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静音|アド・アストラ

(10/26 修正・加筆)
静まり返ってるシーンのときに急に喉がひりついてやや激しく咳き込みました。すいません…(´-`)

宇宙の深淵へ向かうのにドラマティックさは要らないというか、登場人物も観客側でも基本的には抑制が効いてて、なんかこういうのは珍しいなと。
節々にある「無音」の時間を感じながら、地球、月、火星、海王星へとどこまでも静かに進行していきます。

役者が感情表現を極端にしないおかげで、見せつけられる展開から観客たる自分自身が、その状況に身を置かれたなら何を思うだろうか、そんなことをじっくり考える時間があります。音楽はほとんどなかったかな、いやあるにはあったか。その重い思考を邪魔しないサウンド設計がまた二重によくできてるなぁ。


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筆者が音楽情報科学の研究者なので、音楽・サウンド周りの表現・演出の視点で書くことが多いです。まずは継続執筆を目指しているので、当面はほぼ全文が無料エリアですが、音楽・サウンド表現についての話を読みたい方はぜひ購読の上、ご自身の参考になさってください。

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