勉強して理解しようともしたが やはり理解するのは本当に難しい 農業には一般社会でつまずいた子達がやってくる 特に 人間関係につかれて、動物ならと 酪農や畜産にくることがある 昔雇った数人の顔がうかぶ 何故そんなミスをするのかがわからなかった だから教えてあげにくいし 防ぐのがとても難しい 農業という部門で求人採用をやっていると 発達障害やグレーゾーンの子に出会うことが多い気がする 本人が知っていても、隠している場合もあるが、 就業中に違和感を感じて受診をすすめて分
(母)ご飯だよ~ バタバタと集合してくる子供達 長女が来ない なにやら(思春期)ご機嫌ナナメでソファーで寝たままである (母) お昼ご飯、食べないの? (娘) ……眠い…(目は開けている) いらない この日 朝から外出し餃子の王将でテイクアウトを持って帰った 温めなおしての昼ご飯 なぜご機嫌ナナメなのかというと 長女はお店で食べたかったのだ ラーメンを 持って帰れないじゃん だからふてくされている🤣 お父さん来れなかったから 一人可哀想だから 持って帰って
ぬぉぉぉぉぉーぉぉ ぬぉぉぉぉぉーぉぉん 音波が腹に響いて来るほどの近距離でそのような断末魔を身体に浴びつつ 淡々と作業を進める いつぞや自分が経験したように 深夜の分娩 自宅の直ぐ裏手にある分娩牛舎で 先ほどお産で駆けつけた 手はみえているが大きくて進んでいない様子 頭の位置を確認してロープを子牛の両手にかけ 滑車牽引道具を装着して力いっぱい引っ張る 39歳だけど 結構筋肉はある方だ けど なかなか寝起きの力勝負はキツい 腰に回したロープが食い込む 陣痛に
さっき起きたばかりな気分なのだが、 もう布団にもぐりこんで寝ようとしている 今日何やった? 1日が一瞬 それが毎日続くと、しらないうちに 年寄りになっていてもおかしくない 最近の北海道は、日の出が遅くなりつつあり、我々が出勤するのは日の出前だ 暗いと正直行きたくない まだ寝ていたい そしてもう外は寒いから余計と行きたくない でも、 心配の種を摘んでおきたい衝動で外へと繰り出す。 夜間のうちは目が届かないから 容態が急変している子牛がいるかもしれない 肥育の牛が起き
「いつまで飼うの??」 誰から見てもボロッとしたこの牛を前に 牧場主である主人からこれを言われると 一瞬 時が止まる 治したい いい牛に仕上げたい その一心で突き進む戦闘態勢から、お金(経費)という現実に頭が引き戻されるから え、えぇっと・・・ すみません そうです儲けなきゃいけないんです 経営をする以上 牛はペットではないから 儲からない牛を飼うくらいなら、さっさと手放した方がいい この先の損益を防げる この仔牛は 生まれつき 多分、心臓に奇形があった 精密検査
北海道で牛飼いをしている獣医師kyoko 生産者であり獣医師でもある私。さまざまな葛藤のなかで、2024年2月14日この【蓮秋21】という名前の黒毛和牛を見送りました。 普段日常からは見えないことだけど、誰にとっても身近なこと。