ふろすとの大学編入体験記~令和五年度~

クラスメイトが信大の編入について書いていた。
俺も書いておこう。

1.何この記事

高専生のふろすとと言います。
高専→大学の三年次編入が終わったので詳しく書いていきます。

先に言っておきますが私のケースは相ッ当幸運なケースです。
絶対に私のようにならないでください。良い子も悪い子もマネしてはいけません。

ですが、「勉強遅れちまったにも!」って人が「それでも何とかなる場合も一応あるから、あきらめずにやるぞ!」っていう原動力になれたら…と思います。

1.1最終的に受けた大学一覧と結果

・筑波大学 情報学群 情報科学類(記念受験特攻)
・静岡大学 情報学部 情報科学科(本命)
・豊橋技術科学大学 知能情報課程(滑り止め)
・富山大学 工学部 知能情報(滑り止め、出願したが受験せず)
・長野高専 専攻科(滑り止め)

で、結果はこちら。

筑波大:謎に受かってしまった
静岡大:なぜか受かっていた
豊橋技科大:戦死
富山大:静岡が受かったため、出願は済ませていたが結局受けなかった
専攻科:雑魚死

何故か滑り止めにあたる3つ全部死亡orそもそも受けなかった

1.2 スペック

名前:ふろすと
成績:大体Cランク→5年でついにDランへ…
TOEIC:675
資格:英検二級、P検準二(中学の頃に取った)、ITパスポート、基本情報技術者
備考:同好会の会長を二回もやりました…しかもそれぞれ別の同好会w

編入勉強を始めた時期は相当遅く、TOEICの勉強を含めれば年明け。
数学に至っては春休みから。だいたい同好会の会長やってたのが原因。

2. 4年生から今まで(筑波受験)

4年生始まってから、5年生の今までの出来事を書きます。

2.1 4年生春~4年生秋

編入勉強やるぞ!とMMOのギルドを抜けて、いざやろうと思ったら・・・・

親「車の免許取れ」
先生「同好会の会長、なんか休学したから君が会長やってね」
俺「ンナァ!(断末魔)」

と、いうことでもちろん勉強なんてやる気にもならなければ、このクソ忙しいなかで何とか生きて留年を回避することしか頭にありませんでした。
免許だけならともかく、同好会の会長までやらされたらそれをやりながら勉強とか無理です…しかもよりによってその同好会は今年から始動!やることがまぁぁぁぁぁぁ多い!さらにさらに、この同好会の活動そのものが県警からの委嘱事業とかいうクソ大事な同好会であったため死にそうだった。

ついでに今だから言うけど文化祭の出し物でこれまで大して意見も出さなかった癖に土壇場でガチガチ噛みついてくる後輩もいたためマジでキレそうだった。絶対許さんぞ、会長職があるのに突然休学した1名と突然かみついてきた1名、マジで。おかげさまで勉強もクソもございませんでした。

2.2 4年生冬~春休みまで

クソ忙しい同好会の会長職を終えて、ようやく勉強。
しかし年度末のお約束、地獄のようなレポートとテストの地獄!!!
そんな中、無理やりTOEICをねじ込んで、勉強して675を取りました。
勉強法だけど、同好会の会長職を終えてからチマチマと少しずつ勉強してた。とりあえず始めるならこのテキストを使うとよき。3周全部やろうね。相当とれるようになるはず。あと金フレをぶん回せ。

なお点数を見たときの母
「でも目標の点数に足りてないじゃん」

ちなみにこの時期に静大とかを受けることを決めた。
それまで豊橋と専攻科、筑波大しか考えていなかった。
ちなみに物理は死んでいたため、物理科目だけは全力で避けた。
必ず科目は絞れ。この戦略はめっちゃ大事。

2.3 4年生の春休み

さぁて、TOEICに本腰を入れて頑張るぞ~!
そう意気込んで申し込んで頑張っていた。ところが。

父「お前…嘘だろ?」
俺「日付間違えました…3/30と思っていたら3/20でした…」

やっちゃいました。日付を間違えて受けられないという。
幸い675という人権ラインぎりぎりの点数は手に入れていたこともあってまだマシだったが…父親の寿命が確実に5年は縮んだ(今でも思い出すと吐き気がするらしい)

さて、それに気づいて3/30から必死に数学の勉強を始めました。
何をやっているんですねぇ…(´・ω・`)

2.4 春休み明け~受験まで

さぁ春休みが明けたぞ!
と、いうことで授業も受けながら勉強していく。
この期間は流石に頑張った。
やった量は以下の通り

・マセマ線形 二周+試験前にわからんところチラ見
・大学編入徹底研究 範囲を四周から五周+前日とかにまた一周やってた気がする
・過去問 富山以外すべて3~4周はやった。筑波は途中で断念した(静大決まっていたのもあるけど、卒研で普通に忙しかった)
・面接練習 4回やった。2回は担任、もう2回は研究室の先生。比較的優しい先生を二回、もう二回はビシバシ行く先生。

・・・この1.5~2倍は本来やるべきです。ナメてる。人生舐めてる。
こんなんで本来国立に受かっていいはずがない。
よくもまぁ受かったよ本当に。

2.5 静大試験~豊橋試験

さぁて試験がやってまいりました。まずは静岡。
とはいえ静大の試験は比較的ヌルいと聞いていたので、ってか実際十年前とはいえ過去問解いたら雑魚だったので行ったんですね…
そしたら地獄を見ました。受かったけど。何で?幸運だったとしか言いようがない。

・A4にビッチリ書かれた英文を「日本語で、300字程度で要約しなさい」
・過去問の数倍くらいキツいうえに範囲が進んでいる数学
・面接で「英語そこそこできるんです」→「じゃあ大学に入ってやりたいことを英語で答えて」→目が点になりながら"I want study about (大学の研究)"と"(大学の研究)will be more important in many place, such as bank , hospital…(ここで死ぬ)"とだけ答えて死んだ→「いきなり言われると困っちゃいますよね^^」→「ア・・・ハイ…」

こんなにキツいものが飛んでくるとは思わず、死んだ。父親と一緒に浜松まで来ていたが(初めての試験だったからねぇ)父親に申し訳なくて仕方なかった。専門科目だけはすでにとっていた基本情報の範囲だったこともあり、ここだけは見た瞬間全部分かった。確実に9割行ってたと思う。

静岡の情報学部受ける人は絶対に基本情報を取れ。
絶対に。特に数学自信ない人は猶更!

お次は豊橋。
この時点では静岡は落ちたと思っていたため、「ここ通らんとまずいなぁ、俺富山行くのかなぁ、富山倍率どうなってるんだろう」とか思いながらやっぱり倍率は5倍。
嗚呼クソゲーと思いながら受けた。国語は瞬殺9割コース、英語は普通だけどリスニングがなんか音質マジでクソ、数学は7割、専門は8割ほど。

豊橋の情報はガチで人数が異常だ。そう簡単に受かると思うな。
ちなみに専攻科も受けたけど倍率は4倍くらい。クソゲー。こっちもそう簡単に受かると思うな。間違っても滑り止めにしてはいけない。
ちなみに疲れたーとか言いながら友達と豊橋駅でほかの友達を探していたら親からLINEが来て「静岡受かったぞ!!!!!」とのこと。…マジで?

2.6 筑波受験

筑波の受験までは友達が勉強すっぞと誘ってくれたので過去問を一緒にやってた。ただ途中でギブアップ。卒研忙しい…なんか論文を学会に出すとか言ってる…

そして…
筑 波 受 験
ということで、どうせ受かんねぇからアキバで遊んでくるぞって感じで筑波に向かった。東京駅→秋葉原→つくばエクスプレスで筑波。

親が居ねぇし成人したてだし、酒飲んでやる!ってことでほろよい飲んでた。凄まじい舐めプ。APEXモバイルとCODモバイルも寝る前にやってた。勉強なんてしなかったしテキストすら持って行かなかった。
で、受けるだけ受けた。

そしたら何故か出来が良い。情報は9割コース、数学は7~6.5割、低く見積もっても4割。周りもそうなのかなと思ったら、どうやらそうでもないみたい。数学低く見積もって4割がある時点で出来が良いと言えるのかはさておき、普通にワンチャンある出来になってしまった。どうして。ちなみに英語はTOEIC730満点なので675あれば大体9割取れていることになる。

そして受かってしまった。何が起きているのか自分でもよくわからないが、正直クラスメイトの目が怖いです。

3. 学んだこと、後輩に伝えたいこと

それでは、伝えたいことをつらつらと書いていく。

  • 勉強は早く始めろ、編入徹底研究は言うほどキツくない。10週やれ。

  • TOEICもできる限り早く始めろ、できれば夏休みの時点で600は越えたい。730目指せ。

  • 面接練習は最低4回。二人以上の先生にお願いする!

  • 範囲は絞りすぎるな。そこは広めにやる。でも科目は絞れ。物理とか化学は比較的捨てやすいから、時間と相談。捨てなければ大学の選択肢は広くなるが…という感じ。時間が無いならあきらめて捨てろ。

  • ゲームやSNSは何だかんだやっていたけど、しっかり時間を決めましょう。ちなみに配信とかも見てたけど、これもちゃんとセーブしましょう。

  • たまに息抜きするのはOK。例えば大会だけは見る!みたいな感じで。程よく息抜きすること自体は間違いではないです。そこはバランスの問題。

  • 友達を作れ。よくわからん課題を助けてもらえたりする。

  • 同好会、部活をやめろとは言わない。でも会長職だけは絶対にやめろ。俺の二の舞になるな。

  • 豊橋長岡はまだしも、専攻科は金と時間の無駄なので受けなくてよろしい。向こうも学力試験で入ってくるとは思ってない。推薦で行く人は別。

  • 国公立は本来は入るのがゲロきついけど、編入とか言うヌルいルートを通らせてもらってることをありがたく思って死ぬ気でやろう。

こんなところだろうか。とにかく勉強を死ぬ気でやるべし。
悔いのないように。面接がある場合はしっかり志望理由を固めて、かつできる限りいろんな質問に答えられるようにすること。大学選びは試験科目と日程、そして研究で決めよう、工学系なら高専生なら興味さえあればなんとかなる。問題は興味があるかどうか、そしてそもそも受かるのか、勝算があるのか?という話。ここでの勝算というのは、「苦手な教科に立ち向かうか」「何教科やるのか」ということ。自分の実力ではなく、自分の得手不得手を考えたうえでの勝算。

学校の成績は気にするな。当日の出来がすべて。「このくらいの大学ならいける」はやめろ。俺は何故か筑波と静岡に受かったが、「このくらいなら」で滑り止めにしたところ全部落ちてるから。

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