『チームの調和が行きすぎると創造性を破壊しかねない』
より
これで思い出したのが、富野由悠季監督のこの言葉
アニメつながりで思い出した話があります。
何かで読んだのですが、あるアニメーションを作っているときに、
登場人物が水に飛び込むシーンがあって、そこを担当するベテラン・アニメーターが耳の穴にツバをつけて飛び込むアニメーションを作ったのだそうです。それはとても良く出来ていたのですが、作画を管理することになった若手の人がやり直しを求めたそうです。その若手の人も勉強をしていて、舞台がヨーロッパ(アメリカかも)であること、その作品の時代のヨーロッパでは、このような場面では胸の前で十字を切ってから飛び込むことを説明し、作り直すように言ったのだそうです。その話を書いている人(誰かは覚えていません)は黙って成り行きを見守ったそうです。結果として、そのとき作られたアニメーションはとても質の高いものになったそうです。
そういった話を思い出しもしました。
富野由悠季監督はこうも言っています。
ここでさらに一言付け加えるなら、「異なる人と組め」ということです。
「自分にとっての異端と組め」ということです。
これができたときに、一人では到達できないところに行くことができるのだと思います。