東京ディズニーシー雑感 あるいは1/1スケールモデルがあったという話
先週末東京ディズニーシー(以下TDS)へ行くなどしたので、以下雑感を記す。
ディズニー及びオリエンタルランドについて
そもそもこの二つの企業は好きではない
ディズニーの
・コンテンツ帝国主義
・「正しさ」の番人たる振る舞い
・ナショナルジオグラフィックの扱い
・スターウォーズEP.7以降!!!!
・・・など好きではない理由は枚挙にいとまがない.
オリエンタルランドには
・労働争議
・ディズニープレミアアクセスなる課金ファストパスによって発生する持てる者/持たざる者の分断
(貧富を問わず同じ時間を行列で待つことで生まれる社会連帯感の棄損たるや!)
・・・こちらはこれくらいか.プロレタリアートとしての観点でしか興味がない.
ここまでネガティヴ寄りな無関心であったが,入ってしまえば素直に楽しめたのでさすが夢の国.
次は絶対ソアリン乗りたい.
過剰で自然なウェザリングについて
白眉なのはオブジェクトのウェザリング(経年演出).
絶対に発生しないはずの汚れがそこにある違和感と、納得の後に押し寄せる快楽.
一番のお気に入りはヘッダーの水門(を模した…何?).濃い味付けだが,破綻してない.
光らせるところはパリッと、他は清潔感を持たせながら汚すバランスがメリハリ効いて好きですよ.
その昔USJはリアルすぎるウェザリングで不評だったらしい.
この辺のバランスがさすが.
超密度箱庭技法
8個のテーマを持ったエリアが隣り合わせに設置され,有機的に接続されている.
行く前は流石に詰め込みすぎやろ,と思っていたがなかなかどうして歩いていくとちょうどよい変化で飽きずにちょうどよい.
かなりの距離を歩いているはずなのに,それを感じさせないさすが夢の国.
上記と合わせて私が1/35のフィギュアもしくは1/12で,
さながらウォルトディズニー作のジオラマに私が組み込まれた?
と錯覚するほどの世界観 a.k.a 1/1箱庭の作りこみ.
冒険小説の世界のすぐとなりには
おとぎ話のような海底世界.
安心してください.SciFiもあるよ
コンセプト詰め込みすぎても破綻しない.
冷静に見ると情報過多でおぼれそうだが,ギリギリそうならない絶妙なバランス.
ここに1/1スケールモデルがあった.
というわけでタイトル回収.
これはウォルトディズニーの作った1/1モデルとそのジオラマで我々ゲストがそれを飾るフィギュアである.
キャストとはもしかして,鋳造のことか?
その他
網棚がないと開放感がおおきくていい.
間接照明も合わさって心地よい車内空間
南武線もこれにしてくれ.
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