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オススメの映画を紹介するだけ

ハリウッドスターのブルース・ウィリス氏が失語症で俳優業を引退されたらしい。クリストファー・ノーラン監督の映画が一切合切理解できない私にとって、安心・安全の【爆発・破壊・銃撃戦】の三拍子そろった映画に高頻度で登場されていたので、とても寂しいのだが、今まで何度もニューヨークや世界や、人類を救ってくれて本当に感謝している。マーベルヒーローの仕事を奪い続けた功績を讃えたい。

ブルース・ウィリス氏といえば、世界一クリスマスに家に帰れないおじさんでおなじみの【ダイハード】を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。遠い昔、社畜だった頃週末にワインをラッパ飲みしながら観た【ダイハード】にどれだけ救われたかわからない。私としたことが、まだ1作目しか観たことがないのだが、人類を超越した身体能力を持つ一般人・一目見ただけで大悪党だとわかる悪役・バカが使う量の火薬・どうにでもなれ感でエレベーターからテレビを放り投げる…など全く頭を使わずに観れるのが良い。

重ねていうが、私は考察が必要な映画を初見で理解できたことは一度もない。観た直後に【映画タイトル 考察】で必ずググるが、考察文を読んでも理解できないのでノーラン付近には近づかないようにしている。しているのだが、最近「オススメの映画ありますか?」と聞かれることが多くなってきたので、チャラヘッチャラで頭からっぽのほうが夢詰め込める映画を雑に紹介していきたいと思う。また今回は非常にレアケースとしてネタバレに故郷の村を焼かれた民にも多少配慮し、なるべく予告以上の内容は書かないように努めたのでネタバレ絶許勢の皆さんもちょっとは安心できるかもしれない。予告以上のネタバレがあった場合はすまない。

コマンドー

主演:アーノルドシュワルツェネッガー

あまりにも有名だが、とにかくずっと笑って見てられるアクション映画という新ジャンル。主人公補正の原点にして頂点。オープニングに登場する野山や小鹿、おしゃクソロハスなロッジなどの微笑ましい映像の後に登場する、めちゃくちゃ可愛い娘の肩を抱いて微笑むシュワちゃんでまず勝ち確を確信する。映画全体がただの名ゼリフ集と呼ばれているほど全員がめちゃくちゃ。ニコニコ動画で違法視聴すると、ファンの愛の弾幕のせいで画面がほとんど見えなくなるところもポイントが高い。吹き替え担当の玄田哲章さんは笑わずにアフレコできたのか聞いてみたい。最悪予告だけ見れば事足りるかもしれないぐらい、予告も名場面集。

大脱出

主演:シルヴェスター・スタローン/アーノルドシュワルツェネッガー

もうこの2人のW主演という時点でお察しの通り。セキュリティ会社の超絶エリートのスタローン、スタローンは普段鉄壁の警備を誇る刑務所に自ら潜入して、脱走し、警備の改善点などを刑務所側に指摘する【刑務所コンサル】という非常に新しいジャンルで活躍しているのだが、騙されて世界一脱獄が難しい監獄にいれられてしまう。そこでなぜかやたらと絡んでくるシュワちゃんと出会い、紆余曲折(主に殴り合い)を経て一緒に脱出しようとする。絶対に警備にみつかるような場所で密談したり、とにかく絡んでくる他の囚人をボコボコにしたり目立ちまくりのマッチョ2人を堪能できる。この刑務所専属の医者がジュラシックパークの主演俳優であるサム・ニール氏だったのも良い。お久しぶりです!

オープンウォーター2

主演:色々

とにかく全員がバカで全員が一級フラグ建築士。豪華クルーズ船で遊んでいたパリピ供がノリで海に飛び込んだが、梯子を船から降ろしていないことに気づきなんとか船にあがろうとする話。かの有名な探偵ナイトスクープでも同じ条件で船にあがることはできるのか?と実証実験をされた映画。少ない救命胴衣を奪い合ったり、ののしりあったり人間の愚かさと醜さと、愛しさと切なさと心強さを堪能できる映画。サメも友情出演する。ちなみにオープンウォーター1に関しては割と怖いので気軽にオススメはしない。調子にのった陽キャどもの末路に乞うご期待!あと、予告がふざけまくってるのも良いし、ナレーションができの悪い若本規夫氏(アナゴさんの人)みたいなのもポイントが高い。

フローズン

主演:エマ・ベル

週末にスノボにやってきたパリピ3人。本当にパリピかどうかは不明だが、スノボに行く輩はおそらくほぼ全員パリピなのでこの3人もパリピだと推測される。彼氏・彼女・彼氏の親友という3人組でスノボにやってきた一向。最後に一滑りしたいとワガママが勃発し、無理やりリフトの担当者を丸め込んで滑りに行くことに。しかし途中で電話かトイレか何かでリフト担当者が交代してしまい、「もう客はいない」と勘違いされリフトを止められてしまう。地上から10m以上の場所で、絶妙に戻るにも進むにも厳しい中間地点でリフトが止まりなんとかして地上に降りようとするのだが…という「そうはならんやろ」、「なっとるやろがい」が連発の映画。結構きつめのグロシーンがあるので平気は人は是非観てほしい。ちなみに超低予算の割にヒットしたらしくめざましテレビで特集されていた。予告でも若干痛いシーンがあるので苦手な方は閲覧注意。

リミット

主演:ライアン・レイノルズ

目が覚めたら、なんかよくわからん箱(棺桶ぐらいのサイズ)に閉じ込められていたかわいそうレイノルズ。手元には中身が残り少ないジッポライターと充電の切れかけている携帯電話のみ。なんか色々試しているうちにどうやら勤務先の手違いか何かで箱ごと生き埋めにされていることに気づく賢いレイノルズ。残り少ない充電でなんとかしようと奔走するも「少々お待ちください」や「担当の者にお繋ぎします」というたらい回し状態でイライラレイノルズ。果たして彼はこの数少ないアイテムだけで脱出を成功させることができるのだろうか…という映画。もうお気づきかもしれないが、「出られない・入れない・登れない・降りれない」系の映画が大好きな私が歓喜する上に、ライアン・レイノルズが主役という神作品。閉所恐怖症の方には絶対にオススメできないが、頑張りレイノルズがたくさん観れるのでオススメ。

ちなみにどの映画がどの配信サイトで配給されているかなども調べて書きたかったが、正直めちゃくちゃめんどくさいので観たいな〜と思ってくれた方がいたらご自身で配信元・レンタル元を探してほしい。リミットだけちょっと真剣に観ないといけないが、あとは多少居眠りしようが泥酔してようが爆発音・悲鳴・銃声・破壊音などで起きると思うので「なんか映画観たいけどだるいな」という時にもオススメである。こういうバカにも優しい映画がもっと増えてくれることを祈る。



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