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「スーパー・ニンテンドー・ワールド」へ行ってきた

大阪のUSJ内にある「スーパー・ニンテンドー・ワールド」へ行ってきた。細部まで趣向が凝らされた、すばらしい世界観表現だった。

なんといっても感動体験の白眉は、エリアに入った瞬間。視界全体に広がる、マリオのステージを見たときだろう。

見渡す限り、マリオの世界

ここは「土管を通ってワープし、飛び出した先の世界」という演出になっており、直前の場所は天井が低く、暗めで、トンネル状の空間にしてある。そこからぱっと開けた空間に出て、眼前に色鮮やかなパノラマ風景が現れる…という仕掛けだ。

開けたエリアの直前に閉塞感を作り、目線を低く誘導するアプローチは、ディズニーランドや、ディズニーシーのエントランスでも使われている。この配置は、神社の鳥居から境内への流れを思わせる。

(ちなみに、ディズニーシーはさらに手が込んでいて、狭いエリアは道をうっすら下り坂にして視線誘導してあるらしい。巧みだ)

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あと、マリオの世界に引き込む演出として印象が強かったのは、至るところに配した「コインの回転」だった。

全部同じリズム。1秒で半回転する

ゲーム本編でもおなじみの、コインのアニメーション。複数のコインが同期したまま、一定のリズムで回転する様は、現実ではあまり見かけないリアリティラインのものなので、おのずと非現実の世界に来た感が強まる。

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翌日には、淡路島にある「ドラゴンクエストアイランド」も見てきた。今週末にリニューアルオープン予定で、いまは先行体験期間だ。こちらも素晴らしかった。

こちらもディティールまで凝っている

プレイヤーは戦士や武闘家などをロールプレイし、ドラクエの街並みを再現した世界の中で、手軽なリアル脱出ゲームを体験させる‥というアトラクション。

世界観再現の行き届き具合が魅力だが、やはり特に音楽の力が偉大だ。BGMとSEが再現されているだけで、世界があっという間にドラクエの色に染まる。

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