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和裁士さんをお探しの皆さまへ

最近はリサイクルショップで売られている
着物、反物が安価で手に入る時代。
呉服屋さんで反物からお選びになる場合は
呉服屋さんが全部やってくれますが
手持ちの反物を呉服屋さんに持ち込むのは
気が引けるという方もいらっしゃると
お聞きしています。

そんな中、ファッションの多様化で
洋服と合わせて和モダンにしてみたりと
自由な選択肢もありますが
着物は着物のままに仕立てたい方もおられる訳で、どこへ持って行けば良いのかわからないと言う方に仕立て、直しを依頼するまでの流れをお伝えしようと思います。

反物から仕立てる場合と着物から
サイズを直したい人はどうしているのか。

最初の手順は、しみ抜き、洗い張り屋さん
それらをまとめる悉皆屋さんなどに湯のしという糊を落として生地を整える依頼をします。
サイズを直したい方も洗い張りという作業で、着物を解いて洗ってきれいにしてもらいます。

サイズを直すだけで良いのに、
なんで全部解くの?

皆さまの頭の中で過る疑問。
見た目シミ汚れもなく、きれいな状態の着物でも何年かタンスの肥やしだった着物は
縫った糸の経年劣化があり
着ている間に解れてきたりします。
洗い張りに出して、きれいにしてから
仕立ててもらうと着ていても気持ち良いですよね。
その仕立てをしみ抜き、洗い張り、悉皆屋さんは大体お抱え和裁士、職人さんとつながっているので仕事をまわしますが、最近は職人さんたちの高齢化で依頼も難しくなってきているようです。


和裁士、仕立て屋さんはどこへ行った?

昔のように看板上げてお仕事されている方は少なく、口コミで探すのも難しいと思います。
今はSNS の時代でホームページなど
検索すれば、色々な方が
出てくると思います。
そんな中、手前味噌ですが
私もSNS で和裁のコミュニティグループを
作って、和裁士の皆さまにお願いして
和裁士名簿を載せるようになりました。
そんなこんなで継続していたところ
きものレシピというWebサイトの
管理者様と知り合い、力をお借りして
和裁縁結びという全国の和裁士さんが
検索できるページを作っていただきました。

きものレシピに新規登録されたマイページから、連絡のつくURL をリンクに貼ることで
和裁士さんと個人的につながることが可能です。

ご依頼前に、知っておきたいこと

①しみ抜き、洗い張り、悉皆屋さんと
和裁士さん、どちらが窓口でも
依頼内容によりそれぞれの料金が発生します。
和裁士さんにより裏生地の準備可能な方も
おられますが仕立て代とは別途料金になります。
②和裁士さんに依頼の際
マイサイズの採寸確認をよく話し合ってください
③個人で複数の依頼をされる方は
後々のトラブル防止のため
相見積書を出していただけるか
確認してみましょう。

④直してほしい着物の各部名称と寸法の
把握をお願いします。
基本になる着物の説明画像を添付します。

以上が現在の着物メンテナンス事情
と言ったところでしょうか。
皆さまのわからないに寄り添える
着物よろず相談案内ができたのか
わかりませんが、これからもどうか
よろしくお願いします。
             きもの縁むすび







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