小学館の炎上について

はじめに

 個人的にマンガは最近あまりよまず、アニメからすごく面白かったら入るていどだったりする。とはいえ、今回の件はマンガ原作のTVドラマ化によって引き起こされた悲劇、原作者の自殺という点で、ちょっとメモっとこうと思う。

冷静になれだと?

 Youtubeの動画かどこかで「冷静になれ」みたいな変なのが見えたので、人が亡くなってるのに何言ってんだろうとも思う。いわゆる、第三者として「落ち着いて考えろ」というほうが、さらなる高みに我々はいるのだ、とでも言わんようで、対岸の火事としかみなさない私は高みのものだみたいなのは鼻についた。

ダメな企業はつぶれるべし

 ま、それは別として、ブラック企業の話をしてしまえば、それは従業員も含めてその会社を存続させることに加担しているので、たとえそれでご飯が食べられていたとしても、ブラック企業を存続させるという悪に加担しているんだろうなぁと思ってる。(昔の自分もそうだった)

 だから、周囲が不買に走って、ブラック企業の従業員もよそへ行く、そしてブラック企業が消えていく流れは、悪いとは思わないのよね。一時的に、従業員は大変だとしても、長期的にはブラック企業が残ってしまうよりいい。

 もともと、名探偵コナンとかマンガはもちろんアニメも昔少し見てた程度で、さっぱりなので、小学館関連のものとは縁を切ってもいいのかな、とも思ったりする。

 たしかに、今そこでマンガを描いている作家さん達には、痛手にはなる。でも、自浄作用もない、これまでも問題があった小学館がなくなったほうが、今後、マンガを描く人にとって「ここは避けとけ」みたいなこともなくなるんじゃないかと思ったりする。

 日テレも小学館も、ちゃんと対応しているとは個人的に思えないのよね。もともと、マンガやアニメをTVドラマにするのは好きではなかったりするってのも1つあるけど。

 葬送のフリーレンもサンデーで小学館なのかな。アニメが人気でも、さすがにマンガはもう手を出す意味を僕としては失った感がある。

 どんな作品も必ずうまくいく、というわけではないにしろ、原作を食い物にしてるんだなぁ、って思ってしまったかな。

 電通でもそうだったように、人が死ななければ体制を直せないという日本社会の闇の一つではないか、とも思ったりもする。

 そう、せめて、体制が変わる、それができなければ、焦土と化すくらいの運動は起きてもいいと思う。まぁ、僕はそのあたりやや過激な考え方になりがちではあるけど。

他者が創るということについて

 僕は個人でゲーム制作をしていて、絵をかいてもらったり、音声を依頼することがある。自分でも絵をかいたり、素材を使うけど、その辺はまた別として。

 そうした、自分がすべて主導できる場合においても、なんでも自由にはできない、ということを、僕はわりと理解していたりする。

 その規模が大きくなれば、なおさら難しくなるんじゃないかと思う。

 それでも、ラノベ・なろう・マンガを原作としたアニメ化はここまでひどいことはなくなってきた。良いものも多い。

 だから、なおさら思うんだよね。マンガなどを原作にTVドラマを作るのを許すのはもうやめたほうがいいんじゃないかなって。

 敬意をもってグダグダに批判されていることが多いのに、敬意をもってやれないなら、無くなっていいと思う。

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