情報発信の怖さ(重い話ではないです)
誰でも情報発信のできる時代
最初に言っておきますが、別に病んでいるわけではないです。半年の間、YouTubeで動画投稿をしてきて思ったことをまとめたものになります。
ハリボテだけど本物の影響力
YouTubeでそこそこ再生回数を稼げるようになると1再生の間隔が麻痺してくる。登録者やっと二万人(ホントにありがとう)になった私ですら、一本動画を挙げる度に数万回再生されてしまうのです。
例え動画に不備があっても無条件で多くの人に届くのです。
そして一番恐ろしいのは誤字や脱字があったとしても、たとえ画像を全部貼り忘れても、一定数は無条件でいいねが付きます。
これは、ホントに有難い話なんですが、こういった環境に身を置いてしまうと自分の間違いに気づかない。
例え間違ったことを言っていても、多くの人が無条件で賛同してくれて、頑張れと応援してくれるのです。
これはGoogleが私の動画が好きそうな人を選んでお知らせをしてくれるからでもあります。
本当に怖いです。私はできるだけ政治などのデリケートな問題には言及しないようにしていますが、それでもちょっとした発言が多くの人に届いてしまうのは有難い反面、恐ろしくもあります。
心地よい真実
今度は、見る側の話です。
人は誰でも自分の意見を持っていると思います。例えば憲法改正に賛成や反対、保健所の殺処分に関する賛否などです。
私は自分の意見を持つことは素晴らしい事であるとは思いますが、誰でも簡単に情報が手に入る現代こそ気を付けないといけないと思います。
Google やYouTubeはとても優秀です。いつでも貴方に合った情報を提示してくれます。YouTubeのホーム画面なんかを見れば、いつも見ているチャンネルの動画や貴方が好きそうな動画を提示してくれますよね。
趣味の話ではこれはとても素晴らしいことだと思います。
ただ、これが政治や歴史の話だとどうでしょう?
私の好きな軍事のジャンルでは、数年前からF-35が話題です。
この戦闘機については常に欠陥戦闘機でどこの国も買わないって意見と世界中で採用される今世紀最大のベストセラーになる機体という意見が対立しています。※すこし大袈裟に書いてます。あえて私の意見は言いません。
面白いことにどちらも一歩も引かないんですよね。
人は一度そうだと思い込んだことやそう信じたいと思ったことがあると、自分に都合の良い話だけを探してしまう傾向にあるんだと思います。
自分の意見を否定する内容の記事や動画には目もくれない、たとえ誰かに直接否定されても、反論するための情報を探してしまう。
よくも悪くも誰でも情報を発信できる時代です。あなたの意見にあった都合の良い真実だけを与えてくれるサイトやYouTubeチャンネルやその他の情報メディアがあるのではないでしょうか。
ホントに怖い
上記の二つの話について何が言いたいかというと、この情報のありふれた現代では、誰でも自分に都合の良い真実にありつけるということです。
どんな意見であっても大抵、近い意見の人がネットにはいます。同じような意見を持つ著名な方だっています。そしてGoogleはあなたがそのと人たちと同じような意見を持っていることを知っています。
知らぬ間に自分にとって居心地の良いネットの一区画に閉じ込められてしまうんです。一度その中に入ってしまうとみんなあなたの意見に賛同してくれます。ホントは自分の周りだけかもしれないのに大多数の人が同じ意見を持っていると勘違いをしてしまいます。
私は、情報を発信する立場として、自分がそうならないように気を付けねばならないと考えています。※もう、手遅れかもしれませんが。
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