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【えんべつ×北大生】一次産業の見学へ!

 断捨離をしたら、着る服がほぼなくなってしまい、絶賛困惑中の坪田です。無計画にもほどがあると、自分でも思います。

 さて今日は、去年の冬にちょっと暮らし体験に来てくれたふたりの北大生の旅日記です!

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 北海道大学と言えば、たくさんの優秀な学生さんが通っていることはもちろん、その広大な敷地が有名ですよね。私も出張で一度お邪魔したときに、まんまと迷子になった悲しい思い出があります。あの広さは、もはや一つの町です。

 そんなスケールの大きい北大から昨年の11月初旬、ふたりの学生さんが遠別の一次産業の見学に来てくれました。

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 写真中央手前から、李 澍(リ シュ)さんと浅嶋 詩乃さんです。撮影時、なんと早朝4時!車のフロントガラスも霜で真っ白になる寒さでした。

 さて、上の写真に写っているこの状況、このあと何がおこなわれるのかと言うと…。

 漁の様子を見学させていただきました。写真中央に写っている発光体は、作業中の漁船です。

 まぶしすぎて「巨大な何か」にしか見えない写真ですが、このとき大きなクレーンを使ってホタテの丸かごを引き上げていました。

 真っ暗な海の真ん中で、ハチャメチャに明るいライトを灯している漁船。
普段なかなか目にすることのできない光景に、お二人もカメラを構えます。

 水平線がどこにあるのかわからないほど真っ暗だったので、だんだん上下の感覚が鈍り、まるで船が空中に浮いて進んでいるような感覚になりました。

 甲板に出ると、しょっぱい波しぶきがパラパラと顔にかかります。ちょっとしたアトラクション気分です。そんなにっこり笑顔の一枚。

 作業を終え、白み始めた東の空に向かって漁港へ戻ります。いつもは陸からしか見られない夜明けですが、海の上から見るとなんとも幻想的で美しい風景でした。

 漁港に到着!

 漁場から帰ってくると、今度は陸での作業です。

 さきほど海から上げたホタテを丸かごから出していきます。ゴウンゴウンと機械がうなっている中で、真剣に見学されている後ろ姿を撮影した一枚。

役場の担当者への取材の様子。

 農業に関することが専門の浅嶋さんと李さん。遠別で作っている地酒『北吹雪』について、いろんな質問をしてくださいました。

 北吹雪は、遠別産のもち米から作られている日本酒です。そのもち米を作っている農家さんにも取材をお願いしました。

農業法人「 緑 進 」の代 表・小森 嘉孝さん

 遠別の農産物のこと、販売に関すること、遠別での農業の歴史…。皆さんがそれぞれの胸にある農業への思いを、ご自身の体験も交えつつ語らう姿が印象的でした。
 
 途中、あまりに豊富な知識量のやり取りに、なんだか孫悟空とフリーザの空中戦を地上でポカンと見ているような、そんな気持ちになりました。

 さすが北海道大学生…!日本の農業の未来は、あの漁船のライトより明るいはずです。

 今回の見学はもう11月の初旬だったため、畑や田んぼが青々とした季節ではありませんでした。今度はぜひ夏の遠別にも来ていただきたい、と切に切に思います。

 \  待ってるよ! /


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