干物女、車の免許を取る #16[終] 「卒業検定」

こんにちは。最終回っぽさが漂ってきました。
今日はついに卒検の日ということで、受け終えて早々にこの記事を書き始めています。

前日予習

正直言って停車が怖すぎたので、昨日(卒検前日)に検定コースをバイクでざっくり走って予習してきました。二輪免許持ちはこういうときにいいですね。サッと走ってこれるので。
「この道で停めてって言われたらこのあたり」というのをざっくり見ながら、前の日の教習で走ったコースをぐるっと1周してきました。だいぶ心持ちは軽くなったと思います。

教習で走ったコースをバイクで軽く回ってみて感じたんですが、やっぱり車とバイクとでは排気量が全然違うこともあって、パワーに歴然とした差を感じますね。
特に私が乗っているのは125ccの小型バイクなので余計にだと思います。
カタログスペックを調べたところ、教習で使っているカローラアクシオは排気量1496ccだそうで、小型バイクの10倍以上あります。車重もカブの10倍近くあるのでもちろん動かすにも重たいですが、やっぱり加速なんかはかなりパワフルですよね。
車は軽くアクセルを踏んでるだけですぐ40km/hになりますし、50km/h制限の道もらくらくついていけますが、その後でカブに乗ってみると、結構頑張らないと50km/hまで出ないことに気付きました。
(実を言うとこのあたりの感覚はPCXのそれともまた違います。あっちは加速が結構スムーズだったような気がするんですが、もしかすると、ギアとの兼ね合いとかもあるんでしょうかね。)

長い長い順番待ち

話は戻って今日の教習所。今日卒検を受ける人は全部で5人でした。
それでも教官が「今日は人数が多いほうだから…」みたいなことを言っていました。どんだけ小さい教習所なんだ。前に二輪で通ったところが大きすぎただけなのかもしれません。

今日走るコースの地図を渡されて、グループごとに教官に案内されます。
どうやら私は【2組目の2番目(つまり全体の4番目)】だったようなのですが、1組目の1番目の人が急にキャンセルしたため、1組目の2番目の人を一人で行かせるわけにもいかず、同乗要員として呼ばれました

走り書きで恐縮ですがつまりこういうことです。

自分の順番は最後なのに人の運転を二度も見続けるのはちょっとした生殺しタイムのような気もしましたが、最初に同乗した女の子のコースが私と全く同じだったので予習ができて超お得!という結論になりました。
その女の子は検定担当の教官と顔なじみのようで、「何点残ってるか教えてもらえませんか?」とか「めっちゃ緊張してます…」とか、緊張のあまり逆に饒舌になっていてそれが微笑ましかったです。

せっかくたくさん人の運転を見られるということで、今日の道路状況を把握しつつ、私自身は変に緊張して過剰な力みとやらかしをする癖があるので、今日はとにかく肩の力を抜いて、運転を楽しむくらいのつもりで行こうと意識することに徹しました。それが罠とも知らずに…

本番

さて、ついに私の順番です。
とにかく平常心、とにかく平常心。なんといっても前払いした分で車に乗れるのは今日が最後ですからね。楽しまなくちゃ損です。
ということで本当にめっっっっっちゃくちゃ気楽に乗りました。お陰で変に手が震えることもなく、事前に地図で確認していたひっかけポイントも問題なくクリアし、停車指示エリアも一番迷わないパターンを引けたので、「これは勝ったな」と思いました。

私の番が終わると「では、残った点数でバックの場内試験に移ります」とのことで、路上パートは無事クリア。どうだ見たか。

場内パートは、縦列ではなく方向変換(バック)の課題が割り当てられました。バックして定位置に収まるまでは難なくできたものの、やっぱり目測が少し狂ったせいか左右位置が偏ったので、幅寄せをして調節してから脱出。多少の減点はあっても、まあこれは無難にできたでしょう。

講評

ということで試験終了、教官からの講評です。
第一声が「目視確認って教習のときにあまりしっかり習ってこなかった…?」でした。あ、なんかこの流れはちょっとヤバいぞ。
そういえば知り合いからも事前に、「目視は大げさすぎるくらいに顔を動かしておかないと、見てるって教官に伝わらなくて減点されるよ」と言われてました。いかん、肩の力を抜きすぎてそのあたり完全に忘れてた

講評はとにかく「目視確認の抜けが多いので気をつけて」の一点。ただ、教官からの言葉の端々に「今後路上に出たときは…」「これから運転していくときは…」というフレーズが出始めて、なんとかなったか?と感じ始めたところ。
教官の手元の教習原簿にはまだ合否の印がついておらず、話を聞きながらひたすらそこを凝視していました。

一通り話が終わると、ゆっくりと「合格」の文字を丸で囲んで、「まあ、でも、ね。点数はギリギリ残ってましたので、はい、合格です」と告げられました。
受かってよかったけどなんかものすごく歯切れが悪い……!!!!!!!

緊張から来る思わぬミスを恐れた結果、肩の力を抜きすぎてラフプレーで減点を食らった形になりました。
(ラフプレーとは書いてますが運転自体は荒くない…はずです。私自身ビビりですし、その点は教官からも特に何も言われてない…というか指摘が笑えるくらい目視一点張りだったので。)
受かったから笑い話で済んでますが、これからも安全確認は重々気をつけます。見てなかったわけじゃなくてリアクション不足なだけだったとは思うんですが。
今なら、二輪教習のときに四輪免許持ちのおじさん達がラフな運転で教官から注意されまくってた気持ちがちょっとわかる気がします。

さて、そういうわけで一応合格は合格だったので、受付にその旨を報告すると初心者マークをもらいました。
マグネットタイプ1枚と吸盤タイプ1枚。
カーシェアで使いたいので前後とも外に貼りたくて、帰りにホームセンターでマグネットタイプを1枚買い足してきました。
ネットで「教習所でもらう初心者マークは質がイマイチ」というのを見ていたんですが、買ってきたものを比べると確かに質というか質感が違いますね。厚さはどちらも同じくらいですが、教習所でもらったほうは妙な硬さがあって、車体表面の微妙な曲面にちゃんと馴染んでくっついてくれるかな…という心配があります。気をつけます。

卒業式

午前中に試験に合格してからしばらく時間が空いて、午後に卒業式でした。
(ということで、さっきまでの部分は卒検直後に書いて、ここからは卒業式後に書いています。)

卒業式の教室に通されると、スクリーンには桜の背景と「ご卒業おめでとうございます」の文字が。このあたりはどの教習所でも同じなんですかね。
ただ、今回はそれに加えて今日の卒業生の名前一覧が画面に出ていて、その上やたらと卒業を意識したJ-POPの曲がずっと流れてました。ミスチルとかいきものがかりとかGReeeeNとか。陽キャか

卒業式は一種・二種の合同で、どうやら二種免許のおじさん達はずっと一緒に教習してきたのかだいぶ仲が良さそうで、本当に学校の卒業式っぽい雰囲気になってました。

卒業式の流れは二輪のときとだいたい同じでした。
免許の申請に必要な書類(卒業証書とか申請書とか)を手渡されて、交通安全の啓発ビデオを見せられて。
あ、あとここの教習所では卒業記念として集合写真の撮影をされました
二種のおじさん達は仲良さそうでまあよかったんですが、一種は受講・受検時期もまちまちなので今日初めて会った人たちばかりです。一体なぜそんなことを…

文字通りアットホームな教習所でその点とてもよかったんですが、随所に不思議な文化があって、それもまた前回の教習所とは違って結構面白かったです。教習か講習じゃないと教習所って行けないので難しいかもしれませんが、複数の教習所に行ってみるっていうのもなかなか乙なものですね。

おめでとうございます、私

11月21日に入校してから26日ですかね。めでたく教習所を卒業しました。
平日をしっかり使えたという点と、二輪免許持ちで学科が免除されたという点が非常に大きかったです。通学でも1ヶ月弱で免許を取る権利を得ました。

そういえば、免許の書き換えでも結局は僻地の免許試験場に行かないといけないらしいので、休みの間にササッと行ってこようと思います。何もなければ明日には。

というわけで、今回は学科試験もありませんので、このシリーズは今回で最終回としたいと思います。
今後はまた、車やらバイクやらに乗ったときに気が向けばnoteを更新していくスタイルに戻そうかと。

バイクの免許取得記よりもだいぶ主観的な感想が多めになってしまい、かつ無駄に語りがちになってしまったので、結構読みづらい記事が多かったかな…と自省しています。ただ、まあ、半分以上は自分用の日記ですからね。
読んでくださった方がいらっしゃったら本当に頭が上がりません。こんなしがないnoteに本当にありがとうございます。

それでは、今回の記事ならびに本シリーズはこのあたりで締めたいと思います。卒業おめでとう、私!!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。

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