干物女、車の免許を取る #7 「修了検定」

教習7日目(入校から10日目)です。
いよいよ来てしまいました、修了検定の日が。

空白の時間

まずは朝9時から検定の説明ということで、試験室に集められました。
入室するとすぐに今日のコース番号を伝えられて、その後10分くらいで検定の概要説明を受けます。
今日の受検者は私を含めて6人。対して担当教官は2名で、1台の車には2人ずつ乗るため4人が先発組、私ともう1人が後発組になりました。
ということで、先発組が出発したのを眺めつつ、試験室でそのまま50分くらい待機

コース番号を伝えられてからさらに予習の時間があるの、控えめに言って神でした。しかも道案内あるとか、道順に頭のリソースをほとんど使わなくていい分しっかり運転に集中できますし。
ただ、それでも50分は長すぎて、途中からだいぶ暇を持て余してました。

人の検定を見守る時間

私の検定順は後発組の、しかも2番手でした。
ということで最初は後席に座って1番手の女の子の検定を見守ることに。
いつも自分が運転席で必死になっていてわからないですが、「教習生が運転するとこういう感じになるのか」というのが客観的に見られて結構面白かったです。
あと、なんか全体的にすごく上手く見える。私やばいのでは?

すべてのルートをよどみなく進めていったので、すごいなぁ(小並感)と思いながら見てました。
終わった後のフィードバックでハンドル操作のブレを指摘されていたようだったので、完璧、というわけではなかったようなのですが。

あと、やっぱり先に人の運転を見て自分の流れをシミュレートできるのはいいですね。「ここで右合図出して…」とか「この距離感だとうまく曲がれるんだな」とか、考えながら見てました。

自分の検定の時間

本番に弱いことは二輪の卒検のときに痛いほどわかっていたので、今日はとにかく検定だってことを意識しすぎないように心掛けました。
というか、普段の教習からしてずっと緊張してるので、逆に言えばそれと同じだってこと。むしろ肩の力を抜いたほうがきれいに動かせる自覚ができつつあったので、リラックスして乗ることを強く意識しました。
強く意識したらリラックスできないのでは?

あとは、たまたまあてがわれたコースがS字・クランクを早めに終えるルートだったのが非常にありがたかったです。
あれがラスボスポジションにいたら絶対に精神的にしんどいので、さっさと終えて中盤以降はウイニングラン!ってルートだったことに救われました。

ということで問題の検定本番。
なるべく直線でアクセルを踏んで、カーブでブレーキをしっかりかけて、とメリハリのある速度を意識しました(できたと思います)。
というかさすがに乗り慣れてきて、全ルート徐行は逆に鬱陶しく感じるようになってきたので
だいぶ肩の力は抜けていたと思うものの、やっぱり緊張はするので、曲がるときにハンドルのブレが結構出てるのは自覚してました。

で、今回の「まさかのトラップ枠」はS字カーブでした
なんかね、進入時からうまく入れた感じがしなかったんです。で、どうしても視線が泳いでしまって、ちょうどいい角度を見つけられた感覚がなくて。
そしたら案の定、最初のカーブで前輪が乗り上げました。減点。
「やばい気がする…でもどうだ、行けるか…?」と思いながら進んでいったら、「キュッ!」と"あの音"がして車が止まったので、内心「ですよねー」とため息をつきつつバック。今思うとこのとき後方確認を忘れてました。減点
以降のカーブは引っかかることはなかったんですが、それでもやっぱりこれまでの教習のときのようにスムーズには回れず、ハンドルを何度もちょこちょこと修正するぎこちな~い回り方になりました。

逆に苦手意識の強かったクランクは、練習の甲斐あってか引っかかることなくすんなり行けました。
曲がるタイミングを覚えて、柵との距離感を覚えて、まずそうだったときの微修正を重ねることを覚えて、どうにか克服できたような気がします。次やってまたできる保証はないですが。

あとはもうウイニングランだと思ってたので、だいぶ気楽にできました。
緊張でハンドル操作がぎこちなくなってたので、途中にあるヘアピンカーブはちょっと嫌な感じでしたが…。
指示速度(35km/h)も問題なく出せましたし、最後の駐車も降りてみたら結構ピッタリ寄せられてました。一応これまでの教習の積み重ねがちゃんと結果になったんじゃないかと思います。

結果発表

一連の流れを終えて降車したら、教官から「合格です」とあっさり言われました。えっあっさりすぎnやった~~~!!!!!!!!

一応検定後のフィードバックとしては、
・S字カーブの脱輪
・優先確認がやや不足気味

の2点を指摘されました。
1点目は自覚があったので言うまでもなくですが、2点目はマジか、となりました。
普段の教習のときは周りの車が少なかったこともあるんですが、どちらかというと慎重になりすぎて教官に「行っていいよ」と促されることのほうが多かったです。なのでその感じで行ったんですが、加減がよくなかったか、今日の教官がそこにシビアだったか、とにかく気になったようです。
二輪慣れしてるせいで慢心した?ってニュアンスもチラつかされました。はい、ないとは言えないです。
教官によって言うことに結構バラツキがあるんだなっていうのもここまでの学びだったりします。
路上では周囲の車の状況に応じて臨機応変に動く必要がありますが、教習所では、担当になった教官の好みに応じて臨機応変に動くこともまた大事なんだなって思いました。柔軟性!

あと、たぶん教習原簿を見ればどこで減点されたか(=何点残ってたか)がわかったと思うんですが、いつも教習が終わるとさっさと原簿を返してしまうので見忘れました。明日覚えてたら点数見ます。

仮免(を入手する権利)ゲット!

私は二輪免許持ちということで学科の模擬試験も免除なので、技能の検定に受かった時点で自動的に第1段階修了でした。
晴れて仮免が手に入ることになったわけですが、発行されるのが夕方以降になるということで、「明日教習すぐ来るでしょうし、そのとき受け取るのでもいいですよ!」と受付のお姉さんに言われました。
(入校受付も対応してくれた、めっちゃフレンドリーで優しいお姉さん。)

ということで、緊張と疲れで震えまくる手で必要書類の記入だけ済ませて、今日はそそくさと帰ってきました。

そうそう。二輪の教習やってたときほどじゃないんですが、四輪の教習でもやっぱり、終わった後に手が震えます。
二輪のときは日常生活に支障をきたしそうになるくらい常時震えていたんですが、四輪の教習後は、細かな動作やゆっくりな動作をしたいときにどうも手が震えます。最初に気づいたのは食事中にスープを飲むときでした。スプーンを持つ手があまりにも震えてスープがこぼれる…。

そうはいっても二輪も免許取得後はさすがに震えなくなりましたし(丸一日ツーリングとかしたら別)、四輪も慣れでしょう。いずれ震えなくなると思うのであんまり気にしないでおきます。

…さて。これで無事に第1段階を終え、仮免および路上教習の権利をゲットしました。
平日つめつめ教習なので、初回の路上教習は明日です
路上を走る感覚だけならば二輪でそこそこ慣れてますが、デカい箱ふかして出るのは当然初めてですし、二輪なら適当に通れる隙間とかも通用しないので、そのあたり、どんな感じになるかちょっとドキドキです。

明日から教習後半戦・路上編、始まります。
引き続き頑張ります。

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