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内視鏡専門医試験対策ノート①【2024年版】膵嚢胞性病変、UC/Crohn保険適用、内視鏡学会雑誌必要箇所まとめ

内視鏡専門医試験(2024年7月21日(日)実施予定)対策として、問題集・ハンドブック・アトラス・ガイドラインでは網羅しきれない範囲の画像などをまとめました。

★KaLib経由の印刷作業を大幅に(9割以上)軽減する内容を含みますのでご活用ください。詳しくは本文末尾3-3「印刷用PDFについて」をご参照ください。
★末尾のPDF内容を2024/06/24に更新しました。ぜひご活用ください。

・最終更新:2024/06/24


1.膵嚢胞性病変:膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)、粘液性嚢胞腫瘍(MCN)、漿液性嚢胞腫瘍(SCN)、充実性偽乳頭状腫瘍 (SPN)

【分かりづらい・つまづきポイント】
・内視鏡専門医試験関連のテキストに、膵嚢胞性病変についての良書がない
・ネット等でIPMN、MCN、SCNについて比較する表はあっても、SPNの情報がなかったりする
・各疾患の中でも画像所見が多様だったりして更にわかりづらい
・頻度が少ない疾患なので実臨床や症例発表でも遭遇する確率は低く、疾患のイメージが湧きづらい
・「内視鏡専門医試験なのになぜCT?」「出題されても1、2問だし過去問もAIPばっかりだから膵嚢胞関連は優先順位低い?」という心理になりがち

【対策の心構え】
・とにかく画像をたくさん見る(1疾患につき5枚くらい画像を見ておく)ことで各疾患の特徴を自分なりに把握・言語化する
・切除標本肉眼像を見ておくとCT見たときの診断に意外と役立つ
・余裕があれば疾患経験者のブログ情報などでストーリーと関連付けて覚えるのも有用 (本文に引用あります)
・内視鏡専門医試験は相対評価なので、他の受験者の正答率が低い範囲で得点できるかが合否に関わる可能性あり。正答できると精神的にゆとりが生まれる

それでは知識整理の前にまず画像をたくさんみていきましょう。画像をみながら画像所見の特徴を考えてみてください。

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