『演劇:恐怖について』ネタバレちょいあり感想


#劇団ヅッカ  『演劇:恐怖について』
10/1 19:00公演
(15時公演も見たので2回目)

ここではネタバレありで書きます。

タイトルにもある「恐怖について」の“恐怖”についてをよくあるホラー系ではなく“不安”や“失うこと”“忘れられること”等色んな形で表現していて、かつ、舞台装置(観客席)をもフルに使った演出、
これが“演劇”か!!!
と感心と同時に演劇がさらに好きになりました。

また、その恐怖を感じる対象が観客だけでなくそれぞれの役(キャラ)が個々に受け取ってるシーンがいくつもあって、
まさに恐怖とは、得体の知れない「他者」ではなく、ただ、自分の内から湧いてくるもの(帰りにいただいたあとがきより、マツモトタクロウさんの言葉を引用)を脚本演出で体現してるなと、
さらにそれを上手に表現できる目黒ほのかさん、富樫萌々香さん、山口卓さんの演技力で本当にいい演劇でした。

個人的に好きなシーンは
(シーンと番号違ったらごめんなさい)
i 暴力について瞑想
1発目zoom先から舞台に繋がるシーンで最初動画と思ってたので
心の中で「え?そんなのあり?」と驚きで初手から心を掴まれました。

vii 夢中人
目黒さんと富樫さんのやりとりのシーン
2人にとってなんてことないシーンがすごい愛らしく眩しくて「あれ聴きたい」という一言でいつも同じ歌を2人で歌ってるのだなとわかるシーンが素敵で1番好き

xi wish you were here(2週目)
泣いちゃうシーン
1週目とはセリフも違って“大切な人を失う恐怖”をひしひしと感じるシーンで2回とも感動してた…
ただ富樫さんの「目黒、いいよ」の意味が理解しきれなかったので誰か考察か答え聞きたいれす

あと犬に恐怖について聴くシーンも好きだし、富樫さんが踊りながら山口さんを蹴るシーン、渋木さんが笑いながら質問するくだりとか山口さんが9月の海はを歌うまでの間とか細かいとこだと好きなシーンいっぱいある

あと全体を通して目黒ほのかさんの歌声が本当に素敵で聴き惚れてしまった。
また聴く機会あればぜひ聴きたい

ひとまず今日はwish you were hereをプレイリストに入れて聴きながら帰り道に鼻歌を歌いました。



😠<ふぁっく、ふぁっーく
って鳴き声可愛かった

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