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ゼロから始めるパイオニア【ディミーアナーセット】※後編

お久しぶりです。
前回の投稿からなんと5カ月が経過しました。

ゼロから始めるパイオニア【ディミーアナーセット】※前編|キリン (note.com)

その間にプレイヤーコンベンション千葉が開催され、チャンピオンズカップファイナルも行われました。

その間に《新生化/Neoform(WAR)》や《不屈の独創力/Indomitable Creativity(AER)》でアトラクサを呼び出すデッキが流行ったり。
それらに対して有利な白単人間が我が世の春を謳歌したりしました。

ロマンと実用性のためにみんなの目を曇らせた

アトラクサ→白単人間→ラクドス→ラクドスサクリファイス
           ↓
           アブザンハルペリオン

といったメタの変遷が行われたのですが。そこはまあ置いておきます。
この記事ではディミーアナーセットに於けるメタの中心デッキ3種への立ち回りだけを説明させていただきます。

環境の覇者
・ラクドスミッドレンジ
・ニクソスランプ
・アブザンハルペリオン
・ラクドスサクリファイス
※対面する機会が無さ過ぎるため今回は除外します

対ラクドスミッドレンジ


メインは互角。サイド後は不利です。
メインボードでは互角と言いましたが、それはラクドスミッドレンジ側が除去をどの程度採用しているかに寄ることと《勢団の銀行破り/Reckoner Bankbuster(NEO)》や《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》のようなコントロールデッキに有効なカードをどの程度採用しているかに因ります。

昨今のラクドスミッドレンジは《思考囲い/Thoughtseize(2XM)》4枚+《強迫/Duress(XLN)》が2枚含まれており初手でコンボを揃えても無駄になることが多いです。
なので以前よりもキープ基準を長生きに寄せてた方がおススメです。

サイドボード
先手
IN
《サメ台風/Shark Typhoon(IKO)》
《概念泥棒/Notion Thief(A25)》

OUT
2*《否認/Negate(M20)》

《否認/Negate(M20)》したいカードが手札破壊のため、構える行動が損になりやすいです。急いで《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils(WAR)》や《時を越えた探索/Dig Through Time(C21)》へアクセスした方が他のカードで対処できるので可能な限りデッキを掘りましょう。
《死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger(THB)》の危険性は常につきまといますが《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium(EMN)》が起動できる状態であれば積極的に起動しましょう。

後手
IN
2*《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》
1*《煤の儀式/Ritual of Soot(GRN)》
1*《概念泥棒/Notion Thief(ZNC)》

OUT
3*《検閲/Censor(AKH)》
1*《ローナの渦/Rona's Vortex》

後攻の場合は盤面の対処が大事になります。相手のクリーチャーを対処しながら《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》を育てるクロックパーミッション戦略にシフトします。
《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》が紛争を達成できるように《寓話の小道/Fabled Passage(ELD)》の使い方には細心の注意を払いましょう。

x=0でサイクリングするとサメトークンがそのまま墓地に落ちて紛争できることも覚えておきましょう。
先手と後手でカウンターの優先度が変わるのは《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker(NEO)》を対処したいタイミングのためです。

対ニクソスランプ

IN
2*《絶滅の契機/Extinction Event(IKO)》
2*《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(SNC)》

OUT
3*《煤の儀式/Ritual of Soot(GRN)》
1*《サメ台風/Shark Typhoon(IKO)》

デッキパワーに大きな差があるのですが意外にも相性は悪くないです。
それはニクソスランプがタップアウトで動くデッキのため1:1を繰り返して隙を見てコンボを決めることが可能であるためです。
《ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner(WAR)》に対しても《概念泥棒/Notion Thief(ZNC)》と《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils(WAR)》が睨みを利かせるため手札の差も広がりにくく、PWもカウンターと《悪意の熟達/Baleful Mastery(STX)》で対処が出来ます。


《悪意の熟達/Baleful Mastery(STX)》は《茨の騎兵/Cavalier of Thorns(M20)》や《老樹林のトロール/Old-Growth Troll(KHM)》といった死亡誘発カードにも刺さるためデッキのシステムとして相性がいい。おそらく、、、たぶん。
《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》はマナエルフを破壊する以外の近い道は無いのですが、後手で1マナ差をつけられるとカウンターが間に合わない可能性があるのでアウトできません。

対アブザンハルペリオン

IN
1*《否認/Negate(M20)》
1*《サメ台風/Shark Typhoon(IKO)》
2*《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(SNC)》
1*《概念泥棒/Notion Thief(ZNC)》

OUT
3*《煤の儀式/Ritual of Soot(GRN)》
2*《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》


ご存知ですか?《一日のやり直し/Day's Undoing(ORI)》は墓地が無くなります。
ということで何故かデッキのキーカードがメタカードになっているのでメインボードの相性は意外にもいいです。
ローナの渦がビークルを手札に戻せるため通常のデッキよりも除去が多く時間を稼ぎやすいという利点もあります。
とはいえ《エシカの戦車/Esika's Chariot(KHM)》や《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship(KLD)》はそのコスト相当には強く、墓地を経由する必要が無いため慢心せずに早めのコンボ成立を目指しましょう。

サイド後はやはり《エシカの戦車/Esika's Chariot(KHM)》と《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship(KLD)》を機能させないように気を付けましょう。

まとめ
今は旬かも


チャンピオンズカップの結果を受けてニクソスランプへの包囲が強くなっている今はこのデッキを握ってもいいかもしれません。



ただ環境の研究が進めば進むほど不利な戦いを強いられるデッキであるのも確かです。
ロータスコンボやアブザンハルペリオンが元気になったらササッとリーグ5-0を2回ぐらいやってまた数週間寝かすような使い方がベストです。


一方的なドローを見込める

それと前回から1エキスパンション追加されたためにカードの選択肢が増えました。


スペル連打で早めの決着を


根幹のパーツは入れ替えが難しいですが様々な戦略を取りやすくなっています。
みなさまも楽しいやり直しライフをお楽しみ下さい。

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