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ガッツリネタバレ:ダウンレンジ

ダウンレンジという映画を知っているか?もしダウンレンジが3度の飯より大好きな方がいたら大変申し訳ないのだが、一般的な面白さではない面白さがめじろおしの映画なので、できればたくさんの人に観てもらって新鮮な悲鳴が聞きたい。

そこで今回はダウンレンジをめちゃくちゃネタバレしながら紹介していこうと思う。

あらすじ

大学生6人組が乗るバンが田舎の道路を走行中に突然タイヤがパンクする。「なんや、なんや」と次々車を降りてくる6人だが、実はタイヤは隠れた場所にいるスナイパーが撃ち抜いたもので、いつ誰が撃たれるかわからない恐怖の中でどうにかこうにか生き残ろうとするのだが…

衝撃のラスト37秒

「衝撃のラスト37秒」というキャッチコピーらしいが、映画本編は短いとはいえ1時間半程度あるので37秒のために5363秒を耐えなければいけない。もうこの時点でちょっと前のめりになるぐらい面白い。「お前は俺を5363秒釘付けにできるかな?」と期待で胸を膨らませて本編を観ることになるのだが…

以下、登場人物紹介の時点でどんどんネタバレしていくので、ネタバレに故郷の村を焼かれた過去を持つ人はここからは読まないことをオススメする。

登場人物

ジェフ:イケメンマッチョ枠。車のタイヤ交換を進んでひきうけたり、『気は優しくて力持ち』を体現したようなナイスガイ。映画開始約13分で退場する。スカイブルーのサイズ小さめのTシャツが似合ってたのに…残念。

サラ:後述するトッドの彼女。金髪のロングヘアが特徴。SNS依存症的なところはあるがノリの良い陽キャ。ジェフの死体を発見した2分後に退場する。(正確には本退場になるのはもう少し後)

トッド:車の持ち主。チャラそうに見えるが、1番頑張った大賞。既に左肩を撃ち抜かれた状態で、車を撃ち抜くスナイパーに対して工具箱の箱を腕にグルグル巻きにすることで被弾を避けれると提案し、普通に手を撃ち抜かれる。サラの死を受け入れられずに、サラの死体の側でウロウロしているところをスナイピングされ退場する。

ケレン:6人の中で唯一銃に関する知識のあるサバイバル系女子。ただ、銃の怖さを知っているがゆえの慎重な行動なのかもしれないが何を提案しても「そんなの無茶だわ!」と否定するくせに代案はださない。主人公枠かと思いきや、1番軽率な行動をとって途中退場する。

エリック:タイヤ交換中にトイレに行くといって車の側を離れて茂みに移動したのが運の尽き。茂みにあった木の影に隠れているが、離れているため他のメンバーとロクに会話もできず、スナイパーのリロードの隙をついて隠れる場所が豊富な森の中へ移動しようと走り出した瞬間、普通に脚をうたれてうごけなくなる。その後、何度か被弾し退場する。

ジョディ:タイヤ交換のため到着時刻が1時間ほど遅れるけど大丈夫か?と聞かれた時に「妹の誕生日だから驚かせたい。時間には遅れたくない」としっかりと意思を示したあと「あ、でもそんなの気にしないで!」とみんなが気にするようなことを言っちゃう女子。最も早く退場するかと思いきや、かなり粘る。銃を触ったこともない割にはスムーズに装填したり、ライフルをバンバン撃つことができる能力の持ち主。

ライフルマン:ほとんど車の通らない道路を木の上から監視しながら、通りかかった車や人をただスナイピングしていく謎野郎。スナイピングの腕は尾形百之助もびっくりなほど正確な割には、ケレンがパーカーで作った雑なカカシに何発も撃ち込んだりたまに撃ち損じたりするお茶目な一面もある。仕事はしているのか?なぜこんなことをしているのか?など一切説明されない。

6人の乗っていたバン:アンチメタル(キャプテンアメリカの持っている盾の素材)でできているのか?と思うほど頑丈。中盤あたりで別の車が激突し、相手の車は大回転の末大破するが、このバンは微動だにしない。トッドは「ボロ車」と言っていたが、実はこの映画の中で1番の功労者。

感想

基本的に大きな場面転換はなく、ずっと道路。その道路で大学生6人がずっと狙撃され続けるだけの映画。途中、突然狼が登場するも特に何もすることなく銃声にビビって逃げて行ったり、偶然通りかかった車(ほとんど車が通らない道路で1日に2台も通る日があるのか)がえらいことになったりする。

グロ度が割と高めなので、苦手な方にはオススメしないが、何人かでワイワイ言いながら観ると面白いかもしれない。

ちなみに私は1人で4回観たが、観た直後はいつも「なんやこれ」と思うのだがこのグダグダ感、何も説明してくれない不親切さ、癖になってんだ。本当に思い出したようにたまに観たくなる。

ちなみにNetflixでもアマゾンプライムでも観れるので、めちゃくちゃ暇な時に観て欲しい。


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