奉安堂の落慶法要にした参加した日

本門戒壇之大御本尊のことを書いて欲しいと言われ
なにを書くか迷った。

それは大御本尊について何を書いても何番煎じになってしまうからだ。
僕だから書けるものにしようとおもったので
少し外れるかもしれないが、本門戒壇之大御本尊が御安置されている奉安堂の落慶について書いてみようと思う。

初めにwikiてきな説明をしとこう。

奉安堂は本門戒壇之大御本尊を安置する堂宇であり
宗旨建立750年を記念し 平成14年10月12日に
日顕上人により建立された。信徒席は5004席全て椅子 僧侶席は240畳である。

落慶から遡ること2年前、お登山すると
奉安堂の工事現場を見に行くと言うものがあった。以前ここにあった大きな噴水はもうなくなった。ここには新しいものが出来るんだというワクワクしたものがあった。


それから宗旨建立750年 30万登山に参詣する度に
どんどん完成してゆく奉安堂にとてもワクワクした。
30万登山は4月の29日から10月の7日まで
これが終わるといよいよ奉安堂が落慶した。

10日には本門戒壇之大御本尊が奉安殿から御遷座され
奉安堂に安置され 12日は奉安堂落慶大法要があり
翌13日より10日間の落慶記念法要が奉修されることとなった。

日時は覚えてないが曜日はハッキリと覚えてる。水曜日。
少学校を休んで大石寺へお登山 僕と父と2人で登山をする。本当は日曜日に行こうという話がありそれはそれで家族4人で参詣をすることになっていたのだがどうも、その前の水曜日に2人分の空いてしまい、急遽参加できる人を探していて参詣させて頂けることとなった。 さて、話を戻す。

外観を見て「かっこいい」と言ったことを覚えてる、
いつ見ても奉安堂はかっこいい。外観は和風で荘厳だ。


中に入って 広い って思った、それもそのはずで
今まで御開扉を受けていた奉安殿は2000人収容しており
単純にその3倍は大きいのだから
そこに一人一人がゆったり座れる椅子がある。
自分の前の席のせもたれにスピーカーが着いていた。
隣の父の席の前にはなくその隣にはあるのでひとつ飛ばしでついている。
マイク導師や御法主上人猊下のお声が聞こえるのだろう。
静かに待っていると 定刻となり 信徒の唱題が始まり
御僧侶方、御法主上人猊下がご出仕される。

御僧侶様が須弥壇を上がられて 大御本尊お扉が開き
ここで磬が鳴り、 三唱、読経と続き
あっという間に終わる。

御開扉が終わり 下山の時も こんな日は二度とないだろうと思った。
事実 20歳になる以前に平日に学校を休んでの登山はこれ1度のみ、 忘れられないお登山となった。

これからも落慶法要、記念法要などにはたくさん参加するだろう。
しかしこれほど強烈な思い出に残る行事はないのかもしれない。

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