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宝石の国を一気読みした感想

虚無。


救いはないんですか!?
いや、これが救いなんだよな…。…そう…なんだよな?(疑問形)と読了後、虚無に陥りました。

確かアニメを数年前に一通り見て、キラキラしてるな~、綺麗だな~って思って。
で、それ以降見ないでいて、ついこの間、最終回に合わせた無料公開でありがたくも最後まで読ませて頂きました。

結果。

虚無。ひたすら虚無。


54話 祈りのための機械
まではうおおおお!という感じで一気に読み進めていたんですが、それ以降の展開が、?????( ゚д゚)と感じることが多くて…。

カンゴームの変貌と、フォスの孤独と壊れていく様が本当に見ていられなかった…。エンマが余りにも胡散臭すぎて、絶対こいつは結婚詐欺師だな…と思いながら読んでたら…、…結婚詐欺師ではなかったけど…結婚詐欺師ではなかったけど…!!!(憤怒)

みんなに認められたい、愛されたかった、救いたい、って健気に頑張ってるフォスがどんどん自分じゃなくなって。
そして守りたかった皆は、最終的にはフォスの事をそんなに大事に思ってないように見えて…。
シンシャ…せめてシンシャは心をフォスに残しておいてほしかったけど…アレ?シンシャ、別にフォスがいなくても大丈夫なの?…そう…。

虚無。


正直ラスト付近は、考えるな…感じろ…終わりはすぐそこだ…と言い聞かせながら読んでました。

これは宝石たちの儚くも美しく残酷でキラキラした物語なのだと思いながら読んだ身としては、宝石の国の一気読みは、中々に精神的にキました…(´・ω・`)タブンソウイウハナシジャナカッタ

どうして月人は宝石たちを砕いて砂にして撒いていたんだろう…とか、みんな何もかもフォスに背負わせすぎやんけ…。とか、最終に至っては、これは…火の鳥の未来編?となり、石となったフォスの

「あそぼ!」

で終わり。

………………。
……………………。

虚無。


恐らく各自で色々意味を考えるように作られた作品なんだろうなとは思いますが、私には色々と難しすぎたな、というのが正直なところです。

何だかんだ言いましたが、阿鼻叫喚しつつのめり込むように一気読みしました。思う事は色々あれど、面白いです、宝石の国。
話のタイトルを見るだけでビビり散らかして、話を読みたくなくなるなんて経験は、宝石の国が初めてかもしれません。(「アドミラビリス」ってタイトル見ただけで、アドミラビリスが亡びるのかと思ってマジで読み進めるのを躊躇したのを覚えてます)

色んな方の色んな考察を見てふんふんと自分を納得させてはいるのですが、とりあえず自分が感じたことをここに記録として残しておきます。

「抗え、最後まで」
「どうあがいても絶望」
と同じ匂いを感じる漫画に巡り合えたことに感謝します!中々巡りあえませんよこんな地獄!(´;ω;`)

フォスのこれからの生に、幸せがたくさん訪れますように。


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