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【沿鉄歩鉄歩い鉄】2024/6/8 東京メトロ有楽町線・副都心線 池袋~和光市14.1km27118歩営業キロ12.5km迂回率1.28(回り道込で16km)

多摩地区の沿鉄が実質終了したので、次どこを攻めようかというのをお話ししたかと思います。
案1:鉄道会社別に伸ばす。
案2:地域を広げる

案1は西武秩父線を目玉とする西武線攻略なんですが、西武線自体は全駅利用の実績があるので、ちょっと残りが虫食い(池袋~桜台、下山口~西武球場、西所沢~小手指、狭山ヶ丘~仏子、元加治~西武秩父、所沢~入曽、新狭山~川越)なので、テーマに掲げるにはどうかなと。西武の次は東武ですが、日光は結構なので、東上線だけというのもあるのですが、東武練馬~川越までは済んでいるので寄居に向けて、土地勘のない場所を歩くのもどうかと思ったりします。
案2の地域を広げる場合、東京都と埼玉県西、あるいは神奈川県と感が増すが、都県域だと少々広く目標達成には大変。
なんて考えて、東京都をもう少し広げるということに至りました。具体的には23区の山手線西側です。南西方向をどうしようかと思ったのですが、埼京線~小田急線までを次の目標にしようと思います。着手は例によってランダムです。すでに、一部済んでいるいること、多摩地区で一駅23区まで歩いているので、以下の目標にしました。
・都営地下鉄三田線 西高島平~板橋市役所(赤羽線最寄り)
・東武東上線 東武練馬~池袋
・メトロ有楽町・副都心線 和光市~池袋
・西武池袋線 桜台~池袋、有楽町線 (桜台分岐)~小竹向原、新宿線 新井薬師~高田馬場
・メトロ 丸の内線 荻窪~新宿 方南支線 中野坂上~方南町、千代田線 明治神宮前~代々木八幡 日比谷線 恵比寿~中目黒
・京王本線 千歳烏山~明大前、井の頭線 三鷹台~明大前(玉川上水は踏破済)
・小田急線 新宿~喜多見

というわけで、沿鉄城西編の第1回は初メトロ沿鉄、池袋~和光市です。

今回のルート

地下鉄は、とてもやさしくて、とても難しいのです。なぜなら、
「トンネル」
があるからです。地下鉄は大通りの下を通す、或いはトンネルと一緒に道路整備をすることが多いです。その場合は迂回率1でトンネルの真上を歩きます。ところが、武蔵野線のように普通に住宅の下にトンネルがある場合もあります。その場合は、もうオリエンテーリング状態でうっかりするとルートを外れます。今回も思ってもいない所でルートを外しました。
もう一つは、「地上1階に改札がない」です。地上駅でない地下鉄駅で地平に改札があるのは、おそらく、丸の内線の茗荷谷と四谷駅だけではないでしょうか。たいていの改札は地下2階3階にあり、登り降りの手間がかかります。ではモノレールの逆じゃんとなるのですが、地下駅は意外と広く、改札が遠かったり、階段が複雑です。
結局、道を間違えた分と行き止まりの分を除くと14.053km迂回率1.12とかなりいい数字にはなっています。

すっかり前置きが長くなりましたが、池袋駅を出発です。地下駅は複雑です。を地で行くような池袋駅、特に副都心線の池袋駅は西口に大きくずれた所にあります。今回はまず、有楽町線の池袋駅をスタートし、地下街をテクテク歩いて、副都心線の池袋駅をタッチしました。

有楽町線の池袋、西武JR東武との乗り換えが便利
ラインカラーが違う副都心線の池袋駅 285mとあります。

副都心線ができたおかげで西側に大きな地下街ができました。立教通りの入り口まで濡れずに行けます。

東京の地下街は店がないことが多いので、最近はこんなのも増えているかも
ご飯付で500円はお得

上がってきた所にあったラーメン屋さん大阪スタ味噌ラーメンわだ 西池袋店で朝食。これは朝から安くてがっつり。
脱線ですが、ほんとは西武屋上のかるかやが閉店になるので、食べてから歩こうかと開店直後にあがったら、すでに50m位の行列でした。

ほんとはここで食べたかったのですが。

放射8号は歩道も広いので、大通りの喧騒もなく快適なスタートです。

暗渠です。
暗渠は暗渠マニアにお任せして先を進みます。

次の要町まではわりとすぐです。

要町
きれいな街並み

元の放射8号を知っている私からすると、見違えるような素敵な街路です。電線がないのはやはり見晴らしいいですね。
通過する道路と生活道路を分離してるのが良い設計ですね。

千川駅に到着


メトロの販売機

気づかなかったのですが、メトロには入場券がありません。今回は初乗り切符を収集しています。
有楽町線は大規模な道路造成とセットだったのか、こうした長いコンコースがある駅が多いです。

夜は怖そう、キックボード乗りたくなるような遠近法

それより、メトロを歩き始めて痛感したのが、バリアフリー、ストレートにいうとエスカレータの整備遅れです。
ほぼすべての駅で最後の1ステップが階段オンリーなんです。楽器を運ぶ時にも痛感してましたが、これでいいだろ、状態。歩道が狭いとかいうかも知れませんが、立川モノレールやゆりかもめでもエスカレータはあります。
エスカレータは、身障者対策だと勘違いしているというか、地下鉄だからとみんな諦めていたんだと思います。他の駅でのエスカレータ整備が進むとメトロの遅れが際立ってきました。エレベータあるじゃんと言われるかと思いますが、エレベータの方が設置の制約が大きそうです。エスカレータは機械自体の進化をさらに期待します。

ここまできてあがれないことに気づいても戻れないことが多いメトロの駅。

この辺りからしばらくは私のふるさとに近いテリトリで懐かしい風景になります。この道もまっすぐ行くと江古田駅へ抜ける道。昔は練馬病院~池袋なんてバスもありました。

大事な道路ですが、それほど広くない

今回は沿鉄なのですが、この豊島区の西端地区は道路がせまく込み入っていて、郵便配達泣かせの土地と言われていました。今回見て頂いている風景をそれると難しい地区ですね。

その込み入った所での道路敷設の成功事例と言われているのが、この先の小竹向原駅周辺です。千川の駅までは細くても放射8号があったのですが、千川―氷川台間は道路がありません。全くの閑静な住宅地に道路をどう通すか、しかも地下は西武有楽町線との分岐駅という巨大な地下駅。
ここの方々はやみくもに反対するのではなく、どうすればいいかを話し合ったと聞いています。その結果、道路も地下に入れてしまいました。なので、小竹向原駅は、駅は大きいのですが、駅前がほぼないという大変珍しい構造になっています。駅上の地権者からすれば、沿道の商業施設にしたい方も多かったと思います。が、ロードサイドも地下なのでそれもないです。

ここから環7までは地下を行きます。歩行者には快適な地上の道があります。

ここで、地上の道が大迂回だと泣きますがそんなことはありません。

小竹向原駅
たっぷりとられた歩行者道

段々日差しが強くなってきました。
環状7号の交差点から正久保橋まではまだ造成中です。この区間は通り抜ける裏道さえ乏しい密集地でした。今は造成中ということで空気が抜けていきます。まだ、ここは直進禁止です。直進道路も通り抜け切るまでできてません

まだ直進はできません
こんなのどかな風景は今のうちですね。



正久保橋から見る石神井川

正久保橋というのは、豊玉に育った私からすると、ある種北限の地なんです。小学生にとってはここまでくるのもやっと、その先はよその土地って感じです。正久保橋は江古田からくる道と桜台からくる道が合流する場所、氷川台の北側に広がる場所。ここに道路が集まってくる場所なんですね。

氷川台は駅というより地域の名前

自分にはランドマークは氷川台でなく正久保橋なんです。
ここからは緩い上り坂ですでに昔からある道路を歩きます。
このあたりで、少し熱中負けしそうな雰囲気でした。

かつてのバス王国の面影はない

このあたり、有楽町線ができるまでは池袋線に出るのが普通で、練馬区役所ー田柄町・上板橋・ときわ台に多くのバスが運行されていました。今はこういうコミュニティバスがわずかに走るのみです。

木造の家屋を発見

ちょっとだけタイヤードで平和台駅に到着。この駅も、私には丸窪交差点という名前の方が馴染みがあります。この放射8号も狭かったですが、交差する環状8号は、ここから谷原までは富士大山街道と呼ばれていて、激狭の道でした。今や広い道路が交差する郊外の町という感じです。

平和台到着
ヤマダは元々ダイクマでした。練馬は量販店が少なくてこのあたりまできました。
放射8号は広くて快適。日差しはつよい

この交差点でY字で分岐する道は光が丘に抜ける昔からある道です。
ここは昔から枝分かれする方が抜ける道だったよな、なんて、のんきに歩いていて、川越街道が見えてきてカーブはどうなっているかと地図をみたら、
道の下に線路がない!!!

滅多にないのですが、道を間違えました。

なんと、池袋周辺のように地下鉄の上に道路整備をしたのかと思っていたら、この区間は一般住宅の地下を突っ切ってることに気づきました。
もう、すぐ元に戻れるのですが、しかたなく、丸窪手前に戻りました。

おそらく、田柄川の暗渠だと思います。

迂回したというか元々のルートはこんな普通の道路といいたいのですが、よく見返すと、歩道と車道のバランスが面白いです。

川越街道へ出ました。

もう、川越街道まで行けば、ほぼ着いたのかなと思ったら、行程的には半部ちょいだとわかり、さらにがっかり。こういうやかましい道をドナドナ歩くのはちょっと疲れます。

いまはなき豊島園の名

ここから、春日町を抜けて、豊島園から練馬へ抜ける道の起点。春日町の駅もかつては中の宮と呼ばれてました。
そうこうしているうちに赤塚に到着。

かつては営団赤塚という駅名でした。

東武は下赤塚なので、駅名は被らないのですが、乗換駅にはなっていないかと。

遠近法

ここも長いコンコースがあります。商業施設はありません。
大きい通ろ

遠近法。日差しが強いので助かりました。

町田から相模大野への一駅もしんどかったですが、成増から和光市までは白子川の谷越えがあるので大変でした。

トンネルはここで川越街道から離れます。

ここから、東武線までは上の家を無視してトンネルは突っ切ります。

さすがにこの直下にトンネルがあるわけではないです。
最後にようやく有楽町線・副都心線を拝むことができました

このまま地上に出てきて終点ならいいのですが、実はその白子川を越えるために先に地上にでてきてしまっているのです。

で、こういう表示って、この前の横浜線の時もたいて大丈夫なことがおおいので、ひいひいと坂を登った所、

たいていなんとかなる

こんかいはあと数メートルで行き止まりでした。

なんとかならず。

この細道が使えないと、大きく迂回することになります。小学生の頃、親の自転車の荷台で朝霞テックを目指したときに最後階段を上った記憶があります。今回はその道を再訪できませんでしたが、この道はこんなに立派なのに車は行き止まりなんです。

見た目以上にきつい
見晴らしいいですよね。ふう。

左は大きなおうちだったですが、整地されて開発待ちですね。
坂を上がり切り、笹目通りを渡り、また坂を下ります。
県境は白子川のところですが、街はずれはここだろうなと思わせるもの。コンクリ生成、砂利積み下ろし、産廃中間集積、なんてところは端っこ感がありますね。

ちょっと、とってつけた高架橋
おどろきですが、通り抜けできるんです。

予想通り、ここを抜けると閑静な和光の住宅地です。

公園は近道が多い
今回は、そもそも電車写せませんが、ラストの区間でも殆ど撮影できず。

あとは和光市まで淡々とラストウォークです。東上線は割と線路脇の道が多いので、他線に比べて楽ですね。

到着です。

たいていは終着点でお昼を食べるのが、地域貢献にもなるかと思っているのですが。和光市も何度も来ていて、お気に入りの店が少し離れているので、今回はそのまま電車で帰宅となりました。実距離に比べて疲れました。

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