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下町そぞろめぐり(スタンプラリー&マルシェ)始動します

縁の木の白羽です。こんにちは♪
今回、スタンプラリーを企画しまして、合わせてnoteもつづっていくことにしました。

台東区蔵前で珈琲焙煎処縁の木を営んでいます。2020年より地域で取り組むアップサイクル「KURAMAEモデル」を立ち上げ、運営も担当しています。

そもそもKURAMAEモデルは、新型コロナウイルスの蔓延で仕事がめっきり減りまして、焙煎したくても仕事が少ない、そんな中の空いた時間でずっと気になってきた「コーヒー事業者のごみを資源に生まれ変わらせたい」という想いに着手しました。

KURAMAEモデルにかける想いは、こちらを読みいただけたら幸いです。

なぜスタンプラリー&マルシェ?

まず、目的です。

・地球環境、という広いくくりのサステナブルを知る
・地域と人に優しいウェルビーイングのすてきなスポットを見つける
・イベントを10年続けて、あったかいデータベースを作る

この3つを目的にしています。

KURAMAEモデルは少しずつ成長し、今では企業の協賛や発注をいただきながらクラフトビール、タンブラー、生分解紙器、トートバッグ、コースター、堆肥などの原材料創出に関わっています。既存の技術や仕組みを少しだけKURAMAEモデルがリデザインする、ということを繰り返しているわけです。

サーキュラソーエコノミーの展開


具体的な一例ですと、回収・加工は就労継続支援事業所B型の利用者のみなさんのお仕事として、工賃をお渡しできています。企業が取り組みたいアップサイクルグッズの企画を実現するための仕組み作りをお手伝いしたり、B型事業所の働き方に新たな選択肢を加えたり。

堆肥作りの取り組みでは、台東区立蔵前小学校の環境委員会、栽培委員会の子どもたちにも協力いただいて、浄土宗真行院さんに設置したコンポストマシンに給食制作時の端材や、パンの耳など投入しています。できあがった堆肥は蔵前小学校や近隣の御徒町台東中学校でも活用し、子どもたちの食育に生かされています。

地域の個人との関わりは、「購入してもらう」「応援してもらう」という形でしか実現していない


気になっていたのは、店舗や学校の資源が循環し、B型事業所が確かに活躍するけれど、地域の個人との関わりは、「購入してもらう」「応援してもらう」という形でしか実現していないことでした。

新型コロナウイルス蔓延以来、人の流れは確かに変わり、買い物もレクリエーションもスマートになりました。

でも、そんな時こそ目的もなく地元を散歩し、新たな発見をし、ご縁を紡いでほしい、でも、その役割はKURAMAEモデルでは充分に果たせていない、と考えるようになりました。

蔵前の店舗、企業、施設にある技術、商品、想いや優しさに触れる、直接参加できる機会を創りたい、という想いが、今回の下町そぞろめぐり立ち上げのきっかけです。

「コーヒースタンドや焙煎店はごみが多すぎる。何かの商品とかに生まれ変わらせることができたらいいのに」

企画を進めるには「ヒト・モノ・カネ」がそろわなくてはなりません。
KURAMAEモデルはたくさんの人が関わっています。今回はその中で2人、ご紹介したいと思います。

1人はリエコちゃん。SOL’S COFFEEのオーナーさんです。

リエコちゃん(左)とSOL’S COFFEEソラマチ店オープンの時に

KURAMAEモデルは7年前にリエコちゃんと「コーヒースタンドや焙煎店はごみが多すぎる。何かの商品とかに生まれ変わらせることができたらいいのに」と話していたのがきっかけになっています。まだ「アップサイクル」という言葉も知らない頃でした。

お互い忙しくしてきましたが、彼女とたまに会うと「ごみネタ」をアップデートできたこと。これが想いを失わなかった大きな理由の1つです。

中小企業診断士さんが地域の橋渡し


そしてもう1人。縁の木をKURAMAEモデル誕生以来、面倒見てくださっている山本さんという中小企業診断士さんがいらっしゃいます。まだ副業で診断士業務をされているので、似顔絵で失礼します。こんな感じ。
あれれ?かなり佐藤二朗に寄ってしまいました。まあ、だいたいこんな雰囲気、ということで、いいでしょう。大切なのは中身です。

山本先生。やや佐藤二朗寄り。

ジロー先生、いや、山本さんが私の日ごろの想いと、後述の台東区助成事業にスタンプラリーで応募したいという考えを聞いて、荒川区のスタンプラリーを紹介してくださいました。これをベースに考えてみたら?と。「下町花フェス」というスタンプラリーで、冊子を頂いたらとても安全に、分かりやすくできていて、大いに参考にさせていただきました。10月1日から花フェスは開始です。ぜひ回ってみてください。

スタンプラリーのスタンプ設置店へのヒアリングや原稿作成ルールなど、私にはとてもできない緻密さで企画し、お知り合いの中小企業診断士さんにお声掛けいただいて地域の橋渡しをしてくださいました。今後この連載では随所に出てくる人ですのでお見知りおきを。

もちろんこのお2人の他にも感謝感謝のメンバーが目白押し。
おいおいご紹介します。

「どんな子どもでも、どんな人でもできる」ことを一番に考えて設計中

このスタンプラリーは無料で手にして、スマホを持ち歩かなくても「冊子と、人に道を聞くちょっとの勇気」があれば全部の箇所を回り、クーポンを手にすることができるようになっています。クーポン内容は各スタンプ設置店によってさまざま。これも「ちょっと見比べ、ちょっと考えて、ちょっと決断する」ことで、自分が嬉しいと感じるものを手に入れることも可能です。

冊子を手にできる場所として地域の児童館のご協力を頂けることになりました。子どもたちがわくわくして、子どもたちが回ることができる仕組みをつくれば、大人は(ちょっと物足りないかもしれませんが)必ず回ることができるはず。

もしかしたら、時間帯など、子どもの方が有利な時もあるかもしれません。どうしても時間が合わない、そんなとき、大人たちは子どもたちにスタンプ捺印を依頼してみてください。
 マルシェの詳細と、スタンプラリーの詳しいルールはおいおいアップいたします。(まだ変わっていってるので💦)

今回の取り組みは主に3つのお金を活用します。

  • 台東区中小企業グループ地域力向上支援

  • スタンプ設置店の参加費

  • KURAMAEモデルプロジェクトの協賛金

台東区中小企業グループ地域力向上支援

台東区の産業振興事業団さんが今年度新設した助成事業です。

蔵前商店街代表のカクウチフタバカフェさん、循環づくりの仲間であるélabさん、子どもたちへのワークショップやたい肥作りのスペシャリスト遊心さん、コンポストマシンの拠点になってくださっている真行院さんにグループになっていただき、応募しました。半額が助成されます。

スタンプ設置店の参加費

スタンプ設置店に名乗りを挙げてくださったお店、企業、施設から蔵前商店街会員店舗は3,000円、非会員は4,000円頂いています。今回、33カ所のご参加となりましたので、おおよそ10万円の参加費を頂戴することができました。

KURAMAEモデルプロジェクトの協賛金

KURAMAEモデルプロジェクトは縁の木の企業努力だけでは運営費用が足りず、月間およそ18万円の運営費を協賛企業様にも助けていただいています。スポンサーとして、コバヤシ様、シモジマ様、味の素AGF様、インソース様、丸紅様にご協賛いただき、サポーターとしてDandelion Chocolate Japan様を始め個人の方までたくさんお支え頂いています。
今回はこの協賛金からも冊子の作成費などを支出します。

環境と人に優しい場所探しを蔵前からスタートで

下町そぞろめぐりを通じて、地球環境、という広いくくりのサステナブルだけではなく、地域と人に優しいウェルビーイングという視点でのすてきなスポットを見つけていきたいと思います。
10年続けることで、あったかいデータベースを作るのが目標です。
応援、よろしくお願いします♪♪

さて。10月1日から開始します!と勢いよく宣言してきたのですが、実は私の作業が遅れており、冊子の刊行が10月5日になりそうな状況です。お恥ずかしいのですが、初回だからこそ品質にこだわりたいとも考えています。
遅れてしまう場合にはこちらと、後日開設するTwitterにてご報告いたします。
今後、そんな遅れや失敗も、共有していきますので、どうか見守ってやってください💦

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