小田嶋隆さんのコラムを読んで(エニア話ではなく)

小田嶋隆さんが亡くなられたそうで、少し憂鬱なんですけど。

を読んでいたら、

インターネット時代を迎えて、市井に生きる一般人が文章を作成する能力は、飛躍的に向上しつつある。

単純にテキストの出来不出来の話をするなら、プロ水準の原稿を生産する能力を備えた人間は、たぶん600万人(←筆者概算)ほどいるはずだ。

質の高い文章を書ける人材は巷にあふれている。

とあって、この部分の日本の現状は明るいのかも知れないと思ったのでした。
プロの物書きで、厳しいことも言う人が誉めるのだから、本当なのだと思います。

ただ、

現在、ライターは、買い叩かれている。

今後、文章を含んだページを適正にマネタイズする枠組み(どうせGAFA頼りだとは思うのだが)が整備されて、利益に見合った適正な原稿料が配布されるシステムが完成すれば、ライターの未来はそんなに暗くない。

と書かれていて、希望は持てるのですが、
なんというか、GAFA(に象徴される海外の企業)に期待しているのが切なかったりしました。



蛇足(2022/6/29)
日本の15歳以上の人口がおよそ110718000人だとして、そのうち5.4%(0.0541917303419498)が「プロ水準の原稿を生産する能力を備えた人間」であるわけですか。学校が40人クラスの場合は、そのうち2.16人になるようです。
日本国内のTwitter(ツイッター)のユーザー数は約5310万人だそうです。
ブログのアクティブユーザーは推定では600万とも300万とも言われています。
「プロ水準の原稿を生産する能力を備え」つつ、ブログやツイッターをやっていない人もそれなりにいそうです。

いいなと思ったら応援しよう!