干物女のクルマ日誌 #1 「はじめてのうんてん!」

こんにちは。
せっかくなので免許取得後も、気が向いたタイミングで記事を更新していこうと思います。

免許交付!

一昨日(12/17)に教習所を卒業して、さっそく昨日(12/18)に免許センターに行ってきました。
免許の「書き換え」だと思いこんでたので、きっと手続きは比較的簡単なんだろうと楽観視していたんですが、単に学科・技能試験が免除されただけの新規免許取得者みたいな扱いで、普通に学科試験を受験する人たちと同じルーチンに乗って手続きを進められる形でした。
※このあたりは自治体によっても違うかもしれません。私のところはそうでした、というご参考まで。

ただ、やっぱり学科試験を受け直さなくていいのは気楽ですね。
申請が滞りなく進めば確定で免許がもらえると思うと、待つのはだるかったですがだいぶ気持ちは軽かったです。

干物女、カーシェア人間になる

ということで時間はかかったもののすんなりと昨日中には免許も交付され、晴れて四輪免許持ちとなりました。
さっそく、初心者OKのカーシェアサービスに登録するべく、HPにアクセス。どうやらオンラインで入会申込をすると即日で車に乗れるようになるらしく、試してみたところ申し込みから1時間足らずで使えるようになりました。なんということでしょう。

ただ、昨日は免許の交付や所用を色々済ませた後で、カーシェアの登録が完了する頃には外もすっかり真っ暗に。
ということで、無理せず翌日(今日、12/19)の予約を確保して待つことにしました。

はじめてのうんてん!

晴れて免許を手にしたとはいえ、正真正銘の初心者。
しかも一人暮らし・独り身で、アドバイザーになってくれる同乗者もいません。
それでも利用可との触れ込みを信じてカーシェアに登録したわけですが、やっぱり初めての一人での運転はかなり緊張します。
事前に車種ごとの使い方を動画で確認できたのでみっちり予習をし、予約時間が近づいて実車が待つ駐車場に向かうときは、結構ドキドキしていました。

カードキーの代わりにアプリでも解錠できるとのことで、実車の前に着いてさっそく解錠。ちゃんと利用開始できたことを確認したうえで、いそいそと車の前後に初心者マークを貼り付けます。
周りに人がいる駐車場でカーシェアの車に初心者マークを貼るの、なんだかだいぶ恥ずかしかったです。恥ずかしいというか照れくさいというか。

初回の予約は1時間半にしました。
感覚的には、
 15分:動かす前に説明書とかを読む時間
 1時間:運転練習
 15分:駐車に手間取ったり片付けたりする時間
というつもりでした。

今日お世話になったのはコンパクトカーで、教習車とはメーカーが違いました。心なしかハンドル径が少し大きく、握ったときの腕の据わりに若干の違和感を覚えましたが、まあ、たぶん慣れですよね。
あとは各種レバーの形状や太さが違う等の違いはありましたが、さすがに同じ免許で乗れるということで、おおよその規格は同じように作られてるんですね。当たり前ですが、安心しました。

車に乗り込んで、まずは寒いのでエンジンをつけてから色々セットすることに。
エンジンをつけると……いきなりラジオが流れ出しました。
車に乗りながらラジオ、なんかすごくそれっぽい…!とは思ったんですが、練習は集中してやりたいので気になる音は(今のところは)切っておきたくて、カーナビを操作して四苦八苦。なかなか切り方がわかりません。
しまいには「カーナビ ラジオ 切り方」で検索までして、メニューを色々見まくってようやく止めることができました。初見の機械は難しい…。

座席やミラーの調整の仕方なんかは教習所で習ったことがほぼそのままだったので、特に苦労することはありませんでした。

さて、準備ができたので、いよいよ発進。
カーシェアは駐車場に保管されている車を使うので、まずは駐車場の精算機にカードを通して出庫するところから始まります。
初心者あるあるだと思いたいのですが、精算機にうまく車を寄せられなくて窓から手が届きませんでした。仕方なくドアを開けて対処。

精算機トラップを過ぎたら出庫は比較的スムーズで、平日日中のそれほど混んでいない道路にすんなりと出ることができました。
今日は「とにかく車を走らせる練習をしよう」というつもりで、バイクでも走ったことのある近所の見知った道を、特に目的地もなくぐるぐると走ってみることにしました。それが罠とも知らずに…

ひとりでのれるもん

なるべく広さのある道を選びつつ、その一方で片道3車線以上の大通りには出ないように道を選びながら、車の流れに乗る練習をしました。
路駐やバス停の多い2車線道路を走るときは、小型二輪だとなんだか自分が交通弱者のような気がして右車線を走ることがだいぶ憚られるんですが、車は大きいし周りと同じサイズなので、流れにさえしっかり乗っていればあまり気にしなくて済むのがいいですね。

余談ですが、正直言って人の運転もろくに見たことがないのに二輪免許から取ったのは大失敗だったと今では思っています。道路でのお作法とか立ち回りの正解を全く知らないで路上に放り出されるので、流れに乗る以外のことが本当に何もできませんでした。私みたいな境遇の人はそんなに多くはないと思いますが、同じような人がいたら先に四輪やって路上教習を受けることを強く勧めたいです。
(ご家族の運転とかをよく見てる人なら、あまり気にする必要ないと思うんですけどね。私は本当にそれがほぼゼロだったので…)
単純に小型二輪が車からナメられやすいというのもありますが、こういう事情もあって、今まで本当に全然ちゃんとバイクに乗れてなかったな…と痛感してます。
逆に言えば、これまで「正しい動き方がわからない」と思って尻込みしていたような部分はだいぶ解消されそうな気がしています。車のおかげでバイクの乗り方も変わりそうです。

そんなことを考えながら、路上教習の延長のつもりで運転を続けます。
教習で教わったことを実践しながら、車の流れに乗り、曲がりたいところで曲がり、路上の障害物を避け、といった基本的な動作を確認して慣れられるように繰り返していきました。
そのとき思ったんですが、やっぱり初心者マークの威力は絶大ですね
車線変更したいときをはじめとして、周りの車がかなり優しくしてくれたのを感じました。まあ、カーシェアのロゴ+初心者マークなんていかにも地雷っぽく見えるだろうなというのは私自身も相当に自覚していましたが
でも、人間誰しも最初は初心者ですからね。譲り合いの精神、大事です。今日しがない初心者に優しくしてくれたすべての人に、ありがとうございます。

暗雲

結構緊張しながらもそれなりに車の流れに乗ることはできて、ただ「やっぱこれは慣れだな…回数やらないといけないな…」と思いながら時間を消化。
せっかくなのでどこかで駐車場に入ってみたいと思い、近所の駐車場が広めのコンビニに行こうと思い、そちらの方面へ向かうことにしました。

が、このときのルート選びでやらかします。

入りたいと思っていた大通りが途切れた先を走っていることを失念していて、どうにかコンビニのある方角に向かおうと適当な交差点で曲がりました。
するとその先は住宅街の細い路地…。

こんなところですれ違えるのか?と思うような細い道に入ってしまい、運の悪いことに進めば進むほど道が細くなっていきます。やってしまった…。
コンパクトカーとはいえ、明らかに車が日常的に通る道じゃありません。だってミラーをたたまないと電柱にぶつかりそうな狭さですし、制限速度20km/hなんですもん。色々と察するしかないです。
自転車のおばさん、歩いている中学生たち、スクーターのお兄さん、対向車のおじさん…今日この路地で会ったすべての人にごめんなさいしたいです。初心者マークをつけてさまよう車がご迷惑をおかけしました。皆様お察しの通り、迷い込みました。怖いし気まずいし死ぬかと思いました。でも進まないと出られない。バイクみたいにスルスルと抜けられない。脱出するまでの間、冷や汗が止まりませんでした。

脱出、そして帰還

どうにかトラブルを起こすこともなく路地を脱出することはできました。
ただ、本当に生きた心地がしなかったです。
次からは絶対にカーナビで目的地を設定します。ナビも過信は禁物ですが、方向音痴の私よりは100倍頼れるでしょう。

結局路地トラップにはまって時間を使ってしまったので、コンビニの駐車場に行く練習は今日はできず。そのまま駐車場に帰りました。
出庫時の精算機で学習していたので、入庫時はしっかりと車を寄せて、窓から直接発券機にカードを入れられました。これだけでも圧倒的成長ですね。

…さて、ここで帰還前最後の難関のお時間です。
そう、それはバック駐車
教習所では方向変換こそ習いましたが、駐車は縦列しかやってませんからね。方向変換で使うよりも遥かに狭いスペースに、バックで車を駐めなければなりません。
元通りにしないといけないので入庫場所は固定ですが、幸い、隣の車が貸出中でスペースが空いていたので、方向変換のことを思い出しつつええい、ままよ!の気持ちでバック開始。
ちなみに「バックモニター搭載」と書いてあったはずなんですが、カーナビから画面が切り替わりませんでした。どうやったら見れたんですかね!!

恐る恐る進めていったところ、とりあえずなんだかぶつからないほどよい感じで行けたみたいだったので、一旦奥まで入れてみました。
止まってみたら実はだいぶ右側に偏ってたので、今こそ教習で習ったことを活かすとき!と言わんばかりに幅寄せを実践して、どうにか左右ほぼ真ん中にまっすぐ収めることができました。

今日のところはとりあえずうまくいきましたが、正直再現性のあるコツは全くつかめていません。次からもまた試行錯誤です。


というわけで、トラップこそあったものの初回の運転は一応なんとか完了。
運転に関しては、なんというか本当に慣れるしかないですね。何をやらかすかわからない恐怖心がないと言えば嘘になりますが、場数を踏んでいくことでそれらの大半は解消されるだろうという確信はあります。

バイクのときと比べると、「乗るだけ」でも色々と大変だったので、せっかくならということで記事にしました。
これからも練習頑張ります。また書き留めておきたいことがあれば次の記事にまとめたいと思います。それでは。

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