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GNCCユナディラ速報「次ならシングル狙えるぜ」

ホテルの窓を、夜中に雨が叩き始め、時差で早起き気味の日本チームは、うなだれた。土曜日に下見ができないため、一行は日曜早朝に下見を開始。5:15にはホテルを出発するほどの周到ぶり。まだ暗く、雨の降る中で黙々と3時間歩いた。

TKOとは異なり、今回は現地から速報をアップ。明日からは、トピックごとにGNCCをお伝えしていきたいと思う。

XC1Proでスタート最前列だった斉木は、エンジン始動にてまどい、しかし10番手あたりで1コーナーを通過。3コーナーくらいで7番手くらいまで順位を上げ、GNCCとしてはまずまずの好発進。石戸谷は、スタートでミス、クラス最後尾からのスタートとなった。



オープニングラップ、3度も転倒を重ねたという斉木だったが、13番手あたりをキープ。JCRのC・バックを相手に走っていたというから、スピードは十分と言ったところだろう。ちなみに、後にしっかり書きたいんだけど、僕稲垣は、ユナディラのGNCCのスピードに心底驚き、絶望した。「これは斉木といっても、さすがに適応できるはずはがない」と思った。しっかりトップ連中に食いついて来たのを見たときには、感動さえ覚えたほどだ。

「JNCCよりも、圧倒的につらかった。バンプの出来方がすごくて、上下に揺さぶられ続けたし、おかげでスタンディングをずっと強いられていて、足が攣ったほど」という斉木だが、JNCC同様に攻め続けた。斉木と言えば、必ず魅せポイントを作ってファンを沸かせることでも有名だが、このユナディラでも40mのテーブルトップを派手なウィップで遊び、GNCCギャラリーを盛り上げた。

キレイすぎるレース運びで、トラブルらしいトラブルなく二人はフィニッシュ。斉木はクラス13位/総合46位、石戸谷はXC2クラス24位/総合89位の結果。


斉木は「今回は練習なしでぶっつけ450ccのモトクロッサーだったこともきつかった。あと、コースもわからなかったので、もし来年これればシングルフィニッシュは狙えると思う」と手応えをつかんだ模様だ。


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