デジカBT18「エレメントサクセサー」全カード事前評価~悪の五闘士(四闘士)編~
・どんな記事?
新弾のカード評価でワイワイしたい感じの記事です。
前回の記事でようやくハイブリッド体・十闘士に一区切りがついたのも束の間。
しっかり十闘士揃ってる粋な収録なおかげで、今回も元気にハイブリッド体・十闘士と向き合っていきます。
ここからは毎度のお断りとなりますが、まだ触っていないので印象に基づく評価にはなります。
・「なるほど!」や「やはり!」
→プラスの裏付けに。
・「これは違う」だったり「一理あるかも、う~ん?」
→反面教師・ご自身の認識の裏返し?に。
気になったところだけでも、それぞれが受け取った形で、ご覧いただいた方の考えを深めたり広げたりする助けになったら幸いです。
・ここからカード評価
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・グロットモン
1に消滅(進化時)2に消滅(進化元)3,4がなくて5に消滅(登場時)という感じで、とにかくDP3000を焼きまくるデザイン。
これだけ機会が多いと、その内の何度かは空ぶってはしまうだろうが、その分相手にとってはこれが見えるだけで、DP3000以下が残ることにジレンマを与えてもいるだろうから、間接的に仕事をし続けているともいえる。
悪側のサイクルは単色なこともあり、必要コストがヒューマン2ビースト3の旧来のハイブリッド体のようなコスト感であり、進化時や進化元などで不意の打点以上の働きができるようになった点は時代の進みを感じる。
「ギガスモン」「エンシェントボルケーモン」との併用に限らず、単体で以前のハイブリッド体運用+αとしての採用も検討できそうだ。
その際、一般的な進化コスト、かつ進化元としても期待する運用が狙えるため、BT8「サイケモン」系や今弾「シャーマモン」系の様ないわゆるメタデジモンに苦手なものがいるデッキでは、厚く取って順当進化向けとしての運用も兼ねることで、デッキ全体でのガードを上げるというアプローチもありえそうだ。
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・ギガスモン
こちらも「グロットモン」とは別方向で検討のし甲斐がある。
3コストなおかげで3確保テイマーからの進化で速攻と合わせて2打点が見込めるのは飛び道具にしては打点が高く、相手からすると厄介だろう。
その流れのためには速攻付与先の準備もいるが、予め準備した踏み倒しに合わせる形での運用ならスムーズに組み合わせることができる。
それらのデッキは打点を積み重ねての攻勢になる点で、ハイブリッド体による攻め手の広がりも馴染みやすい点も嬉しい。
その中でも「レッド・スクランブル」は赤テイマー(3確保だとなおヨシ)と条件を満たすレベル3、このカードで成立するうえにディレイ効果で疑似回収ができるため事前準備も非常にコンパクトで、デッキコンセプトとして踏み倒しを用いるもの以外でもこの攻めを盛り込める点はいろんなデッキにおいても可能性を感じる。
順当系デッキでも、本命がセキュリティバトルや次の相手のターンに除去されてしまっても、孵化→3進化+テイマーorスクランブル空打ちから、次のターンにスクランブルディレイ+育成+このカードの3点で詰めに行けそうなケースが生まれるのは魅力的だ。
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・エンシェントボルケーモン
こちらは単色でありながら「エンシェントスフィンクモン」と同じく、4進化12登場になっている。(ので重めである)
テイマー組と違って手札進化ができるレベル5サイクルもいないことから、あちらに比べると盛り込む優先度はやや低いか。
とはいえ、ハイブリッド体を盛り込む場合はレベル4+αのアクションも多くなるので、育成でレベル5まで伸ばしやすい順当系に比べ、レベル6の取り回しは異なる部分もあるため、登場/進化いずれも対応している点はありがたいシーンも見られそうでもあるため、結局好みに応じて少量取ったり取らなかったりというのは変わらないかもしれない。
デザイナーズで使う場合、「グロットモン」「ギガスモン」の進化元、並びに「グロットモン」の登場/進化で低DPにプレッシャーをかけて、このカードの登場/進化時でより強いカードを狙ったり、離れるタイミングに応じてそのまま登場or回収→テイマーへの進化という流れを臨機応変に選択できる緩やかなシナジーは嬉しい。
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・ゴブリモン
P001「アグモン」P065「ガンマモン」P079「アグモン」などなど、登場時消滅効果持ちのレベル3もついに主人公以外のデジモンも所持するように。
既存の面々とも微妙に相互互換ではありつつ、一般的なレベル3らしいコスト配分+発揮条件もなしと一番扱いやすそうなデザインにはなっている。
とはいえ、除去効果→受動的なことと対象範囲の狭さから、叩き台からの採用よりは対策目当てでの採用になるか。
自身が「レッド・スクランブル」に対応、各スクランブル対応カードは消滅できる点はスクランブルの需要が高まった時噛み合うこともあるかもしれない。
完全に余談になるが、アニメでゴブリモンとシャーマモンの対立が描かれたことがあり、同弾での収録、かつ消滅対象というのは趣深い。(セイバーズでの話で、今回がフロンティア弾なため実際は無関係と思われる)
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・シャーマモン
最近ジワジワと増えている既存のメタデジモンサイクルの追加参戦。
このカードもその1枚で、これによって赤はメタデジモンの幅トップクラスになった、はず。
直近のEX7「オタマモン」のようになんらかのシナジーを兼ねているわけではないのもあって、定番すぎてあえて今語るというのは難しさもあるが、デジモンによるメモリー+による相手の強い挙動の要求を高めたり、詰めのタイミングでメモブのディレイを封じてより盤石にという定番の挙動などなど。同サイクルの先輩陣の活躍がこのカードでも見られることだろう。
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・ボルケーモン
このカード、所見の印象は以前も「ボルケーモン」はこんな感じの準バニラみたいなデザインだったなと思いを馳せたが、評価にあたって考えを深めてみると意外とやる部分があるのでは?という期待感が生まれてきた。
1手目で2→3→4、2手目で4→このカードで進撃、3手目にアタック→レベル6へという形で、強気のアタックを仕掛けながらレベル6へ伸ばせるのは打点の出力が遅くなりがちなデッキにおいて有用に働きうる。
積極的に狙いたい訳ではないが、3手目にレベル6になれなくともそれなりのDPがあり、そのターンには育成も2周目が孵化できるためそちらにコストを割くパターンも取れるため、受けが広くなりやすい点も嬉しい。
例えば、順当+レベル6進化ターンにアタックに繋がらず打点にも乏しいタイプ、EX7「天地竜」などはシナジーを重視したデッキなため投入が悩ましい面もあるが、この条件に当たるため実は相性がいいのではないか?と考えている。
勿論セキュリティバトル、相手のターンでの対応など、除去されるリスクはあるものの、レベル6になったタイミングで5点からか3点からかというのはグッと違って感じられそうだ。
最速パターンは勿論、出遅れパターンで追いつく助けになりうる点は印象より便利な可能性がみられる。
「ボルケーモン」の状態で渡したり、場合によってはそのまま戦うケースでもレベル6ACEが自然に構えられる点は地味に嬉しい(例に挙げた天地竜では枠の捻出も色の面もあり厳しそうだが)
以上から既に強力なデッキに割って入るほどの魅力のあるカードとは言えないものの、デジカではあまり積極的に掘り下げられていないプランニングであり、あと少し何かが足りないデッキのブレイクスルーとなる可能性は秘めているカードではあるのでないのか?と感じている。
余談だが、このカードの運用を厚くみた場合、レベル4ですぐにアタックができるデジモンが欲しそうだなと感じたため、ハイブリッド体や「ギガスモン」登場(この場合「エンシェントボルケーモン」も検討できる)も相性がよく、ラインとして収録された各カードが無骨ながらシナジーを形成しているのでは?と感じた時、よくできてたんだ!という感動があった。
ので、「ボルケーモン」の掘り下げに伴って「エンシェントボルケーモン」デッキとしても回してみたいな、という気持ちを強くしている。
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・ラーナモン
キャラ人気がありそうな点も助けになってか、前回に引き続き有用なテキストを持っている。
サポート対象の「水棲」は進化元登場を得意とするデッキなため、手札だけでなく進化元に置ける点が嬉しい。デッキトップからになるため狙って行うのは難しいが、レベル指定がないため高レベルのデジモンも追加できる。
進化元効果はBT9「ポームモン」互換など登場効果の妨げになるデジモンをはじめ、相手の小型をどかせる他、自分のデジモンも回収できる。
例えばBT7「ゴマモン」→「ゴマモンX抗体」を進化元登場効果でそれぞれ出した後、今弾「カルマーラモン」へのスライド進化分と合わせて進化元効果で2体ともバウンスによって回収という動きは手札の厚みを大幅に増すことができそうな期待感がある。
他にも相手バウンスと合わせて、EX4「ガオモン」(+BT16「ガオガモン」※こちらはバウンスできない)で相手の手札を増やす動きの助けになりそうな点はBT11「ミラージュガオガモン」を絡めたアプローチの一つとして検討の甲斐はありそうに感じる。
また、こちら側のサイクルはヒューマン側も登場/進化時になっているため、レベル4の登場も狙いやすい水棲デッキでは繰り返し効果を狙いやすい点も助かりそうだ。
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・カルマーラモン
こちらは進化元のレベル3有無に合わせて効果が変化する変則的なデザイン。
バウンスか進化元増強かとなるが、最大値を伸ばすというよりは対応幅や受けを広げるという感じのデザインで、個人的にはBT12「カルマーラモン」の方が好きなテキストではあるなと感じる。
好みの話はさておいて、このカードを運用するならばこのカード→各「ラーナモン」に繋ぐことでレベル3やデッキトップの強いカードを進化元に仕込んでのアタックが狙いたい動きになりそうだ。
BT12「ラーナモン」と合わせるならBT6「ストラビモン」BT17「ストラビモン」、今弾「ラーナモン」と合わせるならEX3「メガシードラモン」BT11「ワルシードラモン」「ファンクンモン」などパワフルなカードを狙いたそうだ。
また、運用・構築が難しくなりそうだが、このカード→各「ラーナモン」→BT12「カルマーラモン」という動きで、進化元やアタック時効果をふんだんに使うことができそうなのも頭に入れておいて損はなさそうだ。
それこそ「ラーナモン」「カルマーラモン」を各3枚をベースに4種組み込んだアプローチもなにかしら形になるかもしれない。
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・エンシェントマーメイモン
対応するレベル4の2種が投入できるデッキは少量の採用が検討できそうな点はサイクルの十闘士に同じく、という感じだが他に比べると優先度の低さを感じてしまう。
進化元からの登場は元々得意としているため、進化時に出せるタイプと比べてラグの分、シナジーを受けられなくなるなどが懸念となる。(離れるとき効果である点が良く働く面も勿論ある)
古代「水棲」「獣人」で「十闘士」と、シナジーの受けは広いため、上手くマッチするデッキ、それこそ前述した「ゴマモン」「ゴマモンX抗体」「ラーナモン」「カルマーラモン」を投入したデッキでは、各カードとの緩やかな噛み合いの良さから実は脇を支えるカードとして有力候補ではあるのでは?という部分もあるのは補足しておく。
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・シャコモン
BT18にて改めて2-0-3000バニラが!?という驚きのある1枚。
「シャコモン」であるため「シャコモンX抗体」という噛み合いがあるほか、レベル3の「水棲」は実は今まで「ギザモン」のみで青はBT6「ギザモン」という層の薄さのため、今弾「ラーナモン」の対象母数を重視する場合は検討できるなど、きっかけになりうる引き出しは地味にある。
積極的な採用にはやや悩ましさはあるが、カードの種類が増えた今、改めてバニラを見直す機会もなかなかなさそうなことを思うと、このカードに限らず軽さとサイズを兼ね備える点から少量の採用で引き出しを広げられないか?という可能性は一度考えてみてもいいかもしれない。
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・マーメイモン
今弾「カルマーラモン」が進化元登場→進化元に入れるの変化をしたのと入れ替わって、こちらは進化元に入れる効果から進化元登場になっている。
好みによってどちらかに寄せたり、あるいは新旧いずれかで散らしてみたり、もしくは新旧複合など、この組み合わせ内でもいろいろ考えられそうだ。
改めてテキストに注目すると、自身の進化元に限定される代わりに、テイマーカード(青に限らない)の登場もできる。
デッキとしてのまとめやすさを思うと、青の登場時持ちテイマー、手堅く手札を増やせるBT3「本宮大輔」や、効果登場が狙える「湯島浩」、より特化したものだと「加藤樹莉」「上原美波」などが面白いか。
テイマーの再利用は派手な挙動も狙いやすく、シナジーとしては夢が広がるが、テイマー→レベル4→このカードと繋いだうえでアタックが必要なため、メモブやトレーニング、もしくはテイマーを重ねての大きなメモリー+など、一気に繋ぐには下準備が必要な点は注意が必要だ。
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・アルボルモン
今弾「フェアリモン」と同じくレスト効果持ちでテイマーを選ばず軽い進化コストだが、条件付きなので重ねがたい点は良し悪し。
もっともルールで備えている「植物」デッキでは自身のデジモンをレストさせるシナジーもあるため、いずれのレストも有効活用することも可能だ。
元々「ミミ」「淑乃」など、テイマーを組み入れた形もよく見られた印象なので、レベル4の枠をいくらかこちらに差し替えることで、「ブルムロードモン」や「ヒュドラモン」のサポート、補助打点と手の届くパターンを広げることができそうだ。
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・ペタルドラモン
こちらは対象はグッと絞られているものの、アクティブ効果持ちで今弾「ギガスモン」とは違った方向のアグレッシブさを感じる。
「アルボルモン」もメジャーな植物群も、セキュリティバトルで安定して生き残るとは言い難い数字ではあるが、横展開が含まれるデッキではあるため、誰かが生き残ればヨシで打点増ができるのはサブプランには据えられうるパワーを感じる。
植物デッキなら吸収進化などとの噛み合わせも考えたくなるが、吸収進化持ちがレベル5以上だったり、植物じゃなかったりすることを思うと、このカードの重さも相まってお得な運用は難しそうではあるか。
そう思うと、「エンシェントトロイアモン」デッキとして構成して名称シナジーも含みつつ、EX6「チョコモン」BT11「アグモン」今弾「アルボルモン」のようなラインを育成で準備しながら、連続スライド進化による連続アタックの様なパワフルな路線というのが一周回って賢い採用案だったりするかもしれない。
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・エンシェントトロイアモン
セキュリティ破棄、かつお互いのターンとなんだかやってくれそうな組み合わせで、条件も効果に限らないレストなので相手依存な部分は含むが可能性は感じさせる。
構築は一層尖る面はあるが「ドゥフトモンX抗体」&デジクロスによる最大軽減1コスト登場というアプローチから、2体への対処を迫り、おそらく「ドゥフトX」が優先されるので2体目のこのカードを重ねるなんて動きはコストも手札要求も豪快だが、Uとは思えない構成が仕掛けられそうだ。
ビルダー心くすぐるカードなため調子のいい話に花が咲いたが、単体では干渉要素がなく、意気揚々と登場したら盾1枚破棄はしてくれたがこちらの盾がもっと減らされてしまい、ただただ窮地に陥るというケースの方が容易に遭遇できるだろう。
この点から、同サイクル内で一番心くすぐるものの一番勝ちパターンの構築が難しそうな点は注意したい(それが一層心くすぐると言えなくもないが)
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・ポームモン
レベル3、どころかデジカでは全体を見回しても意外と貴重な印象の全体DPアップを持つ。
レベル3相応で数値が控えめな他、投入を検討しやすそうな植物デッキは低DPで構成されるため「シャイングレイモン:ルインモード」や「紅炎」など、せっかくDPを上げられるなら避けたいラインまでは遠い点は惜しまれる(レベル3に対しては求めすぎなラインではあると思うが)
現状ではDP3000消滅、例えば「ファイヤーボール」などが入ったデッキに頻繁に遭遇する環境で「植物」型を使いたい際はあるいは?というくらいで優先度は低そうだが、類似したサイクルが増えることで厚みを出すためにこちらにも声がかかる可能性には少し期待したい。
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・エントモン
変則的吸収進化といった感じのデザインで、進化コスト-2と聞くとパワフルそうに感じる。
しかし、綺麗に繋がりそうなレベル4吸収進化はBT2「アルゴモン(レベル4)」のみなため、スムーズな運用に一工夫入りそうな点は気がかりか。
また、レベル6への自身をレストしての吸収進化のケースでは、「進化するとき」にはアクティブなため、このカードの「レスト状態の~」を満たしていないため誘発ができず、吸収進化のみになると思われる(公式の裁定ではないため、遊ぶ場に応じて、ルール・ジャッジに従っていただき、不安な場合は事前の確認をよろしくお願いしたい)
と仮定した場合、3コスト進化+吸収進化-2など疑似1コス進化できる面々の方が使いやすそうで、それらも現状使われていないことを思うとパッと見た印象に比べて悩ましい1枚である。
登場してこのカード単体でも、レストさえできれば軽減はできるため、このカードを軽く出しやすい植物型レベル6、みたいなカードが現れた際は急にパワフルな展開に絡むようになる可能性はあるため、今後の植物強化に期待したいところか。
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・メルキューレモン
前回がブロッカー付与、今回がバウンス耐性と受けを重視したデザインなのは黒らしさを感じる。
テクニカルな「セフィロトモン」に比べてこちらはシンプルなデザインのため、なんともコメントが難しいが今弾側はいずれもDP+を持つため、スライド進化を繰り返すことで強制アタック+ブロッカーに耐性&DP+を備えられるのは併用し甲斐がありそうだ。
この点は両「エンシェントワイズモン」が登場効果を持っている点から、それらも絡めて展開の中で同じ動きを重ねられそう点もあり、新旧ガッツリ盛り込んだデザイナーズらしいアプローチが面白そうなのは魅力的である。
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・セフィロトモン
こちらはなんかすごそうなテキスト!という感じで可能性を感じさせる。
他色も含めたハイブリッド体をいろいろ盛り込んで、好きなようにセフィロトモンを強くするアプローチも面白そうではあるが、色事故のリスクを考えると無暗にあれこれ盛り込むのは悩ましい点もある。
素直に「メルキューレモン」「セフィロトモン」を状況に応じて使い分ける形を無難な落としどころとしつつ、デジタマをそれぞれの色に合わせて「フレイモン」「ストラビモン」を採用する形があるいは?という感じだろうか。
また、スライド進化と合わせて進化元が増えるので、デジバーストなど進化元枚数を要求するカードに繋いだり、ジョグレス進化と合わせて進化元効果を存分に扱うというアプローチも考えられはしそうだ。
今後も含め何かと考え甲斐のありそうなカードなので、案が浮かんだ際は掘り下げてみたいなと思える。
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・エンシェントワイズモン
前回に持っていた効果に似た効果(コストが6以下→7以下になっている)が登場/進化時で発揮できる。
あちらのように繰り返し発揮はできないが、能動的に使いやすく、他の部分が扱いやすくなったのも含め、全体的な使用感は向上していそうだ。
デザイナーズ内のシナジーが各所は地味でありつつ全体的な方向性の噛み合いがよさそうなため、各「ワイズモン」も含めたデザイナーズを濃く見た路線も面白そうに感じられる。
もっとも、実戦的にはイニシアチブを大きく引き寄せる手段に乏しく、搦め手が刺さってようやく微有利、平時は不利~微不利みたいになりやすい懸念もあるため、この辺りは実際に触るところまで行けたら掘り下げていき、必要に応じてデザイナーズ外のカードも盛り込みたい。
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・ゼニモン
今弾「シャーマモン」と同じくメタサイクルの登場となるが、既にその色に存在するものが再登場というのは初のはず。
既存のBT3「チューモン」は当初から名称シナジーの恩恵を受けられたためか、所属デッキの方向性のためか、サイクル内で唯一DP1000だったため、シナジーを含まない場合はこのカードが優先されそうだ。
また、厚く見る場合はあわせて5枚以上の採用ができたり、総枚数を悟らせないということを重く見る場合はDPが低い面を踏まえても散らしての採用もあり得るかもしれない。
「チューモン」が特殊なこともあり、今後も同様のケースが生まれるかはわからないが、直近でメタデジモンの追加は活発なため、各色に何が何枚いるかを覚えるのは大変になりそうだ。
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・ワイズモン
オープンして戻す効果は、中でも上に戻す効果は、他の効果の複合を含め散見されるが、相手のデッキに対してこれができるのは初だったはず?というくらいで少なくとも珍しい。
この手の効果を見ると、相手側のデッキ操作を繰り返してコントロールを盤石にしたくなってしまうが、このカードの連続した効果発揮が難しそうな点や、進化時ドローなどの存在を思うと難しそうに感じる。
コントロール路線は熱心な層がいそうな印象なので、そちらの研究に思いを馳せつつ、1度の使用でも見られる枚数は多く、自分/相手、上/下となにかしら自分の動きやすさには貢献してくれそうだ。
とはいえ、単体では見るだけで何かを生み出すわけではないので、できればデッキトップを参照する効果と絡めたくなりつつ、このカードを合わせるのが手間に見合わないケースも見られ徐々に抜けていくというケースもままありそうな印象もある。
ひとまずは珍しさもあって「エンシェントワイズモン」デッキに盛り込みつつ、実戦での使用感は予想とあっているのか?というところから入りたく思う。
・おわりに
なんだか枚数の割に思ったより早く終わった気がして、ホントにちゃんと書けているか不安な気持ちはありつつ、既に1日1記事ペースに陥ってしまったこともあるし、勢い重視でこれでヨシとしてしまいます。
これでようやくハイブリッド体ゾーンを抜けてデカい山は越えたものの、難しいカードはまだまだ残っていそうなのでヒィヒィは言ってますが、それゆえ同じく困ってる人のヒントになるやも!でもあるので、明日以降も元気に頑張っていきます!
それではまた次の編にて~
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