鈍重な文鎮がスマホに進化した(R61202)
皆様こんばんは。
ほんの数日前、数年ぶりにスマホを買い替えたところ、あまりの動作の軽快さと機能の充実具合に今まで使っていた重たいだけで無駄に鏡面仕上げの物体が本当にスマホだったのか疑い始めています。
私は物持ちが良い方だと自負しています。大切に扱うというのは勿論なのですが、単純に買い換えることが面倒に感じるのが正直なところです。例えば服は消耗品以外の特にアウターなんかはいつ買ったものかすら思い出せないくらいです。体型がさほど変わっていないというプラス思考もできますけどそんな感じなので流行に乗れた試しがありません。そもそも何が流行りなのかすら把握できていませんし、そんな事気にする年齢でもなくなってきているわけですが。
そんな私がスマホを買い換えたわけですから、そこには深い深い理由がある…わけではなく現場の受付でチケを提示しようとするとフリーズして迷惑極まりない奴になったり、4Gに取り残されていたせいかチケ発合戦の舞台にすら立てず不戦敗になったりが続いていたりなどなど。
加えて最近月2、3回のペースで遠征していて、勿論旅券も全て電子、決済も電子マネー、スケジュールも地図も電子と全身電子人間ですからスマホは命の次に大切な存在になっています。
完全に現代病です。スマホ依存症なんていいますけど、あまりにも生活にスマホが組み込まれ過ぎてるのでそりゃ手放せなくなります。
わからない事があれば何でも教えてくれますし、お札や小銭を持ち歩かなくとも買い物ができますし、伝書鳩なんて飛ばさなくても地球の裏側にいる人にメッセージを送れますし、適度に愚痴を吐き出すプラットフォームもありますし、本もゲームも動画も音楽も全てが薄っぺらい1枚の板切れに詰まっています。
この板切れが持つ役割を分解して可視化したらとんでもない事になるでしょう。
そんな大切なものを数年も買い換えず、あなたがお使いのスマートフォンは修理できませんよというお手紙もとうに通り過ぎて、いよいよ動作が怪しくなり、やたらと発熱するようになって、やっとのことで重すぎた腰をあげたのでした。
何周遅れの性能なのに頑張ってくれていた鏡面仕上げの文鎮ありがとう。そしてお疲れ様。
パッと見スタイリッシュ風だけど予算の都合で結局一周遅れくらいに落ち着いた新スマホこれからよろしく。
次は3年くらいで買い換えます。願望