「いくら個人のブログやツイッターとはいえ、小学館の名前を出して発言したものを個人の一存で全削除して自死」するものなのか? というヤフコメを読んで

『小学館社長「悲劇繰り返さない」 漫画家・芦原妃名子さん死去で』

ヤフコメ

いくら個人のブログや✕(ツイッター)とはいえ、小学館の名前を出して共同に近い形で発言したものを、個人の一存で「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」という言葉とともに全削除して自死に至ったのは、あれほど丁寧に説明された文章を書く人のすることではない。全削除する前に小学館に了解を取ったとも考えられるが、やはり削除を指示されたと考えるのが自然だろう。だいたい私が責任ある上役なら、個人のブログやXで小学館の名前を出して発表することを許可しない。許可したのなら、その後に何か起こった時に処分されても仕方がないくらい重い判断だ。そして、作家一人が亡くなったのだから、結果責任は負わねばならない。
小学館は日本テレビの調査にも協力として参加しているが、前述の発言削除から自死までは日本テレビの調査の範囲外であり、小学館でも独自の調査は必要だと考える。社長は言葉に偽りなく、調査に最善を尽くしてほしい。

これが「小学館の名前を出して共同に近い形で発言した」ブログ記事となります。本物は削除されていて、これは別の場所に保存されているものです。

確かに
「小学館の名前を出して共同に近い形で発言した」
のは事実です。
なのに
「個人の一存で」
「『攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい』という言葉とともに」
「全削除」
というのは不自然です。

ヤフコメに「あれほど丁寧に説明された文章を書く人のすることではない」とあるように、
芦原さんは、そんな「個人の一存で」勝手に全削除する人ではないと思います。

そして、それは一緒に文章を練った小学館に対しても失礼なことで、
そんな失礼なことを原作者の芦原妃名子さんがするとは思えません。

だとすると
「全削除する前に小学館に了解」を取った
あるいは
「やはり削除を指示されたと考えるのが自然だろう」
となります。

「だいたい私が責任ある上役なら、個人のブログやXで小学館の名前を出して発表することを許可しない」
もそう思います。
これ、もしかしたら担当編集者が軽い気持ちで行ったのではないでしょうか? 芦原さんから相談を受けて軽い気持ちで二人で文章を練ったのかも知れません。

それで事が大きくなって、担当編集者も叱られて、
芦原さんに言って・・・。

ヤフコメにはこういうコメントもありました。

知人が「ことに至るのは相手から受けたショックより、身内からの方が強い」って言ってた
投稿を消したのが自分の意思か、誰かからの指示か
誰かからの指示、その場合どんな言葉を投げ掛けられたのか
小学館側にも先生との間にあった出来事をちゃんと公表して欲しいです

それが自殺に結び付いたのかも知れません。

芦原さんが「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と投稿した、その3時間後には「職場関係者と知人が警視庁大崎署に行方不明届を提出」したことが分かっています。
かなり早い動きです。
普通、大人の姿が見えなくともすぐに行方不明届を提出することはありません。
遺書があったそうなので、それを見て動いたのでしょう。遺書に書かれたことが真実だと理解できたからすぐに行方不明届を提出したのだと思います。

そして、この「職場関係者」が担当編集者であった可能性は残ります。
ちなみに、
「遺書に失踪理由が書かれていた」
とのことですが、この内容も公表されておりません。

そのほかのヤフコメ

結果的に『たーたん』のドラマ化が芦原先生を追い詰めたのでしょうか?
ドラマ制作が中止された『たーたん』は『セクシー田中さん』と同じ日テレと小学館の組み合わせでしたが、脚本家も同じ人だったとの噂です。不確かな情報に基づく憶測ですみませんが、芦原先生のXへの投稿の結果、脚本家や自局へ批判が殺到して、日テレは頭を抱えたことでしょう。『たーたん』の発表前なのに「あの脚本家のドラマは見ない!」という声が強まり脚本家が交代(途中交代ではなく書き直し)になれば、仕上がっていた数回分の脚本とそれに従って準備していた撮影プランが台無しになるからです。そして小学館へ猛抗議したのかも知れません。
事態を重く見た小学館が、芦原先生の投稿を手伝った編集担当者へ厳重注意を与えたとしたら、西先生の作品のドラマ化に影響が及んでいると知ったら、全く落ち度がない先生がどれだけショックを受けたのでしょうか。

「たーたん」の脚本家の情報を出さない文春もいやらしいんですよね。
週刊ポスト(小学館)に頑張ってもらいたいところですが、無理でしょう。

この部分は、調査するまでもなく、日テレ小学館ともに公表できる部分です。
でも公表しない。隠す。隠す。隠す。

後になって分かってきた
契約書に約束が盛り込まれていなかったことも、原作者には知らせていなかったし、もしかしたら担当編集者にも知らせていなかったようです。だから何も知らないで説明ブログを(ほぼ)共同で書いたのでしょう。
これも日テレ小学館ともに長く言わず隠してました。
事件後の小学館のコメントでも読者に隠してました(だましてました)。


こういった態度は不誠実に映ります。
第三者委員会を作って、はっきりとしてもらいたいものです。

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