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江夏庭苑の「山野草日記」

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事務所の庭で育てている山野草をご紹介していきます。四季折々の表情をお届けできればと思います。
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2023年7月の記事一覧

ヒメユリ

学名/Lilium concolor 和名/姫百合 科名/ユリ科 属名/ユリ属 原産地/日本、朝鮮半島、中国 開花期/6月~7月 花言葉/「誇り」「可憐な愛情」 耐暑性/やや弱い 耐寒性/強い 分類/多年草 鮮やかな花の色合いが目を引くヒメユリ。主に西日本の山地の草原に生えます。多湿や高温を嫌いうので、栽培する際は日当たりや風通しの良い場所を選びましょう。 花が星形に開くことから英名ではスター・リリーと名付けらています。ユリの中でも小さめですが、夏の庭で

チシマフウロ

学名/Geranium erianthum 和名/千島風露 科名/フウロソウ科 属名/フウロソウ属 原産地/礼文島 開花期/6月~8月 花言葉/「変わらぬ信頼」「陽気」「慰める」「妬み」「嫉妬」など 耐暑性/やや弱い 耐寒性/強い 分類/多年草 草丈20〜50cmの多年草で、北海道から東北の高山帯に自生しています。世界に400種以上もあるフウロソウ。夏越しには少し気を遣いますが、比較的簡単に育てられます。花脈はピンク色でなんとも言えない可愛らしさを醸し出し

カワラナデシコ

学名/Ranunculus acris var. nipponicus 和名/河原撫子 科名/ナデシコ科 属名/ナデシコ属 原産地/日本、東アジア 開花期/5月~8月 花言葉/「可憐な純情」「貞節」「大胆」「才能」など 耐暑性/普通 耐寒性/強い 分類/常緑多年草 日当たりの良い河原や草原に自生しているカワラナデシコ。 万葉集に歌われている秋の七草の一つで、古代から親しまれてきた植物です。現在地域によっては絶滅危惧種にも指定されるなど、減少傾向にあるそうで

ミヤマキンポウゲ

学名/Ranunculus acris var. nipponicus 和名/深山金鳳花 科名/キンポウゲ科 属名/キンポウゲ属 原産地/日本、朝鮮半島北部、中国東北部、サハリン 開花期/6月~8月 花言葉/「栄誉」「子供らしさ」「無邪気」など 耐暑性/やや弱い 耐寒性/普通 分類/多年草、落葉性 ミヤマキンポウゲは、北海道から本州中部の高山の草原に生える中型の多年草で、湿り気がある場所を好み、雪渓周辺に大群落をつくることが多いです。7月~8月の雪解けあと

オダマキ

学名/Aquilegia flabellata 和名/苧環 科名/キンポウゲ科 属名/オダマキ属 原産地/北半球温帯 開花期/5月~8月 花言葉/「必ず手に入れる」「愚か」「断固として勝つ」など 耐暑性/苦手 耐寒性/強い 分類/多年草 現在は秋田県や宮城県などの5県で絶滅危惧種に指定されているオダマキ。日本原産とヨーロッパ原産に大きく分けられます。苧環という和名は、距が伸びた花の様子が繊維を巻いていた管に似ていたことから命名されたのだとか。比較的短命な多