ロシアに関してグタグタと(エニアの文字を入れないで書く)

ロシアに関連して、
つい最近と言ってもいいと思う。ロシアに北方四島プレゼントした安倍元総理とそれに何も言わなかった北海道民は、ウクライナをどう思っているのだろう。・・・って、当座しのぎに何か言って正当化したり誤魔化したりすのであろうけど。現実問題としてさっ。危機感無いの?
私は終戦の後に、ソ連に身内を連れていかれた人の話を、北海道(北方領土?)の人の話として聞いたことがあるのだけど、北海道の人は、そういった恐怖心は忘れたの?
私は四島返還派。
小さい二島だけ返還されても大きな二島(択捉島は東京都や大阪府、神奈川県、香川県、佐賀県よりも大きい)(択捉島や国後島は沖縄本島より大きい)に軍隊を置かれたらたまったものじゃない。
現にミサイル配備をゆるしちゃっているし。次は軍隊でしょう。プーチン大統領が北方領土返還交渉においてアメリカ軍が入ってくることに警戒したのは「そこに自分の姿を見ていたから」。つまり自身が軍を入れる戦略を考えているからと見ることができる。いや実際にミサイル配備したし、戦車も配備したし、次は何?

日本人は、ネガティブな考えや予想を嫌う。だから、大丈夫、大丈夫としたがる。
責任を回避したがる安倍元首相は、絶対にそれを認めないと思っているけど、
私は「やっちまったな」と思って見ている。ちなみにロシア以外にも、他にもやらかしていると思う。


ロシアと日本に関連したこと思い付くままに他にも書くと・・・、

ロシア語通訳の米原万里さんの『言葉を育てる 米原万里対談集』より

日本人は交渉ごとでも、なるべく対立をぼかそうとする姿勢が強いですね。ロシア人も含めてヨーロッパ人は、中国、韓国人もそうですが、問題点を鮮明にしようとしますから、対談は対決で、それは一種のゲームなのです。ところが日本人は、人間関係までも壊れるのではないかと慮って、対決を避けよう、対決点をぼかそうとする答え方になる。だんだんまどろっこしくなって、相手は「通訳が下手だから通じてないのではないか」と誤解して、さらに攻撃的になってくる。

日本人は仲良くなれても喧嘩ができないのですよ。
で、喧嘩ができず、圧をかけ合うことも苦手な日本人が、
今のウクライナ情勢を見て、
「武器があれば!武器があれば、なんとかできる!」
って思い始めているわけです。


ちなみに交渉事が苦手な日本人と先ほどの北方領土をつなげて言えば、

2018年
11月:両国はシンガポールで首脳会談を行い、「1956年宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる」ことで合意した。
この問題点が指摘されています。後で、そのことを書きます。)

安倍は日本が従来主張してきた「4島の返還」を求めることをやめ、「歯舞・色丹の2島の返還」へと要求を引き下げた。

2019年
2月7日:日本は「北方領土の日」となる同日に毎年恒例の「北方領土返還要求全国大会」を東京都内で行ったが、登壇した内閣総理大臣の安倍晋三は、通例であった「北方四島の帰属の問題を解決する」などという表現を行わなかった。さらに外務大臣の河野太郎も前年に用いた「北方領土はわが国固有の領土だ」という表現を行わなかった。そして大会で採択されたアピールでも、通例であった「(北方領土がロシアに)不法に占拠され」という表現は行われなかった。
同2月7日:ロシアのマスメディアは上記発言について、国営のロシア通信が「東京で開かれた『北方領土』返還を求める大会で、(日本側が)『不法占拠』という表現を放棄した」「日本の大きな譲歩だ」などと報じた。また同じく国営のロシアテレビの東京特派員は「安倍総理大臣は厳しい表現を控えた。これまでは『不法占拠』や『四島返還』といったことばが必ず使われていたが、今回はなかった」と中継で伝えた。
2月8日:日本の参議院議員の小西洋之が、日本政府に対して「安倍内閣は『北方四島は日本固有の領土である』との表現による国会答弁をかたくなに拒否している。北方領土は日本の領土なのか」と質問を行った。政府は「ロシア政府との今後の交渉に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい」と答弁した。
6月22日:大阪で開催されるG20とそれに合わせ29日に行われる日露首脳会談に先駆けて、ロシアのプーチン大統領は国営放送のインタビューに「北方領土を日本に引き渡す計画はない」と答えた。

2020年
2月7日:日本の東京で開催された「北方領土返還要求全国大会」で、北方四島について「不法に占拠されている」という表現が用いられなかった。前年に続いて2年連続での不採用となった。
7月4日:ロシア憲法の改正に伴い、同憲法に「ロシア領土の割譲を禁止」する内容が明記された。さらに同国の刑法も改正によって「領土割譲禁止に違反した者には最大10年の刑」「領土割譲を呼びかけた者にも最大4年の刑」が記載された。これにより北方領土交渉は事実上完全無効化した。
9月3日:ロシアは「第2次大戦終結の日」(事実上の対日戦勝記念日)を記念する対日戦勝75周年式典を、北方四島の国後島、択捉島、また色丹島の3島で実施した。

プーチン - 菅義偉時代

9月29日:日本の菅義偉首相とロシアのプーチン大統領が電話会談を行い、「1956年宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる」ことを改めて合意した。一方、同日にロシアは北方領土を含む地域で軍事演習を行った。
10月:ロシアは千島列島での軍事演習用のミサイルシステムの配備を計画していると述べた。南クリル(北方四島)の防衛力強化のため、最新型の主力戦車T72B3の配備を開始した。
12月1日:ロシア国防省のZvezdaテレビ局は、ロシアが択捉島での戦闘任務のためにS-300VMミサイルシステムのいくつかの重砲S-300V4バージョンを配備したと報告。この射程は400キロメートルで、北海道東部の上空も射程に収める。択捉島にすでに短距離対空ミサイルシステムが配備されていたことも確認された。

これらは、ウィキペディアを元に書いています。

こういった流れを見ると、
日本の弱腰外交が、ロシアの北方領土の軍備に貢献していることが分かってきます。

2021年菅義偉時代に
日本の東京で開催された「北方領土返還要求全国大会」で、北方四島について「法的根拠のないままに75年間占拠され続けている」と主張するアピールを採択した。2年間使われていなかった「不法占拠」という文言を事実上復活させた。
・・・となって、少しまともに戻りました。

ただね。その北方領土を後退させた安倍政権は、日本人の支持が高ったのですよ。
皆で、北方領土問題を後退させた首相を支持していたわけです。北海道民も含めて。


『<デスクの眼>強まるロシアの対日攻勢 心理戦に敗れた「安倍外交」 外報部・常盤伸:東京新聞 TOKYO Web』
https://www.tokyo-np.co.jp/article/143233
においては、このようなことが書かれています。

2018年11月14日、安倍晋三首相(当時)とプーチン大統領がシンガポールで首脳会談を行い1956年の日ソ共同宣言を基礎に交渉を進めることで一致したいわゆる「シンガポール合意」から、まる3年が経過した。安倍氏は「平和条約交渉を仕上げていく決意であります」と強い決意を表明したが、その後も領土交渉は一切行われず、今では取り上げるメディアもない。
日本政府はかたくなに認めないが、客観的に見れば、日本側から交渉の基礎を1993年の「東京宣言」から56年の「日ソ共同宣言」に事実上逆戻りさせる提案を行った事実は、否定的な意味で北方領土交渉の歴史上、深刻な意味をもつ。プーチン氏らは、約20年間かけて執拗に進めてきた東京宣言の死文化を目指す対日戦略がようやく実を結んだとして、自らの強硬路線の正しさに自信を深めたに違いない。
強硬発言をしつつ非公式の場などで、期待を抱かせるような思わせぶりな言葉を投げかけると、交渉を打開したい相手は敏感に反応する。ロシアがソ連時代から徹底的に磨きをかけてきた心理戦の手法だ。

まあ、日本は交渉事はことごとく負け戦なわけです。

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