見出し画像

第6節サレルニターナ戦レビュー

どーもemgiappoです。

インテル戦ではアンドレアッツォーリの手腕が評価されました(多分)。
それを受けてのサレルニターナ戦。
ミッドウィーク開催ということでレビューは書かない予定でしたが、結果は・・・

勝利!!!

ようやくシーズン初白星。最下位も脱出しました。
しかもホームで勝ったということで色々と感情が高ぶったので、レビューも勢いに任せて書こうと思った次第です。


①サレルニターナ戦の戦術は?

DAZNで発表されたフォーメーションは以下。

4-3-1-2ですが、カンチェッリエーリがトップ下になってますね。
これは違います笑
実際のフォーメーションは以下のような感じでした。

4-3-2-1のツリー型で、シュペンディがワントップ、カンチェッリエーリがウィング気味で、バルダンツィがトップ下寄り。

●インテル戦との違い「その①:ヴァルキエヴィツ」

・エブエイに代えてべレジンスキ
・ラノッキアに代えてグラッシ
・マリンに代えてファッツィーニ
です。
この意図ですが全て「ヴァルキエヴィツ」の影響かと思っています。
イスマイリとの違いは守備力が弱くなる一方攻撃力が上がる、です。
つまり、

・守備サポートでグラッシ(ラノッキアより守備型)
・守備サポートでべレジンスキ(エブエイより守備力高)
・その分右サイド攻撃のためにファッツィーニ

が明確な違いです。

●インテル戦との違い「その②:カンチェッリエーリ」

カンビアーギに代えてカンチェッリエーリがスタメンでした。
これは今節の一番の肝となる起用です。
途中両サイドバックが怪我で交代したことも影響していますが、フル出場しています。
ヒートマップを見れば分かりますが、とにかく左サイドを動きまくっていて、
攻撃に守備にフルスロットル状態であることが分かります。


カンチェッリエーリをどう生かすか。
サレルニターナのロバートをターゲットにした戦術ですが、守備面でもマッツォッキやカンドレーバの対応を求められていたはずです。

●攻撃のポイント「その①:両サイドから」

今節も間違いなくバルダンツィですが、前節よりも自由にさせていた印象です。
インテル戦は守備面でのタスクも半分くらいあったので右寄りでしたが、
今節はあらゆるところに顔を出していました。ここはおそろく「任す」的なものと思われます。
そのバルダンツィを支えるのが両サイドからの押し上げ。
まずはファッツィーニ。
前節のマリンと同ポジションですがヒートマップを比べると分かる通り、


マリンが本当に右に張って守備をしていたのに対して、ファッツィーニはカンチェッリエーリ側にも結構行っています。
これも攻撃のポイント。
インテル戦よりも攻撃に時間を割くことが出来るため、
ボール奪取からの突破、細かいパス、裏抜けなど多様の攻撃をしかけていました。

一方、左はカンチェッリエーリの独壇場で、そこに自由を与えられたバルダンツィが顔を出す(なんならファッツィーニも)感じでした。
ここも結局右と同様ですが、ロバート側の守備をルペルトやカカーチェ(当初はペッツェッラ)のパスから崩すのが目的ですね。

●攻撃のポイント「その②:ヴァルキエヴィツの縦パスやクロス」

先ほど、イスマイリの代わりにスタメンとなったヴァルキエヴィツの特徴を書きましたが、攻撃への参加を得意としています。
自分でボールを持って運ぶこともしますし、縦へのスルーパスなども得意としています。
(よってそこで抜けた箇所のカバーをグラッシが行い、中央にマレーが寄るという図式)
バルダンツィによる得点シーンもヴァルキエヴィツの長いパスが起点でした。

ヴァルキエヴィツがパスを出す瞬間


②緊急事態発生

序盤早々、両サイドバックのペッツェッラとべレジンスキが怪我で離脱。
代わりに、カカーチェとエブエイが入りました。
この「エブエイ」側が結構やらていましたね。
そもそもヴァルキエヴィツのスタメン=守備力が下がるという話をしましたが、
そのカバーにグラッシ、べレジンスキでした。
そこに、これまた狙われやすいエブエイなので、冷や冷やしながら観ていました。
後半は好機を何度か作らせてしまっていた印象ですが、
運を味方に付けてウノゼロで何とか終えることができました。

③今後のアンドレアッツォーリの思惑は

試合は1-0で勝ちました。守備面での徹底も浸透してきていると思います。
そうなると「いかにして点を取っていくか」が課題になりますが、決定力が低いのは相変わらず。
シュペンディやカンチェッリエーリも何度か決定機を外しています。

今回はミッドウィークだったということで、選手の起用も様々でした。
特徴的だったのは
・シュペンディに代えてワントップに入ったギャシ(ウィングのほうがやりやすそうではありますが)
・ラノッキアを温存(休ませる)
・コヴァレンコは温存(未だ18分のみの出番)
もちろん監督の好みや戦術もあると思いますが、バリエーションが増えるのはいいことだと思います。
ここに来て、アッカルディの乱獲が功を奏しているんですかね。

おそらく中心になるのはバルダンツィですが、サレルニターナ戦を見る限りかなり自由にさせている印象です。
怪我や累積警告での出場停止が怖いですが、バルダンツィを周りがいかに活かすかが今後のキーポイントになると思います。
そうなると、マルディーニの回復が待たれますね。
現状はツリー型の4-3-2-1なので、左マルディーニ、右バルダンツィなど楽しみな部分が多いです。
間違いなく調子は上向きになってきているので、このまま着実に勝ち点を積み上げていければと思います。


④おまけ 今週のエモいシーン


ゴール後のコルシ会長と愛娘レベッカ嬢

そりゃ、大喜びですよね。

ゴール後のトネッリ

マルディーニ、イスマイリも後ろにいますね。

エンポレーゼ的には、こね2シーンを見れただけで満足です。

次節も勝つぞ!
Forza Empoli!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?