干物女、車の免許を取る #12 「ゆるやかな長丁場」

教習12日目です。
今日は【急ブレーキのシミュレーター教習】+【危険予測に関する3コマ連続教習】の計4コマをぶっ通しでした。夕方から最終コマまで約4時間、さすがに疲れました…。

急ブレーキの体験

第1段階でもそれっぽいことは少しやりましたが、今回は第2段階の内容ということで、速度の違いによる停止距離(空走距離+制動距離)の違いだとか、ABSの有無による急ブレーキ時の車の挙動の違いだとか、そういうのをシミュレーターでやりました。
3人1組で、順番にシミュレーターに座って急ブレーキを実践。
この教習に関しては、まあ、はい、やりましたって感じで、それほど何かイメージとかそういうのは特になかったです。

危険予測・1コマ目 ~路上教習~

今日は路上行かないと思ってたのに路上でした
昨日の教習後にあった所用の関係からか、どうも疲れが抜けず、しっかり寝たのにだいぶ眠かったので、なんだか嫌な感じでした。
危険予測も3人1組で受講する教習で、1コマ目はまず3人が教官とともに1台の車に同乗して交代で運転し、「ほかの人の運転を、路上で気をつけるべきシチュエーションがなかったか等の観点で観察してみよう」みたいな内容でした。

何がってですね。冬の17時過ぎからの教習です。
外、真っ暗なんですよ
ちょっと眠いな…って思ってる状態で、初めて真っ暗な外を運転。もう内心怖くて怖くて仕方なかったです。道めっちゃ見えにくいし。

結果的に私も他の2人も、運転の癖の注意はされたものの危険予測の観点では特に大きな指摘もなく、運転中にトラブルに出くわすこともなく、無事に帰ってきました。
ただ、事前にも教官から「無理しなくていい」と説明があったんですが、暗くて様子を見るも何もないので、割とただ乗ってるだけでした

それにしても性格が出て面白いですね。
私はとにかくビビりなので速度をあまり出せず、例によって交差点を曲がるときなんかも(夜で視界が悪いのも相まって)常に「アクセルもっと踏んで」が教官の口癖状態でした。
それに対して他の2人は、どっちもどちらかといえばアクセルを踏みすぎるほう。勢いで信号ギリギリで交差点に突入していったり、「ブレーキもっと踏んで」と言われたり、性格によってこんなに違うのか…と、ある意味興味深かったです。

危険予測・2コマ目 ~ゆるすぎる講義~

このセット教習を担当してくださった教官は、これまでに何度かお世話になってきた40代(推定)の男性教官でした。
で、この方、フランクでそしてゆるやかな方でして。
1コマ目の終わり頃に「2コマ目の講義、カッチリやるのとゆるくやるの、どっちがいい?」と唐突に私達に聞いてきて、多数決の結果「ゆるくやる」に決まりました。

講義室に集まって時間になると、そこから約15分間の雑談タイム
なぜか受講者同士で自己紹介したり、教官の自己紹介を聞いたりしました。
一緒に受講したのは大学生の女の子と、私より少し年上の男性。受講者にも色々な人がいて面白いですね。相手の人となりを知る機会ってあまりないので、その意味で楽しかったです。危険予測についてまだ学んでないですが

そのあとはよくある学科教習ビデオを見ながら教官が解説。
ただし、教官いわくツッコミどころ満載のビデオになっているということで、教官的ツッコミポイントに差し掛かるたびに一時停止→教官のツッコミタイムという感じで(交通法規に則ったツッコミです)、なんともゆるやかな笑いの絶えない教習になりました。
交通法規に特に関係のないツッコミポイントで笑ったのは、T字路の死角から食パンをくわえた女子高生が走ってくるシーン。
比較的最近作られたビデオのように見受けられるんですが、教官が「作ってる人のノリがもう昭和なんよwww」と大笑いしながら紹介。正直言って私も見た瞬間に噴き出しました。

(ちなみにこの会社のビデオでした。二輪のときに見たボルボのお姉さんとはまた違ったインパクトですね。キャッチーさに振りすぎた結果でしょうか。)

危険予測・3コマ目 ~シミュレーター~

2コマ目の終わりに教官から「はい、じゃあ次の時間はシミューレーターで人を轢いてもらいます」ととんでもない予告を受けて、3時間ぶりのシミュレーター室へ。

二輪のときも確かやたらと怪しいポイント満載かつ危険な性悪人間に溢れた道を擬似走行するシミュレーターがあったと思うんですが、それみたいなことをやるのかなという感じ。

が、今日やったのは比較的普通でした。
もちろん道中では交差点で待ち構えていて見計らったように飛び出してくる自転車とか、目の前に突然猛スピードで割り込んでくる車とか、そういうのは当然のようにいたんですが、全体としては各人が15分程度の模擬走行をやる、という比較的平凡な感じでした。ただし天候設定に癖があり、3人それぞれがゲリラ豪雨・雪・濃霧のうちからどれか1つを選ぶ方式でした。

というか、あからさまなトラップがそこかしこに仕掛けられた道を短時間走行するよりも、普通の模擬走行の中にトラップが仕込まれてたほうが明らかに勉強になりますよね(気付き)

この教習中も教官はフリーダムで、1人がシミュレーターで運転している間、教官は残りの2人とずーっとしゃべってました。
地元の話とか、母校の有名人の話とか。あとはたまにシミュレーターに目をやっては「あー、今のところ引っかかってくれるかなって期待してたのに!」と言ったり。ちゃんと危機回避できたときは褒めてください(笑)

まあ、教官も言ってたんですが、危険予測に関しては何よりも経験ですよね。
特に二輪が絡みがちなシチュエーション(右直とか左折巻き込みとか)は、多少なりとも二輪に乗ってる立場からすると、「右直はやらかしたら自分が死ぬから大きめの車の後ろはちょっと距離あけて走ってる」とか「前が右折車のときは気をつける」とか、「自分は車の左は絶対にすり抜けない」とか、私レベルでも経験に基づいた知識や対処法はある程度あります。
そういうのを、(ヒヤリハットは引きたくないですが)場数を踏むことで体に覚えさせていくものなんでしょうね。


ということで、長丁場でしたが一応なんとか終わりました。眠いです。
眠いところに朗報ですが、明日は高速教習です
縦列駐車を乗り越えた今、私の前に立ちはだかる難敵はこの高速教習と卒検の2つくらいのようなものでしょう。
コンディションよく臨めるよう、今日は夜更かししないように気をつけたいと思います。

いよいよ教習も佳境に入ってきました。引き続き頑張ります。

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