整頓方法は
人によって違いますが

共通点が多くシンプルであればあるほど
多くの人が共有できる
分かりやすい分類方法になります。

そして、シンプルに整理整頓するという
同じ法則をタロット学習にも当てはめることができます。

つまり、大アルカナも小アルカナも
全てをシンプルに理解できるように
分類してしまおう、ということで、

その分類をお手伝いする概念が
「四大元素思想」で、

タロットの78枚をシンプルに
4つの引き出しの中に入れるように分類すると
その後複雑に解釈していくための
しっかりした基礎ができます。

言い換えると、
四大元素思想は神秘学の基礎になる概念なので、
タロットカードとは繋がりが深くて
深くリーディングして心に寄り添うには
延々と大切になる概念ですから

タロット初心者さんから
上級プロレベルまで、
マスターすると鑑定が楽になります。

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「四大元素思想」連載、続きます😃♪

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