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防衛装備に関する政策提言の作成を終えて

こんにちは。
縁政会に所属している九州工業大学4年の渡辺晃太朗と申します。
今回は防衛装備に関する政策提言を作成し、昨年度の7月に提出しましたので、その経過についてまとめていきます。


1.キックオフMTG    2月初旬

防衛装備に関する提言のグループでキックオフMTGを行い、 そこで現在の防衛装備について大まかにジャンル分けしてどのようなものがあるのかについて、防衛白書などを参照しながら議論を行いました。
そこで各人にジャンルを振り、そのジャンルの中で具体的に何が防衛装備の質、量などの点で不足があるのかを次のMTGまでに考える形となりました。
防衛白書:https://www.mod.go.jp/j/press/wp/wp2023/pdf/R05zenpen.pdf 



2.各ジャンルについての発表、議論      3月初旬

キックオフMTGで割り振られた、各ジャンルの防衛装備についての不足箇所などについて、発表を行いました。そして、それに基づいて提言の大まかな枠組みを作っていきました。
また加えて、研究機関の台湾有事の際のシミレーションや東アジア情勢について歴史的な背景なども絡めて論じた論文など、各人の興味に応じたプラスアルファの議題についても題材を共有し、議論を行いました。

<CSIS台湾有事シミュレーションPDFファイル>

3.各ジャンルについて専門的な論文や記事など詳しく調査
    3月中旬~4月下旬

この約1か月間は先月与えられた各人のジャンルなど関係なく、
網羅的にすべてのジャンルに関して調べて、記事や論文などをできるだけ
多くグループ内で共有し、MTGだけでなくチャットでも適宜議論を行っていきました。

4.実際にセクションごとに分かれて、提言を作成       5月上旬

9つのセクションに分かれて、提言の文言を作成していきました。2週間ほど各人で作業したあと、ドライブで共有して、お互いに内容の不備や誤字脱字がないかなどをチェックしていきました。

5.提言提出     7月上旬

縁政会内部でのチェック後、議員の方に提言を提出していただきました。

6.鬼木防衛副大臣と面会し、提言についてフィードバック
 今年 6月中旬

実際に現防衛副大臣の鬼木誠議員と議員会館の事務所で面会させていただき、提言の内容についてアドバイスをいただきました。
提言の内容としては、概して的確であり、現在防衛省が急ピッチで進めている配備計画にとても沿っていて、1年前に作成されたものとしては良い出来だとおっしゃられていました。
また、台湾有事に関する鬼木議員の見ているところなど、提言以外の部分でも非常に参考になる話をお聞きすることができました。

提言作成を終えて

まずは、提言を一緒に作成してくださったグループの皆さん、ありがとうございました。
当会初の政策提言作成ということで、手探りではありましたが、完成させて提出という段階まで持っていけたことにはすごく達成感がありました。

ただ、政策提言を作成する上での考え方のフレームワークや防衛関連に関する体系的な基礎知識などがあれば、より有機的な提言が作成できたのかなと感じました。是非それは次回以降の提言で実現していきたいと思っています。

また、このような有志で集まって勉強会を行い、政策提言を作成して、実際に議員や関係者の方からフィードバックをいただけるというのは、なかなかない機会で、縁政会に所属している大きなメリットだと感じています。

当会は政策に興味がある学生には非常におすすめなので、ぜひ入会を検討してみてほしいです!ありがとうございました!

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