マガジンのカバー画像

アオノカゼ

12
アートのこと、生活のこと、旅のこと、風のように吹きすぎるまなざし。詩になるまでを、エッセイや写真で辿ります。
¥1,000
運営しているクリエイター

#詩

第11回「びーぐるの新人」に選ばれました。

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

この海に、帰る支度をする、鯨の骨の眠る家。(後篇)

9:30 石ノ森萬画館に着く。 受付のお姉さんはサイボーグ009のコスプレのような格好をしていた…

100

マインドフルネス読書

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

閉じゆく世界のなかで「夢」を「形」にする

3月ももう中旬に差し掛かろうとしている。 令和という新時代は随分と災難が続く。1000年前く…

ぬたあん、と力を抜いて書いてみる。

1.詩が、書けない。2020年1月。僕の性格はわりと「安定志向」なのだと思う。適職診断のよう…

石巻魚市場の、かつて魚だったもののにおい。(前篇)

23:00 バスを待っている。 スターバックスが閉店時間になったので追い出されてしまった。サザ…

100

歌ふことしかありはしない

これも、いつか書いた中原中也についてのエッセイなので載せておきます。 二人は、八幡様の茶店でビールを飲んだ。夕闇の中で柳が煙つてゐた。ビールを一と口飲んでは、「あゝ、ボーヨー、ボーヨ―」と喚いた。「ボーヨーつて何だ」「前途茫洋さ、あゝ、ボーヨー、ボーヨー」と彼は眼を据え、悲し気な節を付けた。(小林秀雄「中原中也の思ひ出」) 明治40(1907)年に詩人中原中也は生まれた。 中原中也といえば、教科書に載る詩「サーカス」により、日本中の人が知っており、最近はマンガ『文豪スト

¥100

だれも、きいていない歌、いまも、きこえる歌。

立原道造が26年の短い生涯を終えてから今年で80年が経ったという。彼の短い人生を思うと、その…

100

色のかたち、言葉の下地、70%の黒。

吉本弘 オープニングレセプション 一年に数回、とあるギャラリーにご招待いただくことがある…

100