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ウォーキングデッドにおける世界観とストーリーの切り離し云々についてシーズン11でやっと気づいた話

 ウォーキングデッドのシーズン11を暇に飽かせて全部見た。
 ほぼ一気に見た。面白かった。
 前段階で正直に言うと、俺はウォーキングデッドにはとっくの昔に飽きていたが「面白かった」ので「また面白くなるだろう」という期待を込めて辛抱強く見ていたが、ニーガン辺りで気持ちが高まったのだが結局どうにもダメでまた惰性で見ながらブツクサ文句を言い続けるという視聴方法に変わってしまったのだが、そういうのは世間ではよくないと言われそうな視聴方法だが、俺はそういう付き合い方もアリだと思う。本当に文句があったら見ない。だが主人公のリックが死んでしまった時には本当に面白くなくなってしまい続きも見たがほぼ忘れてしまっていた。
 つまらん、というより興味がなくなった、が一番デカい。
 しかもリック死んでなかった。ちょこちょこ出てきたリックにだけ見える想像上の代物であったヘリコプターが本当にいてリックを救っていたのだが、そのヘリがなんなのか結局判らない。
 もう素直に殺せよ! と怒鳴ってしまった。
 いつまでダラダラダラダラ同じことやる気なんだよ! と当方の忍耐袋も破裂してしまい全てが虚無と化した。
 ジュディスが可愛いぐらいしか覚えていない。

 そんなこんなで、二年は過ぎたであろうか。ファイナルはシーズン11なのだが、よく見たらリックが退場したのはシーズン9であって、俺はシーズン10を丸ごと見ていない。

 多分、このままずっと見なかった気がする。
 見始めたのは、何やら出来がいいと聞くスピンオフ「ダリル・ディクソン」と「デッド・シティ」が配信され始めたと聞き、ちょっと冒頭だけ見てしまったのだが、出来がいいも悪いも、本編見てないものだからスムーズに頭に入ってこなくなって、もうおざなりでいいから目を通しておこう! という気持ちになったからである。
 俺はそういうところをキッチリしないと入り込めない人間なのだ。

 シーズン10は折り悪くアマゾンプライムで各話有料となっている。飽きたコンテンツの続きに金は払いたくないが、一話150円なので、最後の二話だけ見た。

 俺がウォーキングデッドに飽きた理由のひとつに「また日常回ですか!?」という部分がある。キャラを掘り下げていきたいのは判るが、いくら何でもどうでもいい回が多すぎる。キャラ掘り下げ回にフラッとノルマのように出てきてあっさり倒される「だけ」のウォーカーを見るとわしは涙が出る。

 なので次シーズンに続けるためのクリフハンガーに全力を費やしてくる最後の二話くらい見れば大体、良い。知らんやつが出てきてもほうっておいてよい。どうせ覚えなくてもストーリーに支障はないし、知らんキャラもちょこっと見ていれば「そういうやつね」となるから良い。そういうパターンを俺はウォーキングデッドで何度も見てきた。一シーズンに中に敵対勢力が二つ現れたりした日には「いいから結果だけ伝えろ」となる。
 シーズン途中で出てきてシーズン内に潰れた勢力など覚えなくて良いとされている。

 とは言え、シーズン9までは付き合った俺であるからそんなことも言っていられる。俺は基本的にアポカリプス物が好きなので許容範囲はデカいと自認している。
 「じゃあウォーキングデッドは全部最後の二話だけ見るね!」などと言われたら「貴様に何が判る!」と叫んでしまいそうになる。なんというわがままな人間だと思うがそれもまた人間の姿である。

 シーズン10でまず俺が見たのは最終話手前の一話で、キャロルが色んなことが巧くいかずにヒステリー起こして暴れ回りネズミを殺すと言いながら壁を素手で解体し、野草を採りに行ったら毎度おなじみ野良ウォーカーが複数現れるものの野草そっちのけでウォーカー殺しに熱中し始めるという、相変わらずの「キャロルが不機嫌になるどうでもいい話」であったので、うーん、厳しい戦いになりそうだ、と思ったものだ。
 しかし直後に見た最終話は、かつて猛威を振るった残虐大王のくせにまだ生きていて仲間ヅラさえし始めたニーガンが、自分の過去の総括を行い決別する話でもあり、非常にこれは見応えがあった。
 ニーガンは数多いた敵の中でもガバナーと並ぶ二大巨頭として知られている。あとメインキャラを二人瞬殺というか処刑した。バットで。とにかくそれまで長々と修羅場をくぐってきたリック率いる災厄グループのやることなすこと先回りで追い詰めていく圧倒的な「上手」感はガバナーよりも研ぎ澄まされたラスボス像だった気がする。
 だから殺すに殺せなかったのかもしれないが。あそこまでいくと逆に人気が出る。ニーガンの持ってるバラ線巻いたバットのレプリカも海外では売られている。危なくないよ、ソフトプラ製だからね。売れすぎてプレミア価格になってオークションに流れていたらしいが、そんなもん自分で木製バット買ってバラ線巻いた方が安くないですか? という感じだが、そこまでやると違う意味で「本物」が溢れてしまい、恐らく警察関係のご厄介になる。
 ニーガンも崩壊前は保護司がついていた。

 ウォーキングデッドは中盤から明らかにちんたらし始めた。キャラ中心になってグダる、の典型例でもある。勿論、ウォーキングデッドのキャラ人気は異常なグルービンを巻き起こしてしまっているので、ネットの片隅でウッカリでもどんな些細な悪口でも言おうものならウォーカーの集団に取り囲まれてしまいそうなレベルだ。
 なのでそういう商売にするのは判る。
 判るのだが、ドラマ形式で、しかもシーズンはしばらく続けられそうというケツの終わりが判らない中でそれをやると「今、その話必要!?」と10話中7回は喚いてしまう。まるまる一話その話!? それなんか本筋に関係ある!? になる。

 この「本筋」というのが厄介で、視聴者によって「どこを本筋とするか」はかなり違うものがあり、そこですれ違いやいざこざが発生してしまい、勝利者なき100年戦争が始まってしまったりする。悲しい話である。
 多少のすれ違いなら大人なのだから「そういう意見も判る」みたいになるのだが、結構大幅にすれ違うこともあり、評価ポイントならともかく批判ポイントがズレまくった日には一触即発といった感じの有様だ。
 幸い、俺は誰かとウォーキングデッドの話で盛り上がったり制作や俳優といった背後の話にも興味はなかったので誰かを傷つけることもなく「なんか飽きちゃったんだよね、疲れちゃったっていうか……」と一人意気消沈していられたのだが。

 実のところ、このnoteの主題はウォーキングデッドのシーズン11は面白かったよ、という話が主題ではなく「なんで飽きたんだ? 疲れたんだ?」という部分の解明にある。
 ここは本当に気づくのが遅れた。
 二年ていど、間を空けたからやっと気づいたようなところがある。脳がリフレッシュされたとでも言うのだろうか。

 簡単に言うと「戦争もの」と「舞台は戦時中」の違いである。
 これは俺個人の評価軸として非常に大切なので、どんな作品に対してでもその分析から入って楽しみ方のポイントは変えるようにしている。ここを間違うと作品の評価自体がガッタガタになる。
 そのぐらい俺にとっては大事な話なのだ。
 一つの作品を「戦争物」と思って接した場合「それはいいけど戦争どうなったんだよ」という気持ちになる。ないがしろにされ始めたら、尚のこと、そう思う。
 「単に舞台が戦時中」なら、極端な話、戦争の推移自体はどうでもいい。
 この辺り、作り手側がどういう筋と軸を使おうとしているのかを、きちんと見いだす手間を省くと、非情に辛いこととなる。俺はこの世にあるどんな作品でも楽しめる要素はあると思うが(なかったら世の中に出てこない)それもこの軸を見つけられるかどうかでかなり変わる。

 これは俺の大好きなことで知られる三国志でより分かりやすい。
 史実寄りに描こうとしているのか、演義寄りに描こうとしているのか、作り手の軸足がどちらかをこちらが理解することでかなり評価は変わる。ここで本来なら「それも含めて、受け手が自然に分かりやすくするのが務めだ」という厳しい意見もあるかも知れない。
 それは全く否定しない。
 だが伝えきれなかった、伝わってなかったものを拾う。見つける。あるいは最も簡単な「気づいた」などによって作品は劇的に印象が変わったりするのでそういう楽しみ方も厭わない方がいいとは思う。

 ウォーキングデッドは随分前から「ゾンビ物」としてのストーリー展開を捨て「ゾンビアポカリプスを背景とした人間ドラマ」に移行していた。世界が謎のゾンビに寄って崩壊しました、は前提と背景であって「展開・解決すべき主題」ではないと考えて割り切れればそう無碍に扱わなくてもいいという気分になる。
 恐らく俺がブツクサいいながらもシーズン9まで見ていたのは、薄々それが判っていたにも関わらず「ゾンビの方で解決してくれるんだろうな?」というズレを発生させてしまっていたからだと思う。

 これはもう長期シーズンに入ったドラマとしては仕方ないことなのだが、途中から方針が変わったのは間違いない。そうでなかったらリックがシーズン半ばで「歩いている死人(ウォーキングデッド)は俺たちだ」などとタイトルコールしない。つまりこれはゾンビ化システムへの言及なのだが「噛まれるとゾンビになる」のではなく「全員既に感染しているから、どんな理由でも死んだらゾンビになる」という世界観寄りの話である。
 なので初期に、コミュニティ内でインフルエンザかなんかかが流行って薬がない、となった時の緊張感は凄まじかった。このままだと全員がガーガー言って囓ってくるようになる。
 などなど、初期は世界観とストーリーの絡み合いは結構、バランスが良かったのだが、中盤あたりからちょっとなんか違います、となり、やたらエモいキャラストーリーが挿入されることが多かったり(それがまたピンと来ないエピソードが多い)更に加えてよくワカラン勢力が現れては潰れ現れては潰れ、リック一行を招き入れたコミュニティは潰れては消え潰れては消え、ようやく落ち着いたのがアレクサンドリアなのだが、もう、何がしてえんだよ! と俺は判らなくなっていた。

 何がしたいも何も、そういう話をしたかったのである、制作陣は。
 人間のコミュニティが諍いやら欲望やら、そういう理由によって、世界が破滅しても同じことをやっとりますというのを描く方向にいつの間にかシフトチェンジしていただけのことなのだが、気づくのが遅れた。
 いや正確には察していたのだが「それはそうとゾンビ物として解決して欲しい」という儚い希望もあった。作品に何を期待してしまうかは人それぞれだし接した形という運にも左右される。
 ゾンビ物の解決方法というのはそれほど多くはない。
・ワクチンが見つかる
・核ミサイルで焼き払う
・放っておいたら治った
・区画に閉じ込めて人間と共存させる
・実は何らかの陰謀なので黒幕倒せばオッケー。
・核ミサイルで焼き払う
 などが挙げられる。今、五分くらいで考えたが多分こんな感じだ。なお、ワクチンなどで解決したあとスタッフロール後に誰かの腕に斑点が浮かんでますとかそういうのは「解決した」に分類するものとする。ただの斑点かもしれないじゃない?
 まあ解決方法なんか実はどうでも良くて「とにかく解決した!」が大事なのである。なんだったら解決しませんでした、みんな死んだ! でもいいです。ゾンビ物としてのオチをちゃんと着けてくれとなっているのにどんどんゾンビというかウォーカーが脇へ脇へと追いやられ、不意にエンカウントするザコモンスターと化していき、それをみんなあっさり会話しながら始末していくという有様になられては俺もちょっと堪忍できん。頭蓋骨が柔らかすぎるのは死後の時間経過による物と解釈出来ないこともないが、さっき死んだやつの頭蓋骨までフランスパンより柔らかいようにしか思えないほど刃物があっさり刺さる。

 別に古参気取りではないが、俺は初期からずーっとウォーキングデッドを見ている。ほぼリアルタイムで配信を見ている。それだけに脳の切り替えが巧くいかなかった。もっとキャラを眺める方向に早々とシフトすべきだったのだが、これもまあ、実は作り方が悪い。
 引っ張って引っ張って違いました、いわくありげでいわくありげでなかったです、などキャラ物としてもストレスが貯まる。たまにくっついたり別れたり、突然一人で旅に行って帰ってきたり来なかったりスピンオフにいつの間にか出ていたり。

 結局、俺は主人公のリックが突然情緒不安定になって、意味の分からない「俺たちは人間なんだ」みたいな能書きを喚きながら大口径マグナムリボルバーで全てを解決しようとし始めるなどが好きだったので、リックが死んだ(註:死んでない)ところで集中力が途切れてしまった。
 ダリルなんかもナンバーワン人気を誇るだけのことはあるキャラ造形なのだが、ダリルの行動原理も若干、一貫してないブレがある。他のキャラに比べたら全然マシだけど。シナリオの都合で性格変わるみたいなとこあるし。それに比べてリックは早々におかしくなっていたので壊れた電話を振り回して「電話が鳴っているのに出ると切れる!」という妄想のイタズラ電話を主張してシーズンを跨ぐという暴挙を行ったり「ヘリコプターが飛んでた!」とリックにしか見えない空想上のヘリコプターの存在を主張したり(註:ほんとにいた)あそこまでいくと「ブレ」すらキャラなので安心して見ていられるというもの。

 というわけで、そのように頭がスッと切れ替わり、ゾンビ物としての解決などどうでも良くなった俺はシーズン11は楽しめた。他は多分、あんまり面白くないという印象は変わらないだろうが、さすがにこれだけ続いたシリーズの、打ち切りでもなんでもない堂々たるファイナル、しかも全24話という布陣にチンタラしたものはない。むしろ企画上ではありましたみたいなのをバンバン投入して引っ張らないので刺激がある。なんかエテモンキーみたいになった人食い人間とか、ヘタしたらシーズン一つ使ってたと思うけど一話だけだった。
 序盤から、多分シーズン10から出てきたであろう、俺の知らない宗教がかった傭兵部隊と殺し合いをしていたが、その辺は見なくても見当が付くので「今はこいつらね」と思ってみていた。
 ところでウォーキングデッドのアクションシーンというのは、実はあまり見栄えがしない。演出やカメラワーク、パワーキャラ、銃撃戦で何とかしているが、全然ダメとは言わないが、ウォーカーを始末しているところなんかは「家庭菜園で土掘ってるのかな?」という牧歌的な印象があるシーンが多々ある。
 それでも時々はかなりアクションが映えるシーンがあり、シーズン11序盤のカーヴァーという傭兵はアクションが凄い。狭い廊下で前後を「マギー・ニーガン・イライジャ」という高レベルネームドキャラに包囲されて、三人相手に壁キックでの空中移動、的確に相手の負傷部位目がけた打撃を放つなど軽やかな立ち回りを見せ「強! ダリルより強!」という気持ちになる。余談だが単純なアクションだけならダリルはそれほど強そうには見えない。カーヴァーを一対一で仕留められたのは刀持ち状態のミショーン、もしくは革ジャンにバラ線バット装備の全盛期ニーガンの二名と思われる。
 カーヴァーを見たいが為にシーズン10をちゃんと見ようかなと思ったくらいだ。だが有料なのでそれは多分しないが。
 他にはロジータなどがよく対人戦闘シーンをやるので、かなりテキパキとした動きを見せる。見応えがある。
 身体能力をそれほど重視しないで演出やカットで強キャラ化するところで言うと「そのうち死ぬ」株式会社筆頭株主だったゲイブリエルなども有能だったりする。ショットガンとマチェットを縦横に操り、遠距離狙撃能力も高いという恐ろしいやつだ。

 もっと早く、こうしてキャラの方だけ見ていれば良かった。
 やはりその点でも「舞台」なのか「テーマ」なのかは、俺の中で慎重に見極めて切り離さないといけないものなので、本当に注意したい。なになにだからつまらん、などという前に楽しめる工夫を自ら凝らさなければ、面白い物もつまらなく見えてしまう。
 とは言えウォーキングデッドはさすがにちょっと、客に甘えすぎなとこが多いのだが。

 ちなみにキャラものと割り切って見ていたのはいいのだが、これまでのシーズンで味方になったもの凄い数のキャラが、コモンウェルスという町に攻め込むシーンは「誰が勝てるんだよ」というぐらいの火力になっており、16人の中から一人だけコンパニオンを選んでね、というシステムなのに16人全員連れ回しているようなゲームバランスの崩壊が起こっていたが、それでもウォーカーの大群を絡めることによってなんとか回避していた。
 ダリルが「俺たちの敵はお互いじゃない……あいつらウォーキングデッドだ!」ってまたタイトルコールして団結していた。初期のリックが悲観的にコールしたのとは違う、非常に前向きなコールとなっておりメリハリがある。理想を言えばリックにやって欲しかったが。
 最後にまたそこに戻ってきてヨカッタネ。

 シーズン11はファイナルなので過去回想のカットインもあります。懐かしい顔ぶれがいっぱい出てくるよ、メルルとか。それから多分だけど、撮影中にもうスピンオフの制作は進行させてただろうから、マギーとニーガンの交流にピントを合わせていたり、ミショーンの話が多めだったり、ダリルがその辺彷徨ってたりするのにもフォローが入っていたよ。
 マギーとニーガンは安易に和解しなくて本当に良かった。
 ちなみにスピンオフでこの二人が主役になるそうです。
 目の付け所が良い。ただニーガンは革ジャン着て欲しい。革ジャン着ただけで手の着けられない強キャラに変わる。作業服みたいなの着ていると、話の長いおじいちゃんにしか見えない。

 最後にはリックとミショーンも出ます。生きてるからね。
 何してるのかはわかりませんがスピンオフちゃんとやるそうです。何しているのか全く判りませんでしたが。リックは相変わらずヘリコプターに付け狙われていたが理由は知りません。
 もっとわかんないのはミショーンで、マーベルユニバースの人かな? みたいなファンタジックレザーアーマーを身に纏い、馬上で抜刀しながら荒野に広がる無数の何か(何かは判らない)目がけて単騎突入を決行しており、ミショーンだけ異世界に行っちゃったのかな? という感じでしたがあの人は元から異世界出身みたいなキャラなので仕方ありません。
 スピンオフに期待しましょう。

 ところでジュディスが被っていた保安官の帽子、似合っていたのですが弟のRJにあげていて、勿体ないなと思っていたのですが、15秒くらい遅れて「あっそれは……そうだよね、そいつのだよね……」ってモニャった気持ちになりました。言ったら帽子だけじゃなくて大口径マグナムリボルバーも背中に背負う刀も、実はジュディスにはなんの関係もない。全部RJが引き継ぐべき要素だった。なんかモニャっとする。いい意味で。

 まあ、付き合った期間としてはゲースロより長いわけで、ぶん投げてしまっていたもののスピンオフを期に義務感で見てしまったわけですが、終わり方としては非常に良かったと思う。ウォーカー問題なんも解決してないが、そっちは別にいい。最後の最後になって「石を拾ってガラスとか割るのに使うやつ」「壁を登ることをおぼえたやつ」などの新種ウォーカーが投入されていたが、ダラダラと深掘りされても困る。そっち要素を潔く切り捨てて見ないとまた深みにはまる。

 スピンオフの方は「ここからここまで」ってちゃんと決めて作っているらしいので、ウォーキングデッドのいい部分が集約されたキビキビしたものになるだろうと期待している。とりあえずダリルのやつは見始めた。
 スピンオフ繰り返しているうちに、ひょっとしたらウォーカー問題も解決してくれるかもしれない。してくれとは言わないが、そうしてくれたらめっけもんではあります。
 
 ゾンビ関連の創作物ではくその役にも立たないことで知られるアメリカ疫病対策センターが手榴弾で安っぽい大爆破を起こしてから何年になるでしょうか。最後のコモンウェルス知事官邸大爆破はそれはそれは見事な物でした。また再びどこぞのドラマで、くその役にも立たないことで知られるアメリカ疫病対策センターの建物が安っぽい爆発で続いても、やがてもの凄い爆破に繋がるかも知れません。
 色々と探していきましょう。
 




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