やめられないのは日本病

『札幌五輪断念、市民ら「残念」 「分かっていた話」との見方も』

ヤフコメ

札幌市民の過半数は、オリンピック開催反対だったはず。共同の記者の記事は、随分偏っているね。
まずはホットしている方の方が多い。東京五輪と同じ、IOC、JOC、そして組織委員会の体制でやるのなら、いつまでたっても政治家がらみの金権腐敗体質に変わりはない。
すべての工事・業務の発注については、一般市民も入れた第三者委員会のような組織が監視することにしてもらいたい。しかし、それでも、人口減少により、もうこんな大規模イベントなどしている余裕などないと思います。関西万博ですら、すでに黄色信号て、本当に無事開催できるのでしょうか?
個人的には、いずれ、白紙撤回が妥当でしょうね。

残念がる人の感想ばかり載せてるが、ホッとしている人、納得している人、喜んでいる人が圧倒的に多いと思いますよ。少なくとも私の周りでは。
冬季オリンピック大好き人間の私は、以前から日本開催を熱望してましたが、東京オリンピックの企業による中抜き、談合、恥ずかしい開閉会式を見て、日本開催はしばらくやめた方がいい、と心から思うようになりました。

北海道が経済で潤うと言う事ではやってほしい部分はある。しかし札幌の近年の降雪量とか考えたら徐排雪もままならない200万都市でオリンピックなど開催でもしたものなら市民生活はパニックだろう。来賓、選手の為に交通規制など真冬にされたなどしたらたまったもんじゃない。北海道外の方々はわからないと思いますが札幌市は通常30分で車で行けるところ冬は2時間かかるなんて当たり前。まずはインフラ等整備してからでないと厳しいと思う。

確かに東京五輪後の汚職事件ってのが招致断念の大きな理由だろうけれど、自分としては、プロ野球日ハム球団でさえ逃げ出した今の札幌市の体質で本当に冬季五輪を開催できるか大いに疑問ですね。(まぁ五輪となれば国家的事業だから札幌市の役割よりも国が果たす役割が大きいんだろうけどね)

落胆しているのは、札幌市民ではないのは誰の目にも明らか、逆に歓迎とみるべき。

札幌ドームの問題も片付けることができないでいるのに、これ以上の負債を抱え込む余裕なんてどこにもない。もし、市長が乗り気でいるなら間違いなく次の選挙では審判が下るだろうと、これまた誰もが予想できる。

共同通信は、しっかりと取材すべきでミスリードしてどうなる。というより、そのが目的なのかと勘繰りたくなってしまう程に、配信元には疑心暗鬼を抱いてしまう。

五輪、万博…ビッグイベントを景気浮揚の起爆剤にする発想は昭和!
2030年サッカーW杯が6ヶ国開催になったように、誘致・開催は大きな負担でリスクも伴うものになっている。
政治、経済界の功名心や利権と決別して、人にも環境にも優しい、アスリートや開催地の人々ファーストのイベントのあり方を考えなくては!

白紙撤回はしないかもしれない。

『札幌市の30年冬季五輪招致断念報道にネット上で「理解が得られるわけない」「諦めましょう」など厳しい声』

札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピック招致を断念し、34年大会以降の招致に転換する方針を固めたと5日、複数のメディアが伝えた。東京五輪を巡る汚職・談合事件を受け五輪開催に対する不信感が根強く、直近の世論調査でも支持率が低迷を続けていた。


日本は一度始めたものを中止すること白紙撤回が非常に苦手だ。というか自力では中止できない。

これはもう「日本病」と言っていいものだ。

「日本軍は、計画がうまくいっている間は、アリのように非情で大胆である。しかし、その計画が狂うと、アリのように混乱し、立て直しに手間取って、元の計画にいつまでもしがみつくのが常であった。

ウィリアム・スリム「Defeat into Victory」より

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